blogでやたらに書店フリペのことをプッシュしてきたからでしょうか、このところ、ふだんはなかなかいけない地域のお店の方が自店のフリペを送ってきてくださったり、こんなの作ったからとか最新号ができたからなどと、わざわざ知らせてきてくださったり、なかには、感想を聞かせてくれ、などと、名指しでうれしいことを言ってきてくれる方もいたり。書店好き、書店フリペ好きには、ほんと、うれしいかぎりです。
で、そのフリペの件、ずっとblogで紹介しなくちゃ、と思いつつ、なにしろ件数が多いので、まとめるのに時間がかかり、すっかり遅くなってしまいました。まとめて紹介しようと思うから大変なわけで、出会ったりいただいたりしたものを、小出しにして紹介していけばいいんですよね(って、そんなこと、早く気づけよ、って感じですよね;苦笑)。
書店フリペといえば、まずはこれを紹介しないと。このフリペの盛り上がりの中心のお店の1つ、書店フリペのコラボを推進したお店と言えば、三省堂書店海老名店さん。その海老名店さんが、三省堂書店各店およびコラボ参加店のフリーペーパーが読める、こんなページを用意されました。「フリーペーパーアーカイブス」(三省堂書店公式ブログ)。始められたのはけっこう前のこと、すぐにも紹介したかったのが、すっかり遅くなってしまいました……。
これはすごいなあ。こういうのがあれば、直接お店で入手できないフリペも、いろいろな本好き書店好きの目にふれることになるのになあ、と思っていたんですが、作り手のみなさんがそんなことを思いつかないわけがありませんよね。さすがです。たくさんある書店フリペの全部が入手できるわけではなく、PDFでダウンロードできるのはこの記事を書いている時点で10種ほどですが、それでもフリペ好きにはうれしいサイトですよね。
フリペは、基本的には、配布店の店頭で出会うのが、お客さんにとってもお店にとってもいちばんだと思うのですが、でも、遠くて行けないがどうしても読みたい、という方はいるでしょうから、そのようなときはぜひこのサイトをご利用になるといいと思います。この後、種類も増えていくかもしれませんから、フリペ好きは定期的にチェックしてください。
サイト以外に、書店フリペを紹介しているものとして、こんな「フリペのフリペ」も登場しましたよ。語学書などを中心に刊行している出版社、ベレ出版が発行している書店向け通信「ベレベレ通信」の最新号で、書店フリペが取りあげられています。「書店さん発フリーペーパーカタログ2011」(*注意:リンク先はPDFファイルです)。先の三省堂書店のアーカイブにないものも含め、11種の書店フリペが紹介されています。おお、BOOKSルーエの「ルーエの伝言」も取りあげられてるぞ。
「ベレベレ通信」は、ふだんは語学書の話題などが中心ですが、語学系版元発の通信としては異例なことに、自社出版物以外、語学書以外の話題も多くて、語学書担当者でなくても楽しめるような内容になっています。過去にも、フリペやPOPなど、書店寄りの話題を何度も取りあげていて、ぼくも参考にさせてもらっています。吉っ読のイベント「ブックンロール」の初回で、書店フリペを話題で取りあげた際には、会場で、ベレベレ通信の書店フリペ関連の号を配布させてもらったこともあります。サイトからバックナンバーがダウンロードできますので、タイトルを見て気になる号があったら、ぜひ見てみてください。読み物としてとてもおもしろい号がいくつもありますので。
と、あいかわらず活発な動きの書店フリペ。この盛り上がりはまだまだ続きそうですよね。今回は、三省堂書店のアーカイブとベレベレ通信の紹介で長くなってしまったので、個別のフリペの紹介は、記事をあらためたいと思います。
なお、個別のフリペの紹介は、この後続けていきますが、それとは別に、誰に頼まれたわけでもなく、自分の趣味で、ということなんですが、フリペの一覧のようなものも作っているので、完成(はなかなかしないと思うので、一段落)したら公開したいと思います。