空犬通信

本・本屋好きが、買った本、読んだ本、気になる本・本屋さんを紹介するサイトです。

男の子が観たいもの、ぎゅうぎゅう詰め……『パシフィック・リム』、最高です!

怪獣もロボットも大好きな空犬です。


というわけで、映画『パシフィック・リム』、観てきました。


パシフィック・リム パンフ

全編、怪獣とロボ。いやあ、これ、まぢで最高です。あまりにも楽しかったので、ふだんならまず買わない、パンフまで買ってしまいましたよ。


『パシフィック・リム』、怪獣好き、ロボ好き、特撮好き、SF好きは全員、DVDを待たずに、映画館で、それも大画面+大音量の館で観たほうがいい作品だと思います。でも、DVDが出たら、この手のが好きな仲間同士数人で集まって、ポップコーンやポテトチップス、ビールやコーラを片手に、「出たー!」「よっしゃー!」「行けー!」とか言いながら、誰かの家とか、DVD再生OKなレンタルスペースなどで、DVDをわいわい観るのも楽しそうですね(ほんとにやりたいです)


ギレルモ・デル・トロ監督、ほんと、わかってますよね。脳内が部分的に日本人化しているとしか思えません。飲み屋でおしゃべりしたら楽しそうです。『パシフィック・リム』のパンフのなかでも、すてきなエピソードを披露しまくってくれてますので、ぜひチェックを。


しかし、時空の裂け目から、怪獣が出てくるって(笑)。すごい設定ですよね。どこの男子小学生が考えたのかって。昭和のお父さんたちは全員、ヤプールと超獣を思い出したはずですよね。飲み屋以外の場所で、こんな設定やこんな話で盛り上がっているいい大人がたくさんいる、なんて、ほんと、すてきだなあ。


ネタバレとか、そういうことが問題になる作品ではないですが、どんな怪獣が出てきて、どんな技が飛び出して、みたいなことは書かないでおきましょう。でも1つだけ。ロケットパンチ(!)が飛び出したときは、映画館で独り、思わずガッツポーズですよ。もちろん、心の中で、だけど(笑)。あと、上腕部に出てくる刃物状の武器、チェーンソード(名前の通り、鎖状のものがソードに変形)はライディーンみたいだし、操縦方法もちょっとライディーンっぽい(というか、ジャンボーグA)。パイロットがロボットの頭部に搭乗、その頭部が降りてきてボディに合体するところは、全員がマジンガーZを思い出すはず。まさしく、昭和ロボットアニメで育った世代には、全編ツボだらけ、なのですよ。


ぼくは初回は3D吹き替え版で観たんですが、2回目は2D字幕版を観ました。もちろん、作品は同じなんですが、吹き替えと字幕とでは、けっこう印象が変わります。


怪獣に対するために、各国がそれぞれの思惑を捨てて、一致団結して戦う、という設定なので、いろんな国のいろんな人種が出てきます。吹き替えだと全部が日本語なんですが、字幕版だと、司令官のイギリス英語、オーストラリアのパイロットはオージーなまり、ほかにも、アジアなまりやロシアなまりの英語など、いろんな英語が聞こえてきます。そのため、字幕版では、国境を越えた集まりである感じが、見た目だけでなく、音声的にも強調されていた感じでした。


菊地凛子さん演ずる森マコも、ふだんのしゃべりは英語がメインですが、時折日本語を混ぜて話していました。司令官も、ときどき日本語で応じたりしています。これは吹き替えにはありません(吹き替えでは、日本語と英語の切り替えを思わせるような台詞や部分字幕もなし)。ふだんは英語の、他の外国人兵士たちも、ここぞというときには、お国のことばに戻ったりしています。こういう、いろんなことばが混ざった、ごった煮なやりとりはなかなかリアルな雰囲気を出すのに成功しているのですが、当然ながら、吹き替え版ではわからないところです。


ほかにも、吹き替えと字幕翻訳で感じの違うところがあり、単に、移植しただけでなく、それぞれのスタイルにあったものにアレンジされているのがわかり、なかなかおもしろい。個人的には、吹き替え版に出てきた「ロケットパンチ」が英語でどうなっているのかを確かめるのが楽しみだったんですが、ちょっと違う表現になっていました(ここはぜひ本編で確認してみてください。字幕も「ロケットパンチ」はなし)


というわけで。『パシフィック・リム』、ロボ好き怪獣好きには、ぜひこの興奮を映画館で体感していただきたいです。個人的には、怪獣ものとしては、平成ガメラシリーズ以来の衝撃でした。この世界が好きな方には、吹き替え版・字幕版の両方を観ることをおすすめします。


パシフィック・リム カード

↑初回は新宿のピカデリーで観たんですが、入場特典(?)なのかな、入り口でこんなかっこいいポストカードが全員に配られていました。絵は寺田克也さん。配布館が限定されているようなので、気になる方は、事前に調べていかれるといいと思います。


パシフィック・リム 文庫

↑ふだんは映画のノベライズに手を出すことなどまずないのですが、今回は、買ってしまいました。映画には出てこない裏設定や小ネタが満載で、下手な解説や設定本を読むよりずっとおもしろいという評を見かけたのです。本稿執筆時は、まだ冒頭部分を少し読んだだけですが、映画のストーリーはそのままに、こまかなところを埋めていくようにまとめられていて、いい感じです。


パシフィック・リム 雑誌

↑映画を観るまで読まないでおこうと、とっておいた、ロボ映画特集の『映画秘宝』9月号を引っ張り出しました。ロボット好きは必読でしょう。


イラストレーション ガンダム

↑ロボットが表紙の雑誌といえば、これもありましたが、『パシフィック・リム』には別に関係ありません。すみません……。


怪獣といえば、こんなのも観られますよ。今月は、まさに怪獣月間という感じですね。



ご存じ、“怪獣絵師”、開田裕治さんのイラスト展です。開田さんのサイト、開田無法地帯営業所によれば、前者は、《昨年開催した『幻視怪獣展』では、ゴジラやガメラ、ウルトラ怪獣など王道の怪獣イラストを展示いたしましたが、今年は最も怪獣的なロボット、アニメ作品「聖戦士ダンバイン」に登場したオーラバトラーのイラスト原画を展示いたします》、後者は、《渋谷パルコでの原画展も三度目になりますが、今回はウルトラシリーズは勿論、ウルトラ以外の円谷特撮作品のイラストも展示いたします》というもの。こちらも怪獣とロボットですね。


開田裕治 幻視 スパンアート開田裕治 円谷特撮 パルコ


余談。『パシフィック・リム』の翻訳について。字幕も吹き替えもこなれていて、とくに大きく気になるようなところはなかったのですが、少しだけ、これ大丈夫かなあ、というところがありました。最終決戦に向かう前の、司令官ペントコストの演説の場面。司令官は、「2人の仲間を失った」という主旨のことを口にするのですが、映画を観た方ならお気づきの通り、このときの戦いでは、5人のパイロットが命を落としています。吹き替えも字幕も「2人」となっています。字幕版で英語の台詞を聞いたら、「two crews」と言っていました。ここは、2つのチームを失った」などとすべきところですよね。こまかいことですが、重要な場面なだけに、ちょっと気になってしまいました。


スポンサーサイト

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバックURLはこちら
http://sorainutsushin.blog60.fc2.com/tb.php/2114-6384df47
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

FC2Ad