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空犬通信

本・本屋好きが、買った本、読んだ本、気になる本・本屋さんを紹介するサイトです。

アナーキー・イン・ザ・KJ、ナツヨム……ご近所の書店のフェアたち。

今日は、吉祥寺・三鷹の書店のフェアをご紹介します。(写真はすべてお店の許可を得て撮影したものです。)まずは、吉祥寺、BOOKSルーエ。先日の記事で、予告だけしていたフェア、「アナーキー・イン・ザ・KJ アナキズム・芸術・運動・社会・状況・現実」が、2階で始まりましたよ。


アナーキーKJ1全体

↑写真は、7/31時点の様子。これで、予定点数の半分ぐらいの状態だそうで、これから右のスペースも使ってさらに広がるようです。


先の記事にも書きましたが、一見、何やら難しそうなフェアタイトル。ゆるめ・おもしろめ路線の多いルーエ2階にはちょっとそぐわないというか、めずらしい(と、担当の花本氏が自分で言ってます;笑)感じなんですが、実際に選ばれている本を見ると、難しい本も並んではいるものの、硬軟のバランスはそれなりにとられていて、かちこちのフェアではないことがわかります。


ルーエの紙7 アナーキーペーパー

↑フェアのペーパーは店頭で無料配布。中には選書リストが。「ルーエの紙」も順調すぎるペースで早くも7号。「7枚目にしてマスターピース」って、なんだそりゃ(笑)。


アナーキーKJ2冊子・砂漠アナーキーKJ 砂漠フリペ2種

↑担当花本氏が、今回のイチオシだという、ミニコミ『砂漠』。「これ、フリペがあるんですよー」と花本氏が見せてくれたのが、右の2種。ミニコミなのに、そのミニコミのミニコミがある(笑)。なんだかよくわからないが、勢いを感じます。内容は店頭の見本をどうぞ。『砂漠』は数部しかないので、興味のある方はお早めに。


フェアは、まもなくすべての書目が出そろうとのこと。店頭の準備状況次第なので、フェアの予定期間はわかりませんが、次のフェアも決まっているようなので、早めにチェックするほうがいいかもしれません。


ルーエ 夏葉社フェア故郷の本箱 書影

↑ルーエ1階、入り口入ってすぐ左の新刊棚では、ご覧の通り、じ「地元の出版社」夏葉社の全点フェアが。こうして並べると、やっぱり夏葉社の本はきれいですねえ。「全点」としましたが、正確に言うと、『レンブラントの帽子』が品切れでありません。ああ、わが家の複本を店頭に提供したい……。


ルーエ 文学オリンピック パネル

先日の記事で、写真なしで紹介だけしていた「文学オリンピック」。「2012ルーエ大会」というのがいいよね(笑)。これは最上段だけ撮りましたが、下に続いてますから、全貌はぜひ店頭で。


ルーエ、1階から2階にあがる階段の踊り場がウインドーになっていて、そこがフェアに使われているのはこの空犬通信でも何度も紹介している通り。7/31から、新しいフェアが始まるそうです。街中で女の子がふわりと浮かんだ不思議な写真を目にしたことがある方も多いでしょう。林ナツミさんの『本日の浮遊 Today's Levitation』(青幻舎)。この本の写真展が、ルーエの踊り場スペースで開催されるそうですよ。


浮遊少女 書影

↑こちらの本。ルーエ2階の芸術書コーナーで平積みになってます。


お次は、お隣駅、三鷹から。啓文堂書店で開催中のフェア、「ナツヨム2012」を見てきましたよ。


啓文堂三鷹 ナツヨム2012 全体啓文堂三鷹 ナツヨム2012 パネル啓文堂三鷹 ナツヨム2012 夏文庫案内

↑昇りエスカレターをあがって、左へ。エスカレーター脇のフェアスペース、いちばん手前で展開中。右には、3社の夏文庫が続いています。お店の案内表示も、3社の夏文庫と同じ扱い。


「ナツヨム2012」は、《本屋・出版社など出版業界で働くひとたちが会社の垣根を越えて、絶対おもしろい、そしてまだ出会っていないひとに熱くお勧めしたい「この1冊!」を自信を持ってセレクトしている》というフェアで、全50点。このフェアについては、こちらをどうぞ。


啓文堂三鷹 ナツヨム2012 売上げ1位啓文堂三鷹 ナツヨム2012 ゼロの啓文堂三鷹 ナツヨム2012 図鑑少年

↑売上げ好調な本たち。売れ線の作家の名前やタイトルがいくつも見えるなか、吉村昭さんの『海も暮れきる』(講談社文庫)が売上げトップというのは、土地柄でしょうか(吉村昭さんは三鷹在住でした。奥様の津村節子さんは現在も三鷹にお住まい)。この本は、ぼくも好きで、以前、往来堂書店のフェア「D坂文庫」にセレクトしたことがありますが、残念ながら、トップどころか、上位3位、いや5位にも入らなかったなあ(苦笑)。


啓文堂三鷹 ナツヨム2012 ペーパー啓文堂三鷹 ナツヨム2012 ペーパー2

↑フェアの主旨と参加店の一覧が掲載されているペーパー。選書リストは載っていますが、選者や選書コメントなどはなし。


フェアの開催予定を確認してくるのを失念してしまいましたが、ナツヨムというぐらいだから、8月末まではやっているのかな。武蔵野エリアの方は、啓文堂書店三鷹店の店頭でぜひご覧いただきたいと思いますが、遠方の方は、こちらに参加店のリストがありますから、お近くの店がないかどうかチェックしてみてください。北は北海道から南は広島まで、お店の規模も大から小まで、いろんなお店が参加していますよ。


同店、エスカレータ脇のフェアスペースを進んでいくと、下りエスカレータ側のレジ、左斜め前あたりの柱では、『世界の夢の本屋』さんが、2点、平積みになっていて、その周りに、点数こそ多くはないですが、「本の本」が散りばめられていて、こぢんまりした「本の本」コーナーができています(大判の『世界』2点が並んでいる時点で、「こぢんまり」ではないか;苦笑)。こちらもチェックをお忘れなく。


ところで。



このフェア、もちろん以前から知っていましたし、知り合いが選書に参加していたりもします。実は、選書に参加しないかという話をいただいていたりもしました。なのに、なぜツイッターやblogで取り上げないのかと聞かれたりしたこともあったんですが、別に他意はないんですが、ちょっと主旨に全面的に賛同しかねるところがあったりしたもので……。


この空犬通信には何度も書いてきたことですが、ぼくは書店がそのお店独自に発信している情報にとても興味があって、それを全面的に応援したいと、そんなふうに思っています。なので、そういう独自情報に、いいなあ、おもしろいなあというものがあったら、積極的にblogやツイッターで紹介しています。書店発フリペや、書店独自のフェアを何度も何度も取り上げているのはそのためです。


この「ナツヨム2012」も最初、話を聞いたときは、啓文堂書店を中心にした小規模なものかなと思って、それならば、といったんは選書にも参加させてもらうことになってたんですが、その後、複数店参加で、しかも、自分がぜんぜん知らないお店も入ると聞いて、今回は遠慮させていただいたという次第なんです。


フェアについては、いろんなやり方、考えた方があっていいと思うので、いい悪いの話ではまったくありません。これは、単に個人の好みの話なんですが、ぼくは、あるお店からフェアの選書に参加させてもらえることになったら、そのお店の規模や立地、客層などを、ふだんのお店との関係から自分なりに考えて、それで選んでいます。もちろん、好きでない本を選んだりはしませんが、かといって、好みだけに走ったりもないように気をつけているつもりです。過去に、吉っ読のフェアや、「ルーエの夏」「D参加文庫」「うらなつ」など、お店独自のフェアに参加させてもらったときは、そのようなつもりで選びました。


一応、そんなことを考えていたりするものですから、どこの、どんなお店に並ぶのかわからない、というのでは、ぼくにはフェアの本は選べないと、そのように思ったのでした。


……まあ、でも、今回、あらためてフェアを店頭で見せてもらって、そんなことこだわらないで、楽しくやればいいじゃん、と言われれば、まあ、それまでかなあ、なんてことも思ったりしてるので、空犬のこだわりなんて、まあ、その程度のものなのかもしないんだけどね(苦笑)。


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