空犬通信

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めくってもめくってもレコードのカバーアート……和田誠さんのレコジャケ作品集が出ました

最近出たカバーアートの本の紹介、続きです。もう1点はこちら。



レコカバ サイン本

↑御茶ノ水のdiskunion JAZZ TOKYOで、サイン本を入手しました。


こちらも、先に紹介したサンペの作品集同様(あちらは雑誌の、こちらは音盤のという違いこそありますが)カバーアートに関心のある方なら手にとらずにはいられない1冊でしょう。版元の内容紹介を引きます。《日本を代表するイラストレーター、和田誠のレコードジャケット作品集! 50年以上にわたる音楽(+映画)の仕事をオールカラーで集大成!》《デザイナー、装丁家、エッセイスト、映画監督、絵本作家など多彩な顔をもつ和田誠がこよなく愛する音楽と映画のジャケット・デザインをすべて集めた決定版! 25cm/30cmレコード、シングル、EP、フォノシート、CD、レーザーディスク……学生時代の習作をふくむ350点のジャケットを完全収録! 書き下ろしエッセイ付き》。


「学生時代の習作」までをも含む350点(!)、というのはすごいですね。なんとももりだくさんな内容です。早速、本を開いてみると、当たり前ですが、めくってもめくっても、和田さんイラストのジャケットが続く、和田さんのファンにはたまらない造り。すばらしい。本の装丁でもおなじみの、和田さんのやさしいイラストがはえるジャケットもあれば、写真のものもあります。同じ1人のクリエイターが、正方形のキャンバスの上に、こんなにもバラエティ豊かなカバーアートの世界を生み出すことができるのかと、あらためて驚かされます。



この空犬通信には何度も書いてきましたが、ぼくは、アナログレコードが大好きで、今もよく家でアナログを楽しんでいます。アナログの魅力は、音だけでなく、容れ物、つまりジャケットにもあると思うのです。30センチ×30センチというのは、キャンバスとしては魅力的なサイズで、そのように感じたクリエイターがたくさんいたのでしょう。アナログ盤、とくにLP盤には、すばらしいアートワークがたくさん生まれています。


そうしたアナログのカバーアートを集めた作品集は、今回の和田さんの作品集のように、イラストレーターや写真家でまとめたもの(イエス他のロジャー・ディーンとか)、デザイナーでまとめたもの(ピンク・フロイド他のヒプノシスとか)、レーベルでまとめたもの(ブルーノートとか)、ジャンルやテーマでまとめたもの(レゲエのジャケットを集めたものとか、エッチなジャケだけ集めたものとか)、などなど、いろいろ出ています。で、そうした作品集の多くが、我が家の本棚に並んでいるんですが、今回、そこにまたすばらしい作品集が加わりました。


ぼくのような、アナログ盤のカバーアートに興味がある人はもちろんのこと、デザインに関心のある人にも強くおすすめしたい1冊です。


企画・監修を手がけた濱田髙志さん。その濱田さんが和田さんのトークの相手をつとめる、こんなイベントも予定されています。「アルテスパブリッシング刊『Record Covers in Wadaland』和田誠レコードジャケット集刊行記念 和田誠さんトークショー開催!!(聞き手:濱田高志さん)」


和田誠さんトークショー

《イラストレーター・和田誠さんが、1960年の1作目以来今日までデザインを手がけてきたレコードジャケット350点を集大成した『Record Covers in Wadaland』。その刊行を記念して、愛する音楽をかけながら、50年以上にわたる自らの仕事を振り返るトークイヴェントを開催!聞き手は本書の監修を務めた濱田高志さん。当日はサイン本の販売も行います。ご来場の方にはもれなく特製コースターをプレゼント!》


3/14(金) 、19時からで、場所は東京堂書店神田神保町店6階の東京堂ホール。予約は、店頭・電話・メールで、東京堂書店で受付中。詳細は、上記の案内ページをご覧ください。わたくし空犬も駆けつける予定です。


ところで。和田さんにはこれまでにもすばらしい作品集がいくつかありますが、入手できなくなっているもの少なくありません。それらのうち、たとえば『和田誠百貨店』『同〈B館〉』あたり、アルテスパブリッシングで復刊してくれないかなあ。


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