しばらく前の記事で、「エア本屋」ユニット、「いか文庫」と、フリペ「いか文庫新聞」のことを紹介しましたが、先週金曜日、その「いか文庫」主催のイベント「イカナイト2」が中野で開かれましたので、参加してきました。
- イカナイト2 〜いか文庫が露わになる、夏のイカナイト〜
日時:8月3日(金) 19:30〜22:00
参加費:3000円(お食事、飲み物、先着でお土産付き)
会場:NAKANO F
イベントの案内によれば、《今回は、いつも聞かれる「いか文庫って何?」にお答えするべく、いか文庫スタッフ3人が【自分自身をプレゼン】いたします!》というこのイベント、いやあ、実に中身の濃いイベントで、おなかいっぱいになりました。

↑当日配布されたプログラム。このような内容でした。
「いか文庫」は、「店主」「バイトくん」「バイトちゃん」の3人のユニット。「店主」さんは、先日の記事に書いた通り、ブックンロールにも遊びに来てくれ、その後、お話もうかがう機会があったんですが、他のお二人は(「店主」さんから少し話は聞いていたものの)お会いするのはもちろん初めてだし、本業が何で、どんな方なのか、まったく知らない状態でイベントに参加。みなさんのプレゼンをすごく楽しみにしていました。

↑「いか文庫」のみなさん。中央が「店主」、右が「バイトくん」、左が「バイトちゃん」。
いやあ、終わってみたら……3人ともすごすぎる……。「いか文庫」、「店主」さんがおもしろいのはもうわかっていたんですが、すごいのは「店主」さんだけじゃないことがようくわかりました。お二人の話もそれぞれ実におもしろくて、ソロでのトークイベントもできそうなぐらい。とくに、すごかったのが、本とは何の関係もない話で会場の爆笑をさそいまくっていた「バイトちゃん」の話。まさか、広義の「書店」イベントの会場で、葉書とラジオの話で、こんなに大笑いさせられることになるとは思ってもみませんでした。
これからも、こういうイベントの機会はあるでしょうし、何より、かくいうこの私もぜひ「いか文庫」のみなさんは吉っ読がらみのイベントなどに引っ張りだしたいと画策中ですので、それぞれのお話をここで事細かに紹介することはしませんが、書店好き本好きは、イベントやフェアにこの「いか文庫」の名前を見かけたら、要チェックですよ。それだけは絶対に間違いないです。


↑「店主」さんのプレゼンでは、POP術の話も。自ら手がけたPOPの実例を見せながらのトーク。このテーマだけで単独のイベントできそう、というか、いま企画してます。会場で、自分の書いたPOPをつけた本(個人の蔵書)を販売するというのも、自分の企画イベントでもまねしてみたい、おもしろい試み。写真右は、会場で販売されていた店主POP付きの本の1冊。

↑先日の記事で紹介した「いか文庫新聞」の第2号が、このイベントで配布されました。この第2号では、エア&リアル書店のコラボ企画も発表されています。BOOKSルーエ2階に「いか文庫」がデビュー。フェア台に特設コーナーが設けられます。その名も「出張開店!! いか文庫がやってきた!ヤアヤアヤア!」。ルーエにて、8/15にスタートの予定です。こちらのフェアというか特設コーナーは、始まりましたら、あらためて、写真入りでくわしく紹介の予定です。


↑まだ始めて1年にもならないうえに、たった3人しかいないユニットがすでに複数のオリジナルグッズを手がけているというあたりがふつうじゃないというかなんというか。Tシャツは、おみやげとして先着の客に配布されていました。トートはサイズ違いで数種あったうちの1枚を購入。このほか、「エア書店」なのに、オリジナルコーヒー豆まであってびっくり(興味津々でぜひほしかったけれど、トークで紹介された時点ですでに残1、買い逃しました)。
このほか、会場には、ゲストの占い師による「カノンの占いの小部屋」も設置され、実際に、会場で占いが行われていました。「エア書店」というコンセプトといい、ユニットの構成メンバーといい、手がけているグッズといい、イベントの内容といい、もう何から何まで型破り。同じ、書店・本がらみのイベントを手がけている者として、刺激受けまくりのひとときでした。
というわけで、本好き書店好きのみなさんは、この「いか文庫」、要チェックの名前として、しっかり覚えておいてくださいね。ちなみに、このおもしろユニットのことはもっともっと広めていきたいので、ささやかながら、空犬通信&吉っ読でもお手伝いをとたくらんでいます。後日詳細はあらためて発表しますが、とりあえずは、吉祥寺書店の合同フリペ「ブックトラック」と、beco cafeでのイベントに引っ張り出すべく画策中です。そちらのほうも楽しみにしていてくださいね。