空犬通信

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全編これ骨だらけの写真集『REAL BONES 骨格と機能美』がすばらしい

新刊案内で見かけて以来、ずっと気になっていたこの写真集を、先日入手しました。



reallbones

内容紹介によれば、《「本物の骨」から作成したスタイリッシュに輝く標本を、動物骨格写真の第一人者が撮り下ろし、標本作製の稀有な専門家である獣医師がその機能美を完全解説する、「アートとサイエンスの融合に成功した。学術的にも図鑑並みの世界を体験出来る。ワールドクラスの大型写真集」》という内容。図鑑好き、動物学の本好きには大変気になる内容ですよね。《魚類から哺乳類に至る各動物群の骨格標本129種218点および詳細な解説を収録》だそうです。


さて、期待しながら手にとった本書ですが、実際に中を見たらびっくりしてしまいました。想像をはるかに上回るすばらしさだったからです。いやあ、これはほんとにすばらしいなあ。表紙の写真(コブラです)でいきなり目を奪われますが、中を開くと、さらに驚愕させられたり、うっとりさせられたりすること必至の写真がいくつも並んでいます。白黒の、それも、骨の写真が最初から最後まで続く本だというのに、見ていて、まったくあきません。


技術的なことはわかりませんが、生物を骨だけにして、それを実際の骨格通りに組み立てて撮影したものなのだそうです(先日のbeco talkに出演してくれた早川書房の山口晶さんが編集担当で、もう少しくわしい話をしてくれたはずなんですが、悲しいかな、素人の理解力では文章で再現できません……)。でも、写真を見ると、よく恐竜展なんかで、復元骨格モデルを展示するのに使われているような、支柱や糸(ピアノ線・針金)などが写っていませんから、いったいどうやってこのようなかたちにし、それを維持して撮っているのか、ほんとうに不思議です。


新刊案内で見かけたときは、とてもおもしろそうな本だけど、値段がちょっとネックかなあ……などと思いましたが、実際に中の写真や本の造りを見てみると、値段も納得で、むしろ、実物を手にしてしまうと、1万円を切っているのがすごいことに思えるようになりました。


写真集『REAL BONES 骨格と機能美』、生き物の本・図鑑などが好きな人には強くおすすめしたいし、ちょっとタイプは違うけど、『[新世界]透明標本』(小学館)や、『世界の美しい透明な生き物』(エクスナレッジ)に引かれた人にもいいかもしれないなあ、などと思いました。


ちなみに、朝日新聞デジタル版に本書の写真特集が掲載されていて、そちらで中の写真が見られます。Webで見るのもいいですが、まずは、書店の店頭で、実物を手にし、この美しい表紙とボリューム感を確かめたうえで、(シュリンクなどされていないか、見本が出ているかして可能ならば)中の写真のいくつかを見てみてほしいと思います。圧倒されること間違いありませんから。


紹介のタイミングが遅くなってしまったせいで、終了3日前のご案内になってしまいましたが、《出版を記念した写真展「REAL BONES G」も、12月14日(土)まで東京・銀座のArt Gallery M84で開催されている。入場無料。詳細はこちらから》とのことです。


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