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空犬通信

本・本屋好きが、買った本、読んだ本、気になる本・本屋さんを紹介するサイトです。

BIBLIOPHILIC & bookunion 新宿を見てきましたよ

昨日、休日出勤の帰り、10/21のオープン以来、ずっと行きたかったのになかなか時間のとれずにいた、BIBLIOPHILIC & bookunion 新宿にやっと寄ることができたので、じっくり見てきましたよ。


bookunion新宿1bookunion新宿2

以前に、御茶ノ水のBibliophilicを紹介したときは、こんなふうに書きました。


《これはこれでいい感じだと思います。ただ、コアな本好きの目で見ると、ちょっと物足りないかな、という気もします。扱われている商品は、ハンズやLOFT、その他大きめの文具屋さん雑貨屋さんでも見かけるものが多いし、それこそ、新刊書店でもこうしたブックグッズを充実させているところはありますよね。ぼくのように、中古レコード好きが、ついでに本やグッズを同じ店内で見られるのはちょっとうれしいですが、本好きがわざわざこのために見に行くようなコーナーになっているかどうかは、ちょっと疑問かも。これからまた発展していくことを期待して、ちょっときびしいことを書いていますが、サイトにあるように、《本とは何か?など本に関連する様々な「本の本・雑誌」を取扱い、「BIBLIOPHILIC」がお客様の「本のある生活」を更に楽しんで頂けるよう取り組んでいきます。》という路線を目指すのであれば、もう少しグッズの種類・点数、「本の本」の在庫も増やしたほうがいいのでは、という気がします。本好きをうならせるような、そんなコーナーになっていくことを大いに期待したいと思います。》


と、今後の期待含みであえてややきびしいことも書いたんですが、今回の新宿のほうは、いいですよ。さすが「世界初の読書用品専門店「BIBLIOPHILIC」のフラッグシップショップをオープン」をうたっているように、読書用品の数も多く、扱っている書籍の量も幅も増えて、御茶ノ水のそれよりも、読書好きが楽しめそうな空間になっています。


場所は、紀伊國屋書店新宿本店のお隣、ディスクユニオンが入っているカワセビルの3階。ディスクユニオン新宿中古センターの一画を切り取って独立させたような格好になっています。上の写真にあるように、入り口が分けられていて、ディスクユニオンとは店内の直接の行き来はできないようになっています。


右の写真に少しだけ見えますが、入るとすぐに平台があり、本が並んでいるほか、BIBLIOPHILICの猫のイラストの入ったトートバッグが売られています。けっこうかわいいので、もし何も買うものがなければこれを買っていこうかなと思ったんですが、よく考えたら、今週、往来堂書店のトートを買う予定だったんでした。でも、安かったので、誰かへのプレゼント用に買ってくればよかったなと今ごろになって後悔することに。


トート以外にも、猫をあしらった文庫のカバーなどもあります。このマークはかわいいので、もっとグッズがあってもいいかもしれませんね。読書グッズは本のカバーのほかにも、書見台や栞、鞄、ブックスタンド、パラフィン紙、ブックライト、収納ケースなど、かなりいろいろなものがありますよ。ディスクユニオンは、レコード・CDだけではなく、音楽ソフトの収納やメンテ、コレクション用のグッズをたくさん扱っていて、新宿店にはそれだけのフロアもあるぐらいですからね。こういう周辺グッズを扱うのはお手の物、といったところでしょうか。


本も、レコード屋さんの書籍コーナーを拡大した、という感じから脱しきれていない御茶ノ水に比べ、ちゃんと「書店」になっています。本は音楽書が中心で、ジャズ、ロック、J-POPなど、おおまかにジャンルで分けられています。そのほか、映画やデザインなどもあり。大判の写真集などもあれば、楽譜や楽器関連書など実用っぽいものもけっこうあります。おもしろいのは、新刊と中古をコーナーを分けずにあえて混在させていること。中古本は背に値段票がついていて、ビニールがかけてあり、棚から抜かなくてもわかるようになっています。混在なので、本によっては、同一書目が新刊と中古、両方並んで差してあったりもします。このあたりは、本の扱いとして好みが分かれるところかもしれませんが(いちばん心配なのは、お客さんが中古のつもりで新刊を、新刊のつもりで中古を買ったりすることによるトラブルがないかどうか)、おもしろい試みであるとは思います。


音楽書が中心と書きましたが、さすがは書籍関連のグッズを扱うお店、「本の本」の棚もちゃんとありますよ。けっこう幅広くそろえていて、本好きが喜びそうな量と内容になっていました。とくに、新刊書店の「本の本」コーナーでは並びにくい、雑誌の本特集・書店特集のバックナンバーを多くそろえてあるのはgoodでした。こういうのは、店頭から消えてしまうと、古本で探すのも大変で、なかなか出会えませんからね。


内装も、ディスクユニオンのスペースとはあえて感じの違うものをねらったのでしょう。「木」の感じを前面に出した造りで、なかなかシックな感じです。ぼくが訪れたときは、店内のBGMはモダンジャズ。お店の雰囲気に合わせてのセレクトなんでしょうか。(ただ、お隣がディスクユニオンです。仕切りはありますが、壁1枚だし、たしか、上があいていたような。だから、あちらのBGMがじゃんじゃん聞こえてきます。ぼくが訪れたときは、かなりにぎやかな(というか、うるさい)音楽が聞こえてきていたので、こちらのジャジーな雰囲気もこれでは負けちゃうなあ、とも(苦笑)。ぼくはふだんからひんぱんにディスクユニオンに出入りしている客で、店内で、複数の音楽がかかっていて、それが混ざって聞こえてきたり(ディスクユニオンではふつうのこと)もあまり気にならないほうですが、音楽のヘビーリスナー、ヘビーユーザーでない、いわゆる本好きがゆっくり本を選びたい、棚を見たい、と思ったときにどうなのかなと、ちょっとそんなことも気になってしまいました。が、それは余談。)


お店のコンセプトや取り扱い商品などについては、サイトにくわしい案内もありますし、写真入りで、店内の様子も紹介されていますから、そちらをご覧ください。たとえば、こちら。「BIBLIOPHILIC & bookunion新宿」(Wax Poetics Japan)


《今回の「BIBLIOPHILIC & bookunion 新宿」では、BIBLIOPHILIC」の初の旗艦店として、読書用品から本・読書に関する書籍までオリジナル商品も含め約700点を取り扱い、今後更に商品点数は増えていきます。また「Music for Reading」と題し、ディスクユニオンがセレクトした読書向きのCDも取り扱っています。》


そうそう、気になる店名ですが、「BIBLIOPHILIC & bookunion 新宿」が正式名称なんですね。うち、BIBLIOPHILICは読書用品を扱うブランドで、「bookunion」は、《音楽とその関連カルチャーの書籍を扱う専門型書店》。第1号が、以前の記事で紹介した、ディスクユニオンお茶の水駅前店の店舗内店舗、というわけです。


《今回はショップインショップではなく商品数も拡充し、約1万冊の音楽関連書籍の品揃えをし、「BIBLIOPHILIC」とのコラボ店としてオープンします。》なるほど。御茶ノ水とは、最初から規模・内容とも違うところを目指してのオープンだったんですね。


なかなかシックでかっこいい内装については、こうあります。《読書用品や書籍という商品にマッチした店舗デザイン・内装にすべく、家具から空間までトータルでデザインすることに定評のある田中裕之氏に設計を依頼。木の素材を生かした店舗デザイン、什器に仕上がっています。》たしかに。記事の写真をご覧いただければ、おわかりいただけるかと思います。これなら、それほど音楽に思い入れのない本好きの方でも、純粋に「書店」として、書籍グッズのお店として楽しめそうですよね。


というわけで。御茶ノ水のときは、本好きがわざわざそのためにいくのはちょっと微妙かも、などと書いてしまいましたが、今回の新宿は、これまでディスクユニオンにあまり縁のなかった本好き書店好きの方も、一見の価値ありだと思います。新宿で書店巡りをする際には、ぜひこの「BIBLIOPHILIC & bookunion新宿」もルートに加えてみてください。


bibliophilicのビニール袋

↑猫がかわいい、お店のビニール袋。誰か、猫好きに本をあげるとき用にとっておこう。



ブラザー・フロム・ザナザー・プラネット 本

↑この日の購入本。監督・脚本ジョン・セイルズ、主演ジョー・モートンの、大好きな不思議系SF映画『ブラザー・フロム・アナザー・プラネット』の特集本(パンフ?)。ユーロスペースで出ていたこのシリーズ、巻末の広告を見ると、単行本&パンフの紹介とあるんだけど、これって、パンフレットとして映画館で売られていた本なんだろうか。ご存じの方がいらっしゃったらご教示ください。ほかに『ヴィデオドローム』や『エレメント・オブ・クライム』など、ぼくの大好きなカルトっぽい作品が含まれていて、古本で見かけると買ってしまいます。縦長の変わった判型で、本棚の収まりがあんまりよくないのが難。


ちなみに同店の古本、ものすごく高い、というわけではないですが、安いというわけでもなく、まあそれなりの値付けか、中央線沿線の古書店に慣れている方だと、高めに感じるかも。一種の専門店ですから、まあ当然と言えば当然でしょう。ただし、(映画本だから、なのかもしれませんが)この本は格安でした。


ジョージのしおり

↑レジに無料のしおりが何枚か並んでいて、うち1枚が、ジョージだったので、もちろんいただいてきました。ところで、ぼくの見間違いでなければ、その横に、しおり用のビニールというのが売ってました。しおりをコレクションする人がいるってことなのかな。かなりたくさんの書店や、書籍グッズを扱うお店に出入りしてきたつもりだけど、初めて見たかも。そういえば、こんな本も出たぐらいだしなあ。『近代ニッポン「しおり」大図鑑』(国書刊行会)。



◆今日のBGM◆


  • Talking Heads『Rome Concert 1980』



これ、出たのは知ってたけど、音質が良くないというレビューを複数見かけたので、ちょっと躊躇してたんですよね。そしたら、ディスクユニオンのバーゲン箱でアナログ(だと2枚組)を発見、ずいぶん安くなっていたので、まあこの値段ならはずれでもいいや、と思って購入。


黒いストラトを抱えた若いころのデヴィッド・バーンを写したジャケもいいし、盤は重量盤とは書いてないけど、昔の輸入盤みたいなぺらぺらな盤じゃなくて、ずっしり重みがあっていい感じ。早速聞いてみます。


うーん、たしかに音質はいまいちかなあ。でも。でも、演奏は悪くない、というか、いいじゃないですか、これ。音質云々を補ってあまりある、演奏のパワーですよ。このころのトーキング・ヘッズ、バーニー・ウォレルやエイドリアン・ブリューがいたころで、バンドが大所帯なんですよね。だから、演奏に勢いだけじゃなくて、なんというか厚みがあるんですよね。


そして、なにより、ギター好きにうれしいのは、エイドリアン・ブリューが大活躍! ブリュー時代の演奏は『Name of This Band Is Talking Heads』のDisc2でも聴けるけど、この時代の別ライヴテイクが聴けるのはやっぱりファンとしてはうれしいですね。



というわけで、たしかに音質重視派には不満も出そうな1枚ではあるけれど、でも、ヘッズの、とりわけ、『リメイン・イン・ライト』時代のヘッズのファンは聴いておいて損はないと思いますよ。


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