空犬通信

本・本屋好きが、買った本、読んだ本、気になる本・本屋さんを紹介するサイトです。

「本屋さんのすべてがわかる本」というシリーズが刊行されます

自分が『本屋図鑑』という「ザ(the)」のつくような本屋本に関わったので単に類書やライバルが以前よりも目につくようになったということなのか、はたまた、実際に刊行点数自体が多いのか、両方なのか。とにかく、この空犬通信でもたびたび本の本、本屋本を記事で取り上げていますように、このところ、妙に本屋さん関連本が目につきます。この秋から年明けにかけて、また新たな本屋さん本、それもシリーズの本屋さん本が刊行されるようです。



「新文化」10/10号で、このシリーズのことが取り上げられています。それによれば、児童向けのシリーズ全4巻で、第1巻が11月刊行。以降、今年12月から来年2月にかけて、毎月刊行となるようです。新文化の記事によれば、ラインナップは以下の通り。


  • 第1巻 秋田喜代美監修『調べよう! 世界の本屋さん』(2013年11月刊行予定)
  • 第2巻『調べよう! 日本の本屋さん』(2013年11月刊行予定)
  • 第3巻『見てみよう! 本屋さんの仕事』(2014年1月刊行予定)
  • 第4巻『もっと知りたい! 本屋さんの秘密』(2014年2月刊行予定)

版元のサイトによれば、各巻、AB判32ページとありますから、体裁は絵本の造りのようですね。予価は本体2,000円。対象の違いはありますが、2巻以降はテーマ的に『本屋図鑑』の扱っている内容と大きく重なっています。その意味でも、とても、とても気になるシリーズです。


ただ、全4巻で計128頁と、ボリューム的には決してそれほど多いわけではありませんので、はたして、日本だけなく海外のお店までをも含む本屋さんの世界がどれぐらいきちんとカバーされているのか、子どもが読んでほんとうに「すべてがわかる」ようなものになっているのか、興味津々です。


版元のサイトで、第1巻の内容紹介を見てみます。


《本屋さんは教育の宝庫。学べることはたくさんあります。このシリーズでは歴史、国際理解、キャリア教育、メディアリテラシー、読書推進といったあらゆる切り口で本屋さんの魅力にせまります。本の誕生、本の売り買いのはじまり、現在の本屋のかたちがつくられるまでの経緯、世界各国の本屋さんなどについても豊富な写真でわかりやすく解説します》。


32ページの絵本体裁とはいえ、内容紹介を見るかぎりは、なかなか本格的なもの。目次を見ても、おそらく文章中心と思われる歴史の章と、ビジュアルで各国の書店を見せる章の2部構成で、コンパクトにまとまっています。これは楽しみですね。


ただ、このシリーズ、セットでそろえると、8000円超と高めの値づけになっていますから、個人客よりは、学校図書館&公共図書館向けをイメージしたものなんでしょうか。


第1巻の監修者、秋田喜代美さんは、存じ上げないお名前だったので、調べてみると、発達心理学・教育心理学がご専門の方で、読書に関する著者をお持ちのようですが、ざっと見たかぎりでは、書店関連の著書は過去にはないようです。


というわけで、『本屋図鑑』の作り手の1人としても、そして本屋本ウォッチャーとしても、大変に気になるシリーズですので、刊行されましたら、またあらためて取り上げたいと思います。


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