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空犬通信

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タワー・高層建築好きにはおすすめ……江戸東京博物館の企画展「ザ・タワー」は5/6まで

今日は、九段下、武道館のすぐそばにある科学技術館で開催されている「スーパーフェスティバル59」に駆けつけるつもりだったんだけど、寝坊してしまったので(どうでもいいことなので、ちっちゃな字にしておくけど、『ウルトラマンA』が40周年記念ということで、当時のTAC隊員が全員集合、トークショー&サイン会を行うというのです! 昭和特撮者としてはこれを逃すわけにはいかない……はずだったのに逃してしまった;泣)、急遽予定変更、両国の江戸東京博物館へ。開催中の企画展「ザ・タワー 都市と塔のものがたり」を観てきましたよ。


江戸東京博物館 外観江戸東京博物館 案内江戸東京博物館 展示看板

展示の詳細については、サイトをご覧ください。本企画展は5/6まで。紹介がぎりぎりになってしまったので、塔・タワー・高層建築が好きな方は、全速力で両国に駆けつけてください。


ザ・タワーチラシ 表ザ・タワーチラシ 裏ザ・タワーチラシ 選書リスト

キルヒャーのバベルの塔で始まり、東京スカイツリーで終わる展示は、凌雲閣(浅草十二階)、エッフェル塔、通天閣、東京タワーなど、パリ・東京・大阪の3つの都市の塔の歴史が中心で、世界のタワーを網羅するようなものではありません。その意味では、現代のタワーマニアを満足させるようなものではないかもしれませんが、ぼくのような、「昭和」+「東京」に興味のあるオールドタイマーにはぴったりの内容でした。


企画展は絵や写真など紙モノが中心でしたが、怪獣たちに倒される東京タワーの動画をエンドレスで流す小さなモニターも用意されていて、ちょっと笑ってしまいました(足を止めて観ていて、ふっと気づいたら、一緒に画面を観ていてたのは、右も左も小学生;笑。ちなみに、流れていたのは、ガメラシリーズのいくつかと、『ウルトラQ』の「ガラモンの逆襲」。ウルトラQはなんと、総天然色のほうでしたよ)。


塔好きは、常設展示室に展示されている、「太陽の塔 黄金の顔」のチェックもお忘れなく。


太陽の塔 黄金の顔 チラシ太陽の塔 黄金の顔 1太陽の塔 黄金の顔 2

元の塔のサイズを考えれば当然ではあるのですが、間近で見ると、かなりの迫力です。「太陽の塔」好きとしては、これも一緒に見られて、大満足です。


江戸東京博物館、展示自体は、1時間もあればチェックできますが、本好きは、ぜひ時間に余裕を持って、図書室とミュージアムショップのチェックをお忘れなく。江戸東京関連の資料が充実した図書室は蔵書こそ、それほどの数ではないですが、テーマが絞り込まれているので、江戸東京モードになっている頭で眺めると、気になる本がいくつも見つかりますよ。


上に、企画展の関連図書リストの写真をあげておきましたが、図書室でこれらの実物を手にできますから、企画展で興味覚えたテーマがあったら、まずここでチェックするのもいいでしょう。「スカイツリー」や「タワー」がらみのフェアを考えている書店員さんの参考にもなりそう。1階のミュージアムショップにも江戸東京関連本がずらりと並んでいます。


ミュージアムショップのほかに、企画展の出口にも、ショップが出ています。こちらは企画展の関連グッズを集めたところで、タワー関連の書籍や図録などはこちらに。また怪獣の話で恐縮ですが、動画を流している関係なんでしょうか、タワー関連書に混じって、桜井浩子さん『ヒロコ ウルトラの女神誕生物語』『ウルトラマン青春記 フジ隊員の929日』、佐原健二さんの『素晴らしき特撮人生』(いずれも小学館)、『キャラクター大全 総天然色 ウルトラQ』上下(講談社)、「おとなりのかいじゅう」らが並んでいました。


無理やり本の話をもう少し。


先日、水上滝太郎『銀座復興』(岩波文庫)を読了しました。関東大震災後の「銀座復興」の様子を描いた表題作ほか、4編中3編が震災がらみの作品集です。別に、今日の江戸東京博物館に合わせて選んだわけではないのですが、作品に出てきた世界をビジュアルで確かめることができることになり(たとえば、常設展示のなかには、大震災前の銀座のレンガ街の大きな模型があります)、うれしい偶然となりました。


さらに。今日の車中読書は、小山清『日々の麺麭・風貌』(講談社文芸文庫)。これも、何の考えもなく手にとった1冊なんですが、中の1編「桜林」を読んでいたら、《この通りを真直に行けばやがて浅草の十二階下に出るのである》なんて文章にでくわしました。「ザ・タワー」で十二階(凌雲閣)の絵や資料をいくつも目にし、さらに、常設展のフロアで、大きな模型を眺めてきたところでしたから、思わぬシンクロにうれしくなったものです。こんなふうに、本同士が、本と何かがつながるのって、本読みにとってはなんだかうれしいものですよね。


特撮だの怪獣だのの話をいっぱいしちゃったから、ついでにこれも。『東京人』の5月号、特集は「タワー」。五十嵐太郎さんが「ランドマークをめぐる怪獣たち」という一文を寄せています。特撮好きはぜひご一読を。7階の図書室にもありますよ。


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