空犬通信

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フロアがまるごと洋書売り場?!……紀伊國屋新宿南店に驚愕の巨大洋書売り場が出現【更新】

この記事にはびっくりしました。もちろん、うれしいほうの「びっくり」です。



しょっちゅう同店の洋書売り場に出没したり、そのことをツイートしたりしているせいか、同店の洋書売り場のツイッター「紀伊國屋書店洋書部(@Kino_Yosho)」さんがわざわざ知らせてくれました。


記事を見てみます。《株式会社 紀伊國屋書店(代表取締役社長 高井 昌史)はこの度、新宿南店洋書売場を拡大し、“Books Kinokuniya Tokyo” として5月29日(木)オープンいたします》。


《紀伊國屋書店の海外店は、「世界をつなぐ、紀伊國屋書店」として、本を通じて文化の発展と人々の相互理解に寄与することを目指しており、“Books Kinokuniya Tokyo”は、新宿南店の一分野であった洋書売場を6階フロア全域(300坪)に大幅拡大するとともに、海外店をモデルとした、これまでにない日本最大規模の洋書空間を誕生させるものです》。


ひえーっ! 《洋書売場を6階フロア全域(300坪)に大幅拡大》って、まじですか。300坪と言えば、商業施設や駅ビルなどに入っているワンフロア型の中型書店の規模ですよ。それが全部洋書売り場! なんとも思い切った売り場改装ですね。長く新刊書店のいろいろ追っかけてきましたが、見たことも聞いたこともないタイプの改装です。


くわしくはプレスリリースを見ていただくのが早いんですが、個人的にも大変気になりますので、もう少し中身を見てみましょう。どんなお店になるのか。「店舗コンセプトと特長」に、以下のような説明があがっています。


《海外の文化や刺激に興味を持つ邦人顧客に加え、東京近郊在住の英語を使って日常生活を営む外国人(推定40万人)をターゲットとしてまいります》。《イベントスペースでは英語の絵本読み聞かせや海外作家のトークイベントを実施します。2020年の東京オリンピックを控え、インターナショナルな都市に変貌する街・東京にふさわしいブックストアを目指します》。


これまでも、丸善と並んで、都内の洋書売り場のなかでもっとも充実した売り場の1つを実現していて、在庫点数も多かった同店ですが、品ぞろえや在庫点数はどうなるんでしょうか。《在庫冊数を現在の約2倍である12万冊に増加いたします。 従来から扱っている専門書に加え、フィクション、絵本・児童書、海外マガジン、さらにはフランスやイタリアなど英語以外の書籍、海外コミック・アメコミの取扱いを強化します》。12万冊……すごいですねえ。丸善丸の内本店がたしか20万冊ほどの在庫点数をうたっていて、それには及ばないものの、専門書やかための本が強い丸善とは、品ぞろえ的にかなり雰囲気の違ったものになりそうですし、何より、あの広い売り場が全部洋書売り場になったら、見た目のインパクトもすごそうです。これは楽しみだなあ。


オープニングイベント・フェアがいくつか用意されていて、セールのほか、「柴田元幸さんトーク&サイン会」などもあるようですし、予定のなかには「英語落語」など、気になるものも入っています。くわしくはプレスリリースを見てみてください。


ところで。プレスリリースに「Books Kinokuniya Tokyoの概要」があって、所在地や売り場面積などが並んでいるんですが、そのなかに、「キャッチフレーズ」という項目があり、「Serving book addicts since 1927」となっていました。いいですね(笑)。ぼくも、同店を利用する"book addicts"の1人として、オープンの日に駆けつけたいと思います。



オープンは5/29。前日、前々日は売り場が閉鎖になるようです。「【新宿南店】 2014年5月27日(火)、5月28日(水)  6階売場閉鎖のお知らせ 」。ちなみに、新宿南店の6階には、洋書のほかに、辞書・語学書、芸術書・楽譜の売り場もありますが、これらはどこに移動になるんでしょうね。当然、他のフロアも配置・レイアウトが変更になるはずで、フロアをまたぐ改装になるのでしょうが、そのあたりの詳細はまだサイトにも出ていないようですね。少なくとも5階は改装になるようで、こんな案内が出ています。「【新宿南店】 5階売場 営業時間変更のご案内(2014年5月13日(火))」


思えば、この10年ぐらい、Amazon.cp.jpの上陸以来といったほうがいいでしょうか、は、洋書店・洋書売り場にとってはまさに苦難・受難の時代だったと言えるでしょう。神保町のタトル商会や銀座のイエナ、西山洋書、代官山のハックネット、神戸のランダムウォーク・ブックスといった、洋書好きにはその名をよく知られたお店が次々に閉店。LOGOSも縮小で、リブロ・PBCの売り場の一部に名をとどめるのみとなり、神保町の北沢書店も縮小で、一般新刊洋書の扱いはなくなり、洋雑誌やペーパーバックを大量に扱い、しかも値段も手頃だったタワーブックスも改装で、以前のような洋書店ではなくなってしまいました。一般新刊書店内の洋書売り場も、縮小になったところが多く、なくなってしまったところも少なくありません。


洋書について書いた以前の記事に、こんなふうに書いたことがあります。《紀伊國屋書店新宿南店の洋書売り場は、質量ともに充実していていいですね。洋書は和書以上にオンライン書店、とくにAmazonの影響が大きいのか、都内の洋書店・洋書売り場はなかなか厳しい状況と聞きますが、そんななかにあって、この規模の売り場を維持しているのは、ほんとうにすごいことだと思います。紀伊國屋書店新宿南店には、丸善丸の内本店、渋谷のタワーブックスらと並んで、都内の洋書売り場の「砦」として、がんばってほしいものです》。


こんなことを書いた数年後に、うち、紀伊國屋書店新宿南店が、現状維持どころか、さらに拡張、しかも大幅拡張することになるとは、まさか夢にも思いませんでした。いち洋書読みとして、“Books Kinokuniya Tokyo”、全力で応援したいと思います。関係者のみなさん、オープン直前で大変なときだと思いますが、がんばってくださいね。すてきな売り場、楽しみにしています。



追記(5/19):売り場変更になるジャンルの扱いがどうなるか詳細がわからないとしましたが、その後、記事を読んでくれた知り合いが、店頭に案内が出ているということで、知らせてくれました。店頭の案内によれば、
5/16から「語学」は5階へ
5/21から「芸術」は2階へ
5/22から「タレント本」は1階へ
5/29から「図書カード・ギフトカード販売カウンター」は5階へ
それぞれ移動になるそうです。
さらに、1階の「DVD・CD」と、6階の「楽譜」については、5/18で取扱が中止となったそうです。


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