空犬通信

本・本屋好きが、買った本、読んだ本、気になる本・本屋さんを紹介するサイトです。

夏葉社公開企画会議イベント、beco talk vol.1、無事に終わりました

昨日、西荻窪のブックカフェ、beco cafeで開催したトークイベント、beco talk。beco talkは、書店・出版関係者による、本・書店・出版関連の話題がテーマのトークイベントで、昨日はその第1回でした。勢いも人気もすごい夏葉社島田さんの出演イベントということで、予約はほぼ瞬殺。猛暑のなか、たくさんのお客さんが駆けつけてくださいました。参加くださったみなさま、ありがとうございました。


    beco talk vol.1 公開編集会議
    「島田さん、『本屋さんの本』を作りませんか?」
    「はい、つくりたいです!」

    日時:7月27日(金)
    OPEN 19:00 START 19:30(〜21:30)
    出演:島田潤一郎(夏葉社)、鈴木茂(アルテスパブリッシング)、空犬(吉っ読)

過去の記事で何度かふれていますが、夏葉社の島田さん、アルテスパブリッシングの鈴木さんとは、吉祥寺の出版関係者つながりで、たまに3人で一緒に飲んでいます。3人とも音楽好きなので、音楽の話になることも多いんですが、同じぐらい、たびたび話題にのぼるのが夏葉社の本のこと。これから出る本のことや、これから作りたい本の話を、お酒を片手に、吉祥寺の飲み屋さんでしているわけです。


で、その話が、実におもしろい。飲み屋の飲みネタで終わらせてしまうのはもったいない。ということで、トークイベントにしてはどうか、と企画したのが、今回のイベントなんですね。


とくに『昔日の客』が増刷を重ねるヒットになったこと、その後が上林暁だったこともあって、夏葉社というと、復刊もの中心の版元というイメージをお持ちの方も多いかもしれませんが、島田さん自身は、復刊にこだわらず、書き下ろしの企画も手がけていきたいとふだんから話しています。そんな、島田さんが以前からぜひ作りたかったという本に、「本屋さんの本」があるといいます。これは、書店好きとしては、反応せざるを得ませんよね。で、よその企画だというのに、企画書まで作って、ついには、公開編集会議まで企画してしまったわけです。


昨日のイベントでは、これまで、飲み会という名の数回の編集会議で議論を重ねたきた経緯を説明しながら、まだ固まっていなかった部分を、会場のみなさんの意見も参考にしながら詰めていきました。こうして、夏葉社の「本屋さん本」の企画が、ここまでかたまりました。夏葉社島田さんによれば、企画内容は公開してもいい、むしろ公開することで、絶対に出さなくてはならないという自分へのプレッシャーにしたい、ということなので、公開しちゃいます。


    書名:本屋図鑑(仮)*副題がつくかもしれません。
    著者:夏葉社編 *別の名前になるかもしれません。
    判型:B6判・並製・128〜192頁・2色刷
    定価:1575円(本体1500円)前後
    発売:2013年8月
    内容:「本屋さん」の魅力を、タイプ別に、イラストとコラムで紹介する、業界初の本屋「図鑑」。

構成は、
・本屋図鑑:本屋さんをタイプ別に図鑑形式で見せる。
・コラム:「書店発のフリーペーパー」「「書皮」って何?」「書店今昔 書店の店頭から消えたもの」など。
・付録:「書店員のしごと(一日)」「書店用語集(「番線」「延べ勘」などの出版流通用語、店頭での用語)」「索引(店名・事項)」など。
のような感じになりそうです。


取り上げる書店は100店内外。お店の様子は、外観・店内とも、写真ではなくイラストで見せ、それに図鑑らしく簡潔で統一的な説明を添える、という感じにしたい、とのことです。もちろん、細部はまだまだこれからなんですが、これは楽しみですよねえ。


製作期間は1年。その間にも別の企画ですでに決まっているもの、作業中のものがあるようですから、余裕がそんなにあるとも思えません。取り上げるお店は、すべて新刊の営業で回る際に自分で取材するということですから、それだけでも大変そう。


もちろん、私空犬とアルテス鈴木さんは、今後もこの企画については全面的に協力する予定でいます。書店員のみなさんも、島田さんが営業に訪れた際に、ちょっと取材を、という話になったら、ぜひ快く協力いただけるとうれしいです。



今回のbeco talk、自分で企画しておいて言うのもなんですが、出演側としても非常に楽しいイベントでした。まあ、本の企画が好きでこんな仕事をしているぐらいですから、企画の話が楽しくないわけはないんですが、お客さんの反応もみながら、こうしたらいいんじゃないか、ああしたらいいんじゃないかと、本の詳細をつめていくのは、スリリングで、自分にとっても、本業とはまた別の刺激が得られることになりました。


おかげさまで、今回は満員にできましたし、イベント後のドリンクタイムで感想や反応を聞いたかぎりでは、好評といっていい感じのようでしたので、今後も続けていきたいと思っています。ちなみに、次回のbeco talkは、すでに開催が決定しています。こちら。


    beco talk vol.2 公開編集会議
    ハマザ企画会議
    〜ハマザ聞くか? あの恐ろしい編集者に色々聞いてみる〜

    日時:10月26日(金)
    OPEN 19:00 START 19:30(〜21:30)
    チャージ:500円(ドリンク代は別)
    出演:ハマザキカク(社会評論社)、空犬(吉っ読)

おもしろ本を出しまくっている編集者、ハマザキカクさんに、その発想力・企画力・情報収集力の秘訣を聞きつつ、今回と同じように、実際にハマザキカクさんがあたためている企画について、ああでもないこうでもないと、いろいろ語り合うというイベントです。


ハマザキカクさんのサイトをご覧になったことのある方はご存じだと思いますが、刊行している本は、彼のアイディアからすればまさに氷山の一角、その何倍、何十倍もの珍書企画をストックしている、まさに企画の鬼のような人。本がどんなふうにできるのか、に興味のある方ならどなたでも楽しんでいただけるであろう、企画者としても自信のあるイベントです。


出版を志望している方、出版界に興味のある方、自分が売り物として接している本がどんなふうに作られるのかに興味のある書店員さん、といった方々に聞いていただけると、すごくうれしいです。


予約は、9月初旬からを予定しています。イベントの内容の詳細と合わせ、後日、空犬通信およびbeco cafeのサイトで告知します。


あと、beco talkと並んで、beco cafeのイベントの定番となりつつある音楽イベント、beco recoも、次回の開催が決定しています。


    beco reco vol.3 100年聴ける音楽
    日時:9月21日(金)
    OPEN 19:00 START 19:30(〜21:30)
    チャージ:500円(ドリンク代は別)
    DJ:鎌田洋城(酔舎バンド)、内田英一(ランブリンローズ)、空犬(吉っ読)

ちょっと大仰なタイトルがついていますが、100年残る曲、100年残したい曲を、無類の音楽好き3人がオールアナログでお届けします。ちなみに、前回のbeco recoは、昨日のbeco talkと同じ3人がDJをつとめました。前回の様子は、こちら


こちらは、予約を受け付けています。beco cafeに、
電話(03-6913-6697)
メール(w.bookendless [at] gmail.com)
twitter(@bookendlss)
のいずれかでご連絡ください。(*twitterでご連絡される場合は、通常ツイートで連絡先などを流さないよう、ご注意ください。ちょっと面倒ですが、@をとばして、フォローしてからDMで連絡をとるようにしてください。)



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