今回のブックオカ、本人がイベントに参加しただけでなく、自分が関わっているフリーペーパーでも参加させてもらいました。主催イベントの1つで、《今年で3回目、全国の本を愛する書店員が作ったフリーペーパーがブックオカに集結!》という「第3回 書店フリペの世界展」に、「ブックトラック」を並べてもらったのです。
配布されるフリーペーパーや配布店などの詳細は、以前の記事にまとめたので、そちらをご覧ください。
時間がかぎられていたこともあり、また、滞在中に雨に降られてしまったこともありで、全店を回ることはかなわなかったのですが、いくつかのお店の店頭の様子を撮影させてもらいましたので、報告します。
まずは、博多駅周辺の2店から。


↑丸善博多店。こちらは折らずに筒状に丸めて並べるのが特徴です。ルーエ発の「海文堂の伝言」はこちらにありました。11/9、10の週末に行われる「BOOKマルシェ佐賀2013」のチラシも見えます。この平台の左隣の棚では、「福岡の書店員が選んだ激オシ文庫フェア」が開催中。
フリペ展を眺めていたら、知り合いのTさんが寄ってきて、平台には並んでいないフリペをくださいました。「ON READING MARUZEN HAKATA」。ブックオカ2013のためにTさんが作ったもので、フリペ展には出していないのだとか。左は同店発行の「やっぱりえほんっておもしろい」。

↑紀伊國屋書店福岡本店店。大きなフェアコーナーの中央にフリペ展のフリペが並び、そのお隣では「夏葉社フェア」が展開中で、『本屋図鑑』も目立つところに平積み。さらにその右隣は、本の本、本屋さんの本を集めたフェアが、フリペ展の左側では「福岡の書店員が選んだ激オシ文庫フェア」がほぼ全点で展開中。と、この島全体が本好きならしばらく動けないこと必至のフェアコーナーになっていましたよ。こちらには、我が「ブックトラック」を並べていただきました。
続いて、天神周辺のお店から。

↑ブックスキューブリック。入り口すぐ左脇のところにコーナーがありました。こちらにはルーエ発の「徳政令」が。

↑ジュンク堂書店福岡店。1階レファレンスカウンターの近くの台で、「福岡の書店員が選んだ激オシ文庫フェア」とスペースを分け合うような格好で展開。

↑リブロ福岡天神店。入り口の左脇、モニターのすぐ下に写真のようなしゃれた台のコーナーがありました。なお、リブロでは「はれどく」も配布されているのですが、写真に写っていないのは、そのボリュームと気合いの入った表紙でお客さんの目を引いたのでしょう、「はれどく」は大人気だったようで、フリペ展が始まったばかりだというのに、ぼくが取材させてもらったときは切れていて、増刷分を追加する前の、ちょうど谷間だったためとのことでした。
店によって置いてあるものが違い、またディスプレイにも各店それぞれの工夫がこらされているのがわかると思います。訪問したのはフリペ展自体がまだ始まったばかりのときで、どの店でも、それほど減ってはいませんでしたが、各店の様子を聞くと、反応は上々とのことでしたよ。
吉祥寺&三鷹の書店合同フリペで空犬が企画・編集を担当している「ブックトラック」のほか、BOOKSルーエの「徳政令」「海文堂の伝言」と、吉祥寺関連が複数あるほか、吉祥寺だけではありませんが、PBC吉祥寺店のスタッフも関わっているという、リブロ/PBCの若手による店舗横断フリペ「ぶくぶく」も並んでいました。事前にわかってはいたことですが、こうして遠く離れた地の書店に、自分が作ったり、また、自分に縁のあったりするフリペが並んでいるのを見ると、なんともうれしい気分になります。

↑もらってきたフリペたち。数が少ないのは、自分が関係している、または東京でも手に入るものや、知り合いから直接いただけるものはもらわなかったのと、配布時の店頭の様子を見て、残部が少なそうなものも、やはりもらわないようにしたためです。
中央に見えるのが「はれどく」。写真にはカラーで写っていますが、これは関係者の方に特別にいただいたもので、店頭配布分はモノクロとのことです。ボリューム、参加書店のエリアの広がり、書き手の豪華さ、どれをとっても、現時点では書店フリペとしてはもっとも充実したものの1つでしょう。これについては、後日、あらためて記事で紹介したいと思います。
第3回書店フリペの世界展は11/20まで。この記事で紹介できなかったお店やフリペがほかにもありますので、近隣の方はぜひあちこちのお店を回って、ユニークな書店発フリペの世界を楽しんでいただければと思います。