空犬通信

本・本屋好きが、買った本、読んだ本、気になる本・本屋さんを紹介するサイトです。

不忍ブックストリートの「一箱古本市」を見てきましたよ

この連休は、空犬名義で関わっている本の関係で、自宅でしなくてはいけない作業があって、不忍ブックストリートの「一箱古本市」「上野の森親子フェスタ」は、今年は無理かなあ、とあきらめていたんですが、予定よりも順調に作業が進んでいることもあり、また、少しぐらいは息抜きもあったほうが後半の作業にはずみもつくだろう、なんてこともありで、要するに、それなりに言い訳もたったので、独り、絶好のお散歩日和のなか、千駄木まで出かけてきました。


140503一箱古本市 マップ

不忍ブックストリートの「一箱古本市」、ここ数年は親子で参加していたのですが、今年は家族に用事があるため、単独参加。お店も市も独りのほうがゆっくり見られるし、自分のペースで回れて気楽なんですが、おかしなもので、親子で来るのが毎年恒例のような感じになると、独りだとなんだかものたりないというか、さびしい感じがしてしまいます。ほんと、勝手なものですね。


まあ、それはともかく。千駄木で降りて、まずは往来堂書店を目指します。途中、ブックス&カフェ・ブーザンゴが開いていたので、寄ってみました。往来堂書店にはしょっちゅう通っているので、千駄木駅と往来堂書店の途中にある、同店の前はよく通るんですが、夕方からオープンということで、昼に行くことの多い身にはなかなか寄るチャンスがなかったんですよね。サンドイッチもあるというので飲食も試したかったんですが、ぼくが寄ったときはカフェはまだ、とのことでした。翻訳文学など、よくセレクトされた本が並んでいます。


140503一箱古本市 往来堂

↑往来堂書店。店の前に一箱が出ています。お店に入る前に、早速知り合いにばったり、店内で笈入さんとおしゃべりしていたら、また別の知り合いにばったり。毎年のことですが、一箱古本市の日はあちこちで知り合いに会ったり、見知った顔を見かけたりします。


140503一箱古本市 谷根千ちいさな

↑往来堂書店では、『谷根千ちいさなお店散歩』を購入。よく売れているそうです。


途中、一箱や小さなお店をのぞきながら、へび道、よみせ通りをぶらぶらと日暮里方面へ。天気が良すぎて、歩いていると暑いぐらい、道行く人の格好はもう夏のそれでした。


140503一箱古本市 コシヅカ

↑一箱古本市の会場の1つ、よみせ通り沿いの「コシヅカハム」。


140503一箱古本市 ユウマリ堂140503一箱古本市 ユウマリ堂2

↑よみせ通りに出ていたお店「ユウマリ堂」で購入したもの。書名が函の表1側に出ていない変わった装丁ですが、木山みさを編『木山捷平 父の手紙』。


140503一箱古本市 ほうろう1140503一箱古本市 ほうろう2

↑古書ほうろうの前は、一箱が数店出ていて、にぎわっていました。



古書ほうろうは、いつ来ても気になる本がたくさん目につく、すてきなお店。もっと頻繁に来たいところなんですが、往来堂書店でいつも長居をして時間が足りなくなるのと、まとめて回るには微妙に距離があるのとで、ふだんはなかなかおじゃまできません。今日も、通路を通るのが大変なぐらい、たくさんの本好きのお客さんたちでにぎわっていました。BGMは、先日訃報が流れた松岡直也さん。店主の宮地さんがお好きなんだとか。今日の天気にぴったりのBGMでしたね。


140503一箱古本市 ほうろう購入本140503一箱古本市 ほうろうチラシ

↑いくつも目についた気になる本のなかから、泣く泣く1冊だけ(というのは、あちこちで買い物をしたかったし、帰りに吉祥寺で買い物もしていく予定だったので)選び出したのがこれ。『別冊話の特集 色川武大・阿佐田哲也の特集』。長く色川武大読みをしていると、こういう割によく見かける関連本はいつでも買えるような気がして、気がつくとずっと持ってなかったりするんですよね。右はいただいてきたイベントのチラシ。来週、連休明けから始まる豆本展が気になります。


帰りは、谷中ぎんざを抜け、武藤書店と古書信天翁に寄ってから、JR日暮里に出て、帰りました。そういえば。古書信天翁では、先日、書店を離れてしまったばかりのJさんにばったり。お店を離れることにしたという連絡をもらったときに、いつかどこかでふらりと会えるといいですね、なんてことを返事に書いたばかりだったので、あまりのタイミングにびっくりしてしまいました。本屋さんというのは、人に出会う場所でもあるのだなあ、とそんなことをあらためて思ったりしました。


140503一箱古本市 やなか銀座

↑夕やけだんだんのあたりからの眺め。谷中ぎんざは、ふつうに歩いて通り抜けるのも大変なぐらいの人出です。


ところで。谷中ぎんざの途中にある町の本屋さん「武藤書店」。店頭で「街並みハガキ 起こし文」というのを売っていて、通りを行く人もけっこう足を止めて見ていたりするのですが、本屋さんの中に入る人は残念ながら少ないようですね。今日は独りだし、時間もあったので、店内にしばらくいて、棚をじっくり見てみたんですが、(広さを考えると)けっこう長いこといたのに、その間、お客さんは一人も入ってきませんでした。通りには、あんなにもたくさんの人が、通りからあふれるほど歩いているというのに……。


今日は帰りに、吉祥寺で、BOOKSルーエとパルコブックセンター吉祥寺店にも寄ってきました。休日の吉祥寺も、谷中同様、街にはすごい数の人がいて、入れる飲食店を見つけるのも大変だったりするのですが、それだけ街に人がいても、本屋さんはそうしたにぎわい、人出の恩恵にはあずかりにくいようで、どちらのお店でも、そんなにお客さんの入りはよくない、という話でした。


休日の街がイベントや新しい商業施設などでにぎわうのはいいのですが、書店がそういうにぎわいの蚊帳の外にならないようにするにはどうしたらいいのかなあ……散歩と買い物で楽しく過ごせた半日だったんですが、帰り道、そんなことをつらつらと考えてしまいました。



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