空犬通信

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「海文堂生誕まつり「99+1」」が終了しました……そして秋には町本会で?!

先日の記事で紹介しました、海文堂書店の100周年を祝う展示「海文堂生誕まつり「99+1」」が終了しましたね。「神戸の老舗書店「海文堂」 幻の生誕100年まつり盛大に/兵庫」(6/16 THE PAGE)。


海文堂 99+1 チラシ表海文堂 99+1 チラシ裏

記事の一部を引きます。《昨年9月に閉店した、神戸市中央区の元町商店街の顔だった「海文堂書店」の「幻の誕生100年」を記念するイベント「99+1」がこのほど、同区の「ギャラリー島田」で行われ、かつての常連客などでにぎわった》。


《今回のイベントでは、しのぶ写真の展示や記念ポストカード、復刻ブックカバーの販売などを行った。「今回の収益などを基にして、『海文堂書店の本』として、ちゃんとした本に残したい」と、「ギャラリー島田」のオーナーで、海文堂書店の元社長の島田誠氏。海文堂の閉店で元町商店街から書店が姿を消したことなどもあり「本というキーワードで、街づくりに(海文堂書店の足跡が)係わっていく可能性はあるかもしれない」と、島田氏は今後への期待も口にした》。


海文堂 99+1 カバー海文堂 99+1 ハガキ

↑復刻ブックカバー(左)と記念ポストカード。ポストカードは、ひと昔前の店頭の様子が写る写真や、最終日でしょう、お店の前が人だかりでうまっている様子の写真、お店の内外を描き出したイラスト・版画、書皮のデザインなど、海文堂書店を愛した人なら、眺めているだけで目頭が熱くなりそうなものばかりです。



記事で、気になるのは、《「海文堂書店の本」として、ちゃんとした本に残したい》の部分ですよね。今回の展示、ぜひにと誘っていただいていたんですが、ブックンロールの直前の時期で休みなども取りにくいこともあり、都合をつけることができませんでした。よほどがっかりしているのが伝わったのか、元海文堂書店の平野さんが、参加できなかった空犬のためにと、記事文中にもある、ブックカバーやポストカードなどを一式、送ってくださったのです。


平野さんが送ってくださった海文堂セットのなかには、「海文堂書店のあゆみ」と題された、薄い冊子がありました。


海文堂 99+1 年表1海文堂 99+1 年表2

中を開くと、年表になっていて、1914(大正3)年から2014(平成26)年までの、同店100年の歴史がまとめられているのです。しかも、こまかく丁寧に出来事が拾われていて、情報でぎっしりです。こんなすばらしい年表ができていて、しかも、お店の写真資料などもたくさんあると聞きます。であれば、あとは、それらを元に、ふくらませていけば、すぐにも1冊の本になるのではないか、一応これでも編集者の端くれととしては、そんなことをすぐに考えてしまいます。


「海文堂書店の本」、実現されるといいですね。


今回は、残念ながら展示も見られませんでしたし、6/12に関係者で開かれた会にもお誘いいただいていたのに参加できませんでした。でも、会に参加した夏葉社島田さんが様子をいろいろ教えてくれましたし、関西の知り合い書店員さんが、展示の様子がわかる写真を送ってくれたりもしました。そこへ、平野さんからの贈り物まで。写真や、送っていただいたカバーやポストカード、それらを眺めていると、海文堂の生誕まつりにほんの部分ぐらいは参加できたような、そんな(図々しい)気もしてきたりします。


今回のイベントは、ただ、お店の昔の写真や、備品を見せるだけでなく、カバーやポストカードなどを新たに作成したりしていますから、準備もかなり大変だったのではないかと思います。でも、海文堂書店のことを忘れない関係者みなさんのおかげで、海文堂書店を愛した人たちが、100周年を一緒にお祝いにすることができたわけです。参加できなかったぼくのような遠方の本好き本屋好きも、あちこちでうれしい思いをしているのではないかと思います。あらためて、今回のイベントを実現された関係者のみなさんに、お礼を申し上げたいと思います。そして、おつかれさまでした。


最後に、やや気が早い宣伝を。今度の9月末で、海文堂書店閉店から1年となります。閉店1年に合わせて、町本会では、海文堂書店関連のイベントを「東京で」行うことを計画しています。出演者はほぼ決定、現在はイベント(トーク)の内容と、会場などについて、調整中です。日程は、9/26(金)を予定しています。詳細は確定次第、空犬通信と町本会blogにてご案内します。海文堂の展示、行きたかったけど、神戸じゃなあ(涙)という思いをされた関東の本屋好きのみなさんは、楽しみにしていていただければと思います。


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