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空犬通信

本・本屋好きが、買った本、読んだ本、気になる本・本屋さんを紹介するサイトです。

またまた書店フリペとの出会いが……廣文館呉そごう、鹿島ブックセンター

この空犬通信でも何度かふれていますが、ツイッター書店員さんの間でのフリペの盛り上がりは、あいかわらずすごくて、あちこちから新しいのは登場するわ、これまでなら別地域での入手など考えられなかったような地域のお店発のものまで入手できるようになるわ、チェーンの枠を超えて複数のお店のフリペが仲良く店頭で並んだりするわ、と、大変。なので、いまさらぼくがプッシュしたり、紹介したりする必要はあんまりなさそうなんですが、でも、最近入手したもので、どうしても紹介しておきたいものがありますので、2件、ピックアップします。


まずは、広島は、ブックガーデン廣文館そごう呉店発のこちらを。じゃーん。


本屋さん新聞Vol1 1本屋さん新聞Vol1 2

その名も、『本屋さん新聞』。ストレートでいい名前ですよね。表紙のロゴもいい感じ。体裁は、A5判8頁。モノクロ。手書きではなくワープロ書きで、段組や図版など、丁寧にレイアウトされています。作成したのは、hon83さん(@hon83)。フリペを作るのは今回が初めてだそうですが、いやはや、初めてとは思えない出来ですよね。



内容は、文芸書や文庫の話題本・新刊の紹介が中心。ちょっと目を引くのは、紙幅の少ないフリペではめずらしい、大型のシリーズもの(今回は、集英社の『戦争×文学』)や、ラジオドラマ化作品のラジオ番組情報などが取りあげられている点。特集として、ある文庫に1頁をあてて取りあげている頁(今回は『ねじまき少女』!)に、作中登場人物の紹介があるのも、フリペではめずらしい試みですよね。最近続けていろいろなフリペを読みましたが、先行作品、他店フリペを参考にしているはずなのに、似たものは意外になくて、頁数わずか数枚のなかに、ちゃんとこうして、他にはない、独自の切り口を混ぜてくるのだから、ほんと、フリペ書店員のみなさんの情熱というか研究熱心さには、毎回驚かされます。


今回が第1号ということで、まだ頻度などの詳細は決まっていないようですが、月刊を目指しているとのことです。当面、配布は同店のみでしょうか。チェーンの他店での配布などについては未定のようです。というわけで、またまた読み応えのあるフリペのデビューです。ブックガーデン廣文館そごう呉店をご利用のみなさんは、ぜひ『本屋さん新聞』のチェックをお忘れなく。


もう1点、これもふだんなかなか行くチャンスのないエリアのお店で発行されているフリペを入手できました。こちら。


カシブログ2011.5

福島県いわき市の書店、鹿島ブックセンター(@kashibucho)で発行されている「カシブログ Kashiblog」です。しばらく前に同店を訪れた出版仲間のEくんが、おみやげにと届けてくれました。書店フリペがおみやげって、贈るほうも、もらって喜んでるほうも、どっちもすごいよねw。



体裁は、A5判4頁で、カラー。こちらも手書きではなく全編ワープロ書きで、縦書き横書きと図版の混在する紙面が見やすくまとめられています。おすすめ本にそれぞれのジャンル担当の方と思われるお名前がありますが、フリペ全体の作成やまとめをされた方のお名前はありません。手元のは2011.5.1付けの43号とありますから、ずいぶん長く続いているんですね。まだまだ知らないフリペってあるんだなあと実感。


内容は、ジャンルごとのおすすめ本に、5月発行号ということで小学校の課題図書一覧があったり、ジャンル別のベストセラーランキングがあったり。スタッフのリレーエッセイ(この号では、「大震災」がテーマ)やアルバイトスタッフの方による「でっちのつぶやき」といった読み物もあり、さらには本以外の品を紹介するコラムがあったりと、頁数が少ないなかに、多彩な情報がぎっしりで、読んでいて楽しいものになっています。


ところで、同店がある福島県と言えば、いま、いろいろな意味で、日本でもっとも心配な地域の1つ。震災後、2週間ほどで無事に営業を再開されたと編集後記にあり、行ったことのないこちらまでちょっとほっとしてしまいますが、依然、気になることの多いエリアであることはまちがいありません。不自由なことも多いでしょうし、通常営業に戻すだけでも大変だったはずなのに、こんなしっかりした内容のフリペまで出しているなんて……。ほんと、お店のスタッフの方々の熱意には頭が下がります。


同店はツイッターでも情報発信をされていますが、最近のツイートで、こんなのを見かけました。


《【フェア開始のお知らせ】恒例の「文庫・夏の100冊」フェアが始まりました。今年のディスプレイのテーマは「水族館」閉館中の、アクアマリンふくしまの分も頑張ります。 》


ディスプレイのテーマが水族館! さらに、アクアマリンふくしまの分もがんばる、だなんて! 水族館大好き者としては見逃せません。気になる店頭の様子は、写真が公開されていますので、こちらこちらこちらをどうぞ。これは、店頭の様子を生で見てみたいなあ。


震災後、休館を強いられていたアクアマリンふくしま。水族館好きとしては、まだ行ったことがないのがくやしくてしかたない、すごく行きたい水族館の1つなんですが、この記事を書くために、サイトをチェックしてみたら、7/15の再開が決まったそうです。うわー、よかったなあ。おめでとうございます! すぐに行けるかどうかわかりませんが、ぜひ親子で訪れたいと思います。


……すみません、また悪い癖で、脱線してしまいました。アクアマリンふくしまのことも気になりますが、同館を訪問できたら、また大きくとりあげることにして、鹿島ブックセンターの話に戻ります。同店は残念ながら一度も訪れたことがないのですが、このフリペや、水族館ディスプレイなどを見ていると、店内の工夫や楽しそうな様子が伝わっていて、実際の様子を見てみたくなります。この先、福島県いわき市行きが実現したら、アクアマリンふくしまと合わせて、ぜひ訪問したいと思います。


とりあえずは、このフリペを届けてくれたEくんによる、写真入りのレポ記事がありますので、それを紹介しておきましょう。「鹿島ブックセンター」(5/23 How High? Vol.6)。


ところで。書店フリペ、これだけあちこちで盛り上がり、種類が増えてきましたから、どこでどんなものが出ていて、入手できるのかできないのか、気になる方もいるかと思います。フリペの名前・発行店・配布場所(フリペコラボ参加の有無含め)の一覧があると便利じゃないかなあ。書店好きが書店回りするときのガイドにもなっていいのでは、などと思うんですがどうでしょうか。どなたかまとめてくれないかなあ、と超他力本願なことを独り言のようにつぶやいていたら、フリペコラボの中心店、三省堂書店海老名店さんのほうで準備されているとのこと。これは楽しみですね。コラボ参加店だけでなく、今日紹介した2種ほか、この空犬通信や昨年の吉っ読イベントで紹介してきたような、過去のものを含む、書店フリペのリスト、データベースになるといいですよね(と、またまた他力本願なことを書いてますw)。

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