FC2ブログ

空犬通信

本・本屋好きが、買った本、読んだ本、気になる本・本屋さんを紹介するサイトです。

流水書房青山店を訪ねてきました

今日は仕事納めでした。少し早めに会社を出て、いくつか懇意の書店さんに寄って年末の挨拶をしていこうと思ったら、途中で雨にふられてしまい、書店回りはほとんどはたせなかったんですが、今日で閉店の流水書房青山店だけは、なんとか時間を作り、訪ねてきました。(以下、いつものようにお店の方に断って撮影させていただきました。お客さんを避けながら短時間で撮ったため、写真がいつも以上にぼけぼけですみません……。)


121228流水青山 外観1121228流水青山 外観2121228流水青山 告知

↑地下鉄・青山一丁目駅直結の新青山ビル(青山ツインビル)、西館2階のお店。50坪ほどでしょうか。商業ビル内のお店としては、使い勝手のいいサイズですね。コンパクトなお店ながら、品ぞろえはなかなか個性的で、棚の様子が印象に残るお店でした。


121228流水青山 文芸1121228流水青山 文芸2121228流水青山 文芸3

↑文芸の棚の様子。段ボールが積まれていたり、ごっそり空いている棚があったりなど、店内外のあちこちに閉店直前の光景が見られましたが、この文芸の棚だけを見ると、とても、この日に閉まってしまうような感じには見えませんでした。


たしかに棚は冊数的にはゆるめではあるのですが、棚の空きと本のバランスを考え、面を多用しつつ、POPなど紙類をうまく配し、1冊1冊をとても丁寧に並べているのがわかるディスプレイになっているためです。棚が、なんというか、すごく立体的に見えるのです。


単なる偶然でしょうが、冊数的には限られた本が並ぶ文芸の棚に、ぼくが大好きな「星」の本や、「鳥」の本がたくさん並んでいるではないですか。うれしくなってしまいました。それぞれの関連本から1冊ずつ購入。


121228流水青山 カバー121228流水青山 購入本

右の本は、『鳥の意思、それは静かに』。詩集で、版元は港の人。厳密な意味では「鳥」の本ではないのですが、この書名と、装画、そしてこのたたずまいを見て、中も確かめずに買ってしまいました。この後、文芸のご担当のAさんにもお会いできて、ごあいさつしたんですが、そのAさんと初めてお会いしたのが、港の人のTさんが吉祥寺で開いた会だったのです。Aさんが手がけた棚から、そのAさんにお会いするきっかけになった会を主催した版元の本を選んだことになるわけですね。短時間で選んだにしては、我ながら、いいセレクトだったんじゃないかと、後になって、あらためて思いました。


しかし。こんなにいいお店が、青山のビル内という好立地で、しかも、周囲に強力な競合店・大型店があるわけでもないのに、やっていけないとは……。本当に残念です。ふだんは別のところにいらっしゃる商品部のYさんが、閉店業務のためでしょうか、お店にいらっしゃったので、久しぶりに再会、ごあいさつできたのは、幸運でした。お店の話を少しうかがうことができたのですが、やはりビル自体にかつてのようなにぎわいがなく、お客さんがなかなか上にあがってきてくれない、という感じだったそうです。青山といえば流水書房というイメージの、昔からの利用者や書店好きはともかく、一般のお客さんにとっては、地下鉄の駅を出てから、2階までの動線が、慣れていないとややわかりにくいことも、ふらりと気軽に寄れるのが重要な、駅近くの書店としては、マイナスに作用してしまっていたのかもしれません。


流水書房青山店の関係者のみなさま、おつかれさまでした。30数年間の長きにわたって、青山で、このようなすてきなお店を続けてこられたのは、本当にすごいことだと思います。ありがとうございました。


スポンサーサイト



コメント

残念ですね

流水書房青山店、残念ですね。私も仕事終わり…といっても19:00の閉店間際でしたが訪問しました。Yさんと言葉を交わし、Yさんオススメの文庫を購入。レシートの“青山店”の表示に複雑な気持ちになりました。棚を眺めているだけで、楽しい本屋さんだっただけに、残念です。

流水書房青山店

ハーレクイン 宮下さん>
訪問&コメント、ありがとうございます。

> 棚を眺めているだけで、楽しい本屋さんだった
本当にそうでしたね。
記事にも書きましたが、最終日も、閉店直前とは思えない
棚が維持されていて、なおのこと、残念な思いが募りました。

このようなすてきなお店に関わったみなさんが、他のお店で
すてきな仕事ができる機会があることを願わずにはいられません。

  • 2013/01/01(火) 21:44:22 |
  • URL |
  • 空犬 #-
  • [ 編集 ]

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバックURLはこちら
http://sorainutsushin.blog60.fc2.com/tb.php/1995-1bffef7d
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)