空犬通信

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書斎りーぶる他新刊書店とフリペ展……福岡書店レポート その2

福岡の書店レポート続きです。引き続き、天神界隈から、今度は、昨年、移転の件を失念していて訪問し損ねた、書斎りーぶるを。


書斎りーぶる 外観1書斎りーぶる 外観2

↑お店外観。場所は、天神の中心から、少しはずれたあたりにありました。


書斎りーぶる 入り口1書斎りーぶる 入り口2書斎りーぶる 入り口3

↑店舗部分はワンフロアで120坪。サイトによれば、2階に30坪のイベントスペースがあるようです。


お店の印象としては、セレクトしすぎないセレクトショップという感じでしょうか。一般的な新刊書店と比べると、独特なセレクトになっている感じで、ディスプレイにも凝っているし、おしゃれな文具などの扱いもあります。ただ、気どった感じはまったくありません。雑誌、それもおしゃれ雑誌にかぎらず、子ども向けやお父さん向けのふつうのものなども並んでいましたし、男の子向けのコミックの新刊などもひと通りそろっていて、全般をカバーした品ぞろえになっているようでした。


福岡文学館

近くに、福岡市文学館(写真上)があることもあってか、福岡本・郷土関連本の棚がなかなか充実していました。他の書店の郷土本棚では見かけなかった、文学館がらみの本・冊子類などの扱いもありました。こういうのが欲しかったんだよなあ、という感じの、福岡文学関連の本を数冊入手できました(写真下)


書斎りーぶる 福岡の近代文学書斎りーぶる 本を創る書斎りーぶる 福岡ミステリー案内

店内では、複数のユニークなフェアが展開中でした。なかでは、図書館の予約待ちランキングというフェアがなかなかユニーク。おおよその読了時間に予約人数をかけた時間をランキングにしたもの。ちなみに、訪問時の1位は『舟を編む』でした。


同店にはカフェスペースもあります。ちょうどお茶の時間だったので、ここでお茶をしていこうと決めていたのですが、イベントで使用中で、カフェスペースは試すことができませんでした。残念。


そうそう、イベントといえば、驚くべきは、同店開催のイベントの数。下の写真は店内で配布されていたイベント案内のチラシですが、両面にぎっしり、11月の1か月だけで、20ほどのイベントがあがっています。


書斎りーぶる イベントチラシ表書斎りーぶる イベントチラシ裏

見ると、全国区で名前を知られている有名人・有名作家が出演するものはあまりないようですが、地域に根ざした人選になっているということでしょうか。これだけのイベントをこのペースで実現できているというのはすごいことですね。


品ぞろえ、フェア、イベントなど、書店激戦区の福岡のなかでも、独自色を出すことに成功した、いいお店だと思うのですが、気になるのが立地。中心から離れているから即ダメということではもちろんないとは思うのですが、他の書店に比べると、やや、ぽつん、という感じがする立地に思え、実際、休日の人出でにぎわう天神の中心のほうに比べると、周囲の人通りの「密度」がまったく違うので、ちょっと心配になってしまいました。イベントが多いのは、わざわざ来てくれるお客さんを増やすための方策なんでしょうね。


リブロ福岡天神店、書斎りーぶると、昨年訪問できなかった、今回のメインのお店を紹介できたので、あとは簡単に。


ジュンク福岡 入り口ジュンク福岡 フロアマップジュンク福岡 フロアマップB1

↑ジュンク堂書店福岡店。もともと大きなお店(1700坪)でしたが、昨年訪問直後の12月に増床。現在は、東京の池袋本店や大阪・茶屋町のM&Jと同規模の、2060坪という超大型店となっています。今回の増床で、それぞれの売場はさらにパワーアップ、全フロアをこまかくチェックしたわけではありませんが、実用書や人文書などの品ぞろえはものすごいものになっていて、その圧倒的なボリューム感は、いくつかの売場をざっと歩いて回っただけでもすぐにわかります。


個人的にびっくりしたのが、地下1階のワンフロアを、丸善の文具と分け合っている洋書売場。東京以外では、以前にふれたことのある茶屋町M&Jの洋書売場を例外として、ここまで大きな洋書売場は見たことがないです。写真を1点も撮ってこられなかったのは残念。フロアガイドの写真だけだと広さのイメージが伝わらないと思いますが、実際の棚の感じはすごいものになっていましたよ。


3日の夜は、書店・出版関係者のみなさんが集まった飲み会があったんですが、その席でも、洋書の話題が出ました。価格差の問題で、和書以上に対Amazon問題が深刻なのが洋書。たくさんの本好きでにぎわう同店ですが、さすがのジュンクも洋書でこの規模を維持していくのは大変でしょう。ここに来れば洋書の実物を確認して買える、というイメージが広まれば、天神エリアにかぎらない、かなり広いエリアの洋書好きを取り込めるかもしれません。がんばってほしいものです。


次は、博多駅周辺に。まずは、丸善博多店。JR博多シティの8階にある、800坪のワンフロア大型店。


丸善博多 入り口丸善博多 フェア1アミュプラザ フロアマップ

↑激オシ文庫フェアの棚を撮らせてもらいました。フリペ展もこのすぐ隣で開催中でした。昨年に引き続き、ちょうど知り合いの方がいない時間帯だったので、店内は取材できず。


続いて、紀伊國屋書店福岡本店。博多バスターミナル6階にある、1000坪超のワンフロア大型店です。


紀伊國屋福岡 フェア1紀伊國屋福岡 フェア2紀伊國屋福岡 フェア3

↑店内のフェアをいくつか撮影させていただきました。「THE BOOKS in Kyushu Okinawa」はミシマ社の『THE BOOKS』の中から《九州・沖縄の書店員が心からオススメする33冊!》(POPより)。


紀伊國屋福岡 フェア4紀伊國屋福岡 フェア6紀伊國屋福岡 フェア5

↑「ritokei シマのくらしの本フェア」は、かなり幅広く「島本」がセレクトされていて目を引きます。「筑豊文庫と筑豊の暮らし」といった、郷土色の強い渋めのフェアも。「激オシ文庫」も目立つ展開で、フリペ展もすぐそばに。棚前でお客さんの足を止めさせるための工夫が、店内のあちこちに見られます。


背の高い書棚が整然と林立する丸善博多店、店内を回遊するのが楽しくなるような配置の紀伊國屋書店福岡店。個性の違う大型店を続けて見るのは楽しいです。どちらも、駆け足で見るにはもったいないお店、もっとゆっくり見たかったなあ。


新刊書店のフェアといえば、ブックオカのイベント「第2回 書店フリペの世界展〜全国の書店員がつくった 小さな偏愛メディア」(以下「フリペ展)、各店の様子を見てきましたよ。


ブックオカフリペ展2 リブロ1

↑リブロ福岡天神店のフリペコーナーは、入り口すぐのワゴンで、「激オシ文庫」と同居。「ブックトラック」はこちらに並べていただきました。「青衣茗荷の文芸通信」も一緒に並んでいます。どちらもいいペースではけていたそうで、「ブックトラック」は訪問時に増刷分を納入してきました。


ブックオカフリペ展2 ジュンクブックオカフリペ展2 ジュンク 月刊佐藤純子

↑ジュンク堂書店福岡店。「ルーエの紙」がずらり。吉祥寺のフリペが天神の書店店頭に並んでいるのは、なんだか不思議な光景で、ちょっとうれしい。「月刊佐藤純子」号外もありました。


ブックオカフリペ展2 丸善

↑丸善博多店。筒状の容れ物に、フリペを丸めて差してありました。関東のフリペ好きにはおなじみの「えび通」が見えますね。このコーナーの左隣が、先に写真をあげた「激オシ文庫」の棚。


ブックオカフリペ展2 紀伊國屋ブックオカフリペ展2 紀伊國屋 オリジナル

↑紀伊國屋書店福岡店。「ハセガワしんぶん」「La! Bunko 」「次読むならコレにしやぁ〜」など、知り合いや個人的にお付き合いのあるお店や書店員さんのフリペが並んでいて、うれしくなります。他店のフリペに触発されて作ったという、福岡店独自のフリペもありましたよ。このほか、ブックスキューブリックのフリペ展コーナーも見てきたんですが、お店がお客さんでにぎわっていて、とても撮影をお願いできる状況ではなかったため、残念ながら写真なし。


ブックオカフリペ展2 入手したフリペブックオカフリペ展2 チラシ

↑こんなにたくさん入手してきました。(ダブって並べてしまったものがありますが(苦笑)。)右は、フリペ展参加フリペと配布店がまとめられたチラシ。


これで新刊書店関連はすべて紹介し終えたんですが、一箱古本市ほか、古書関係が少し残っています。今回で福岡編は終えるはずが、またしても長くなってしまったので、いったん稿を分けます。

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