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空犬通信

本・本屋好きが、買った本、読んだ本、気になる本・本屋さんを紹介するサイトです。

松丸本舗、ヒナ書房、ミステリマガジン……最近買った書店関連本たち。

最近目についた書店関連本をいくつか紹介します。



松丸本舗主義ヒナ書房へ行こう

松丸本舗関連の本としては、2010年に出た『松岡正剛の書棚 松丸本舗の挑戦』(中央公論新社)がありますから、2冊目ということになりますね。『松丸本舗主義』。500頁超、ご覧の通りの厚さです。


松丸本舗が、ここ数年、新刊書店の現場でなされた試みとしては、もっとも目を引くものの1つであったことは間違いありません。ぼくも、初めてその棚を目にしたときは、圧倒されましたし、棚のあちこちを見て回るのに、夢中になりました。ただ、松丸本舗について、というか、それをめぐる松岡さん(と周囲の方)の言動に、やや気になるところがあり、あるときから、個人的にはちょっと距離を置くようになりました。そのあたりのことは、この記事に書きました。どうでもいいことかもしれません。でも、やっぱりふつうの本屋さんが好きで、ふつうの本屋さんを応援したい身としては、このようなことがどうしても気になってしまうのです……。


この本を読んで、もう一度、松岡正剛さんの、お店への思いのようなものを確認してみたいと、そんなふうに思っています。


松丸本舗閉店告知

↑松丸本舗の閉店告知。もとの場所は、いまは壁で覆われていて、中がどうなっているのかは見られません。売り場がその後どうなるのかの案内も現時点では出ていないようです。


《表紙だけ見るとあったかほのぼのマンガのように見えますし、実際それは間違いなく3割くらいあるんですが、そう思って読むとドッキリします》などとあるので、ちょっとどうかなあ、と思ったんですが、書店本ということで、結局買ってしまったのが、『ヒナ書房へ行こう』。先の引用はこの記事から。「こんな客はいやだ!こんな書店員はいやだ!『ヒナ書房へ行こう』」(エキサイトニュース)。


早速読んでみましたが、うーん、どうなのかなあ、こういう「書店員あるある」って、書店好きが読んでおもしろいのかな。書店員の方々が読んだらおもしろいのだろうか。こちらは、出版業界の人間ではありますが、お店に出入りするのは仕事としてよりも、客としてのほうが時間も回数も多いわけです。そういう書店好きのいち客としては、「こういう客っているよね」というネタって、あんまり楽しく読めない、というか、なんというか……。他の書店好きや書店関係者のみなさんの感想を聞いてみたいと思いました。


最後の齋藤孝さんのは、まだ出ていない本です。《ほぼ毎日、短時間であっても書店に足を運び、棚を眺めてパラ見・立ち読みとあらゆる愉しみ方を堪能する著者。旺盛な執筆活動の源は、リアル書店が与える知的刺激にあった》とありますが、さて、書店のことがどんなふうに書かれているか。楽しみでもあり、やや心配でもあり……。10/29発売。


あと、書名に「本屋さん」とあり、本屋さんでの待合せの様子を描いたカバー装画がいい感じの新刊に、三浦しをんさんの『本屋さんで待ちあわせ』(大和書房)があります。《本屋大賞に輝く人気作家が愛をこめて語りつくした活字と漫画とエトセトラ》というこの本、書店の話が出てくるのかなあと思ったら、書評が中心のようで、書店論的な文章はないそうです。


あと、「本の本」関連で気になる新刊としては、こんな新刊たちがあります。



前者はサイトにも詳細がまだあがっていないようですが、どちらも「本の本」としてはおもしろそうで、気になりますが、いわゆる「書店本」ではなさそうですね。


雑誌でも書店関連特集が、それも、お店紹介が中心のよくある書店特集ではないものとして、これがありました。



ミステリマガジン11月号

特集は、「ブックショップの事件簿」。書店を舞台にした短篇や書店がらみのコラムが集められています。100頁超の充実の特集。おっ、特集最初の1編、「片岡義男と古書店へ行こう!」では、古書ほうろうさんが紹介されているぞ。ぼくはミステリ読みではないんですが、それでも楽しめる特集でしたよ。


書店関連ではないですが、関連の特集として、これも一緒に紹介しておきましょう。



エロ雑誌40年史

巻頭に「創刊号50冊で振り返るエロ雑誌40年史」という特集が掲載されています。タイトルそのままの内容で、『GORO』『平凡パンチ』『月刊PLAYBOY』など、メジャーからマイナーまで、男性諸氏にはなつかしいであろう、エロ雑誌の数々が時代ごとに、創刊号の書影入りで紹介されています。「エロ」だけを切り口として、こんなふうに雑誌の創刊号の書影をまとめて見せるのは、過去に例がないかどうかまでは知らないけれど、週刊誌の値段で気軽に見られる特集としては、そんなになかったはずで、資料的にも貴重かも。万人には、というか女性にはすすめにくいけど、雑誌の歴史に興味のある方はチェックしてみては。


このところ(というか、常にそうだろう、と言われればそうなんだけど)本を買いすぎで、未読の山がとんでもないことになっているのに、そういうときにかぎって、書店だの雑誌創刊号だのレコジャケ(本稿のテーマに直接関係ありませんが、アナログのレコードジャケットの特集「魅惑のレコジャケ」掲載の『GROOVE』AUTUMN 2012も出たばかり)だの、こちらが好きなものを特集している雑誌が続けて出るんだからなあ。すると、こうしてふだん買わない雑誌まで買うことに。うれしい悲鳴というかなんというか。ウォッチャーでいるのも大変です。


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