空犬通信

本・本屋好きが、買った本、読んだ本、気になる本・本屋さんを紹介するサイトです。

6月の町本会公開会議の会場、石堂書店はこんなお店です

町本会公開会議第7弾「「町には本屋さんが必要です会議」〜町本会公開企画会議 Vol.7@石堂書店〜」の会場は、横浜は菊名、最寄り駅でいうと東急東横線の妙蓮寺近くにある町の本屋さん、石堂書店。しばらく前のことになりますが、イベントの打合せがてら、お店を拝見してきましたので、お店の様子を簡単にご紹介したいと思います。(店内写真はすべてお店の方に断って撮影したものです。写真は3月末の様子で、お店の様子は変わっている場合があります。)


妙蓮寺は快速の止まらない、小さな駅。駅を降りるとすぐに駅名になっている妙蓮寺が目に入る、門前町です。


妙蓮寺駅

駅を出てすぐの通りには、ドトールやオリジン弁当やドラッグストアなどのチェーン店がいくつかありますが、ひとつ路地を入ると、そこは昔ながらの商店街のたたずまい、お総菜屋さん、履き物屋さん、八百屋さん、柏屋さんなどが並んでいます。ケータイ屋さんもチェーン店もない、その光景は、ぼくが小学生のころ(昭和40年代後半)のものといっても通りそうなもので、なんだか妙になつかしくて、うれしくなってしまいました。


ただ、古びて活気がないというわけではありません。商店街は、いわゆるシャッター街化しているわけではなく、そんなに大きい通りではないのに、店数も人通りもあります。ちゃんと商店街として機能し、生きているのです。石堂書店は、そんな商店街の中程にあります。


石堂書店 外観1石堂書店 外観2石堂書店 店頭飾り付け

↑石堂書店の外観。店頭に雑誌が並び、学年誌ののぼりが立っているなど、まさに昔ながらのたたずまい。


お店の案内をしてくれたのは、beco talkとして西荻窪で行われた第2回公開会議に遠路参加してくださった2代目店長の石堂邦彦さん。現在は、息子さんの智之さんが3代目店長として、お店を取り仕切っています。


お店の広さは30坪。横長の造りで、間口が広く、採光も十分なため、お店の角にも死角がなく、とても明るいお店です。


石堂書店 新刊平台石堂書店 米石堂書店 新刊面陳

↑店内入ってすぐの新刊平台。風評被害で苦戦しているのを応援しようということでしょう、新刊台で福島県産のお米が売られているのが目を引きます。台の側面には、入荷曜日別に並べられた新刊やフェア関連本などが並んでいます。


石堂書店 文庫棚

↑文庫棚、以前はレーベル別だったのを、智之さんの代になってから五十音別にしたそうです。


石堂書店 児童学参石堂書店 奥の壁石堂書店 実用書

↑左は児童書・学参。中は、雑学系文庫、新書、ビジネス他の単行本が並ぶ店内奥の壁面棚。右が、その奥の実用書。ジャンルのガイドプレートの代わりに、並んでいる本をやわらかく紹介するような文言を記した紙が、棚のあちこちに差してあったり貼ってあったりします。



石堂書店 地元著者石堂書店 地元著者2
石堂書店 地元著者POP石堂書店 地元著者POP2石堂書店 地元著者関連本

↑決して大きくはない売り場に、地元著者棚が作られているのが目を引きました。点数こそそれほど多くはないのですが、著者が取り上げられた新聞記事のコピーを貼ったり、後述する、2階イベントスペースで行われているイベントや講座と連動したPOPを掲示したり、その関連本を並べたりと、存在感のある売り場になっています。


石堂書店 神奈川大賞投票箱

↑レジの脇には、神奈川本大賞の投票箱も。


石堂書店 コミック石堂書店 コミック2

↑お店の斜め前には、庇に「コミック&こどもの本 いしどう書店」と店名が見えるスペースがあります。かつては、コミックと児童書の売り場を独立させていたそうですが、現在は、古本市を開催したときの古本や在庫の一部などのストック場になっています。ときどき、イベントスペースとして使用することもあるそうです。


石堂書店 2階イベントスペース

↑お店の2階にあるイベントスペース。読み聞かせや俳句の講座といったイベントに使われているそうです。お世辞にもしゃれたイベントスペースとは言えませんし、飲食の設備などもないようですが、自社物件にこのサイズの自由に使えるスペースがあるというのは、かなり恵まれた環境だと言っていいでしょう。こちらも毎月のようにイベントの企画を考えている身なものですから、イベントスペースを眺めているだけで、いろいろアイディアがわいてきます。石堂さんとの打合せのときに、スペースの活用法について、わたくし空犬からもいろいろアイディアを出したりしました。公開会議当日は、石堂さんから、過去のイベント実例の報告だけでなく、今後のイベントのあり方や新しいアイディアについても、いろいろ聞けそうで、楽しみです。


石堂書店 書皮

↑こちらは書皮(ブックカバー)。


取材のために、しばらくお店におじゃましたのですが、入ってくるお客さんが、ほぼ全員、「こんにちは」とあいさつしながら入ってきます。入ってくるなり、「『TVガイド』」と、誌名だけを石堂さんに伝え、出てくるのを待っている「ザ常連」みたいなお客さんがいたり(余談ですが、これが隆祥館書店の二村さんならば、その方が入ってきた瞬間に、そのお客さんの目の前に、求める雑誌が差し出されていたことでしょう)。親子で買い物に来て、『ドラえもん』のコミックを買ってもらった男の子が、「これこれ、これ、おもしろいんだよ!」と、その場で、袋から出して、誰に言うともなく、うれしそうに、裸の本を抱えて帰っていったり。仲良し女子中学生2人組が、コミックの棚の前で、「『○○○』あるかな」と、周りに聞かれるのがはずかしいのか、ひそひそ声で、肩をくっつけるようにして本を探していたり。わずかな滞在時間の間に、町の本屋さんならではの光景ややりとりをたくさん目にすることができて、とても幸せな気分にさせられました。


本好き、本屋さん好きならば、周囲の商店街も含めて、楽しい時間を過ごせること請け合いです。「「町には本屋さんが必要です会議」〜町本会公開企画会議 Vol.7@石堂書店〜」に参加くださる方は、イベント開始時間に少し余裕を持ってお出かけください。イベントの前に、ぜひ商店街を散策し、石堂書店の店内もゆっくり見ていってください。


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