空犬通信

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ブックオカ一箱古本市と天神の古書店たち……福岡書店レポート その3

福岡の書店レポート、最後は一箱古本市&古書店編を。まずは、「一箱古本市」の様子から。


ブックオカ2012 一箱古本市 マップブックオカ2012 一箱古本市 看板ブックオカ2012 一箱古本市 けやき通り

当日は、天気に恵まれ、絶好の古本散歩日和に。けやき通りはたくさんの人で賑わっていました。


ブックスキューブリックの前で大井さんにお会いできたので、ごあいさつ。ちょうど大阪からいらした隆祥館の二村さんもその場にいらしたので、しばし3人でおしゃべりを。お店の前には、前日の晩にブックオカのトークイベントに参加していた作家の田中慎弥さんもいらっしゃっていて、店頭でサイン本を作っていました。


ブックオカ2012 一箱古本市 キューブリック前

↑そのブックスキューブリックの前の様子。「一箱古本市」における、サービスエリア的スポットというか、寄港地というか、お客さんが自然に集まる場所になっています。すごいひとだかりでお店の様子が見えません……。


ブックオカ2012 一箱古本市 活版印刷機ブックオカ2012 一箱古本市 活版印刷しおり

↑ブックスキューブリックの前に置かれた小型の活版印刷機。ブックスキューブリックで本を買い、そのレシートを見せると、すてきなしおりをその場で印刷してくれます。


あまりたくさんの買い物はできませんでしたが、暑いぐらいの好天のなか、たくさんの本好きの人たちの波に混じって、並木が気持ちいい「けやき通り」を、古本を眺めながらぶらぶら散策するのは、ほんとに楽しいひと時でした。


昨年は、スケジュールがタイトだったので、古書店には手が回らなかったんですが、今回は、一箱古本市を見た後、古書店にも足をのばしました。ブックオカ公式ガイドのマップを見ると、一箱古本市の会場であるけやき通りと交差している大正通り沿いおよびその近辺には、いくつかの古書店があります。ようし、まとめて回るぞ、と張り切って歩き出したのですが……。


徘徊堂 1徘徊堂 2

↑徘徊堂。お店の貼り紙には、広島の古本まつりのため、1週間ほどお休みとありました。地元で古本市が開催中なのに、別の地域の古本まつりに参加で閉店? そんなのありですか……。


バンドワゴン 1バンドワゴン 2バンドワゴン 3

↑バンドワゴン。こちらも、店内商品整理のため臨時休業とあります。何もこの日にしなくても……。


赤坂堂

↑赤坂堂。ここもお休み。見たかった古本屋さん、全敗って、そんな……(泣)。


お店にはお店の事情もあるでしょう。でもなあ、3店とも、一箱古本市の会場からすぐのところにある、ブックオカの公式ガイドに店名と地図が掲載されているお店ですよ。地元の本のおまつり「ブックオカ」開催中の土日、それも「一箱古本市」が開催されている土曜日にお店を閉めるというのは、やり方として、ちょっとどうかなと、正直なところ思いました。この日、「一箱古本市」を楽しんだ後、周辺の古書店巡りもと楽しみにしていた本好きは、ぼくだけではないと思うのです。ちょっと(というか、けっこう)がっかりです。


まんだらけ 福岡 1まんだらけ 福岡 2

↑「まんだらけ」。たまたま宿の近くにあったので、見つけました。「西日本最大級」「宇宙一の高額買取」など、威勢のいい文字が並んでいます。


中野でいつでも行けるからいいや、と、スルーのつもりだったのですが、古本屋さん、立て続けに休業にあたってしまって、時間ができたので、寄ってみました。そしたら、これがすごかった。


ワンフロア型の大型店舗で、何坪ぐらいあるのかな、端から端まで歩いたわけではないし、全体を見渡せる造りでもないので想像がつきませんが、とにかく大きい。ただ、ブロードウェイ内でジャンルごとに、こまかく店舗が分かれていて、ほとんど魔窟化、どこに何があるのか、何度も足を運んでいる中央線沿線住民でも把握しきれないような事態になっている中野のお店に比べると、こちらもたしかに大きくて広くて簡単に把握しきれないぐらいのモノたちにあふれてはいるのですが、ワンフロアでまとまっているので、うろうろしていれば、たいていものが目に入り、初めての身にも探しやすい。ものすごく長居してしまいました。


最初は、めずらしいおもちゃでもないかな、と、おもちゃ目当てで入ったんですが、古書の棚も思いのほか充実。ひょっとしたら、中野の「マニア館」より点数も多いんじゃないかなあ。ジュブナイルSFや探偵もの、特撮関連書籍などにもいいものがたくさんありましたが、値付けはさすがにしっかりしていて、ほんとに欲しいものには簡単には手が出ないのは、中野と同じ。


一方、おもちゃのほうは、別にちゃんと比較したわけではないし、そもそも中野での相場を把握しているわけでもないのですが、なんとなくこちらのほうが安い気がしました(先日、「まんだらけ・門」の「マニア館」の特設ショーケース」で開催されていた「4大少年誌の世界」をのぞきがてら、中野の特撮関連おもちゃの品ぞろえも見てきたんですが、やっぱり福岡のほうが全体に値段がこなれている感じがしました。単なる、素人の印象ですが)。なもので、滞在中、《まんだらけ、このまま長居してると、ソフビとかプラモとか買っちゃいそうなので、脱出》などと書いたんですが、誘惑に抗しきれず、結局、いろいろ買ってしまいました。何やってるんだか、福岡まで行って……。


帰宅して翌々日のこと。
「パパ、なんかお荷物届いてたよ。『まんらけ』ってところから。旅行で、本、買ったんでしょ?」と娘。
「……ああ、うん、まあね」と、パパ。
「やっぱり!(笑)」、と、なんだかうれしそうな娘。
……まさか、「まんらけ福岡店」からの荷物であるその段ボールの中には、実は1冊も本が入ってなくて、ソフビとプラモとかのおもちゃが入ってるんだ、などとは、もちろん娘には言えませんでした……。


というわけで、天神の古書店巡り、まさかの全敗で収穫ゼロに終わるところを、意外にも「まんだらけ」の存在に救われ、なんだかとても楽しく終えることができました。この結果でいいのか、という問題はまあ、あるのですが(苦笑)。


だらだらと長くなってしまいましたが、福岡書店回り&ブックオカレポートは以上です。福岡滞在中は出会いと収穫がたくさんありました。あらためて、当日お店で応対してくださったり店内を案内してくださった書店員のみなさん、2日目の夜に酒席を設けてくださったみなさん、本当にありがとうございました。ブックオカ、また来年も行けるといいなあ。


次回は、熊本の書店レポートです。


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