空犬通信

本・本屋好きが、買った本、読んだ本、気になる本・本屋さんを紹介するサイトです。

どこで本を読むか、それが問題、であることもある

12月になりましたね。(今回は、とくに書店にも、書店本にも関係のない、身辺雑記的というか雑談的な話題です。)



12月は、子どものころから好きな月、好きな季節なのです。寒いのは苦手なくせに。単純な子どもだったので(今もそうですが)、誕生日があって(12月生まれです)、クリスマスもあって、それが終わったら冬休みで、お年玉(は正確には12月ではないけれど、12月の延長みたいな感じで、子どもの心の中では、楽しい月間の行事の1つとしてセットになっていた)もある12月は、なんというか、もう、楽しいことだらけなひと月なわけです。


大人になると、さすがに誕生日やクリスマスに、わーいみたいな感じはなくなりましたが、誕生月なので、映画館のいくつかでは誕生引き割引が利用できたりしますし、そのほか、利用しているショップのいくつかにも誕生月特典があったりもします。大変にささやかなことではありますが、それがけっこううれしかったりします。


冬でいいもの、好きなものといえば、こたつもあります。こたつ、いいですよね。冬場は、もう、こたつで暮らしたい。こたつで食べるみかんは、何割か増しでおいしく感じますし、こたつとビール、こたつとおもちもいいですよね。もちろん、こたつ読書は最高です。(ちなみに、アレルギー持ちにはこたつはあまりよくないそうで、こたつが使えなくなってしまったのでは、とても残念なのですが……。)


冬は、格好(服装)も好きだったりします。やせ気味の体型なので、Tシャツ1枚、みたいな貧相に見えがちな夏の格好よりも、ジャケットやコートでもこっとふくらめる冬の格好のほうが好きなのです。


とまあ、どうでもいいことを書き連ねていますが、ここからが本題です。そんな寒いのは苦手だけど、なんだか好きな季節、というのが冬なんですが、本読みにとってこの季節に困るのが、本を読む場所です。読書というのは、基本的に、じっと動かない行為なので、寒いと、まず集中できません。


ところで。仕事を持っている本読みのみなさんの多くがそうだと思うのですが、ふだん読書をする時間って、だいたい以下の3つにかぎられるのではないかと思うのです。
1)朝夕の通勤の電車の中
2)昼休み
3)夜、寝る前の時間


ぼくも平日はほぼこの3つです。ただ、電車は座れると寝ちゃうことも多いし、昼休みは書店散策もしたいし、夜は映画や音楽に時間を使いたいこともあるし、ブログ書きに時間をとられていたりで、この3つをフルに使える日はそんなに多くなかったりもします。だから、1日1冊とか、場合によってはそれ以上のペースで本を読んでいる、なんて方の話を見聞きすると、びっくりするや尊敬するやらで、もともとの読書の速度の違いもあるのでしょうが、時間の捻出をどうしているのか、気になってしかたありません。


冬場は、この3つに加え、お風呂の時間が加わる、という方も多いでしょう。個人的な印象でしかありませんが、とくに女性にはけっこう多いようですね。


ぼくはというと、お風呂は別に嫌いではないですが、特別好きでもないので、できるだけ短時間に終えて、出てからゆっくりと好きなこと、つまり本を読んだり、ビールを飲んだりしたい、というタイプです。だから、長らくお風呂読書にはまったく興味がありませんでした。そもそも、本好き、とくに古本も利用する本好きにとって、水に濡れたり湿気でふくらんだりした本は、もっとも嫌がられるコンディションの1つですからね。素人でも多少の修復が可能な製本上の傷みや、クリニーングが可能な汚れと違い、水に濡れて波打ってしまったものは、ふつう、素人には元に戻せません。だから、自分の読書行為で、そのようなコンディションの本を作り出してしまうことには、やはり抵抗がありました。


そんな、さしてお風呂に興味がない身にも、この季節、冷え切ったからだをあっためてくれるお風呂はやはりありがたいもの。冬場は多少は浸かっていないと、上がった後も寒い。でも、お風呂にただただ浸かっているのはなんだかひまだし、時間がもったいない(と感じられてしまうところが、なんとなく貧乏くさい感じなのですが……)。で、しかたなく、お風呂読書に手を出すことになります。そんな消極的な理由で始めたものですから、お風呂で本を読むときは、読み捨てにしていいもの、たとえば、古書店・展の目録とか、保存の必要のない雑誌とか、PR誌とか、そういうものを読むようにしていました。


最近では少しそのしばりをゆるめて、文庫やマンガの一部、ペーパーバックなどを持ち込んだりしています。湿っちゃったら、まあ、それはそれでいいか、ぐらいの感じのもの。そういうものを読み始めると、自然、それまでよりも時間も長くなります。いつのまにか、お風呂読書派になっていたわけです。


実際、読み物をそれなりの時間をかけて読むようになると、これが、なかなか悪くない。あったかいし、静かだし、広さも、なんだか落ち着くサイズ。本への影響も、心配していたほどではなくて、びしょ濡れの手でさわったりしなければ、(ヘビーなお風呂読書愛好家のみなさんに比べ、時間が短いこともあるのでしょうが)、ちょっとお風呂の湿気にさらしたぐらいでは、意外に大丈夫なものですよね。出た後に、すぐに棚に入れたり、他の本と重ねたりせずに、乾燥がてら、しばらくタオルの上にでも出しておけば、もちろん多少波打ちが出ちゃうものはありますが、見た目にはなんの変化もない本もけっこう多いことがわかりました。とはいえ、さすがに大事にとっておきたい上製本なんかを持ち込むことはしたくはないのですが……。


お風呂読書で心配なのは、やはり「水没」ですよね。ぼくも2度ほどやったことがあります。一度は手をすべらせて、一度はうとうとしてしまって。前者は、完全水没で、ページがばさりと開いた状態で落ちてしまったものだから、乾いたら、全体がごわごわで、厚さも倍ぐらいに膨らんでいました。これは、さすがに泣く泣く処分となりました……。


後者は、本全体が浸かったわけではなく、半分ほど浸かっただけだったので、とってあるのですが、ご覧の通り、やはり本は水に濡らしちゃいかんのだなあ、ということを実感させられる次第となりました。


ミランダ・ジュライ 水没1ミランダ・ジュライ 水没2

↑そのMiranda Julyさん。表紙だけ見ると、大した被害ではないように見えるんですが、ページを開くと、ご覧の通り、しわしわ……。


というわけで。お風呂読書はなかなか快適ではあるのですが、読む本を大変に選ぶこと、また、水没の危険性について常に気をつけていなくてはならないこと、その2つがまあ、ネックと言えばネックですね。ほんとは、お風呂で読むより、おこたで読書ができれば、それがいちばんいいんだけどなあ……。



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