すみません、久しぶりに特撮の話題です。書店ネタを期待されているせいか、特撮の話題は不人気なんですよねえ(苦笑)。わかってはいるんですが、でも好きなもので。書いておきたいもので。苦手な方は以下とばしてください。
さて。しばらく前の記事で、「総天然色ウルトラQ」のことを紹介しましたが、関連のニュースをいくつかまとめて。
まずは、日が迫っているこれを。まもなく、WOWWOWで、「ウルトラQ ハイビジョンリマスター版」の放送が始まるようです。6/27(月)の16:45スタートで、7月中旬まで平日午後連日放送となっています。そして、うれしいことに、《6月26日(日)午前10:00 第1話・第2話先行無料放送》とのことで、ふだんWOWWOWを観ていない人もこのハイビジョンリマスター版を確認できるわけです。これは観ないとね。
ちなみに、「ハイビジョンリマスター版」ですが、先の総天然色とちがって、モノクロのままで、ハイビジョンの画質でリマスターしたもの。白黒にこだわりのある人は、カラーライズされたものよりこちらのほうがいいかもしれませんね。
モノクロは試し観できると、ならば、カラーのほうは、と当然思いますよね。と思っていたら、こんな雑誌が出てました。『Newtype THE LIVE特撮ニュータイプ』。7月号の特別付録DVDが、「総天然色ウルトラQ カラー怪獣図鑑」となっています。BOXは今のところ購入予定がないので、1600円でダイジェストが観られるならまあいいかな、ということで買ってみました。
「怪獣図鑑」とあるから、全怪獣をカラーで見せてくれるのかと思ったら、さすがにそんなに甘くはありませんでした。DVDで観られるのは、ゴメス、ガラモン、リトラ、ゴロー、ペギラ、ナメゴン、カネゴンほか10体ほど。この点はやや物足りなかったのですが、カラー化自体は実に見事で、初代ウルトラマン以降の、昭和円谷特撮の色に、あまりにも自然になっているので、ちょっと驚かされてしまいます。
BOXを買う予定はない、または、迷っている、という方で、スチルだけでなく、動いているところを確認してみたい、という方にはいいかもしれません。
こういう特撮雑誌で特集されるのはわかるのですが、大人向けの一般誌、それも経済誌で特集されているのまであるのには驚きました。『FJ(フィナンシャルジャパン)』8月号がそれ。表紙は、カネゴンをバックに、でっかく総天然色ウルトラQのロゴが踊るもの。カネゴンと宮台真司(特集に対談で登場)が並んでいる電車の中吊りもありますから、それを見かけた方もいるでしょう。
頁数こそ12頁ほど、ボリュームはそれほどでもありませんが、宮台真司と品田冬樹(円谷プロの造形師)の対談も悪くないし、桜井浩子が登場しているのもうれしいし、なにより、全28話のカラースチルが、1つ1つは小さめとはいえ、全話分掲載されているのがうれしい(専門誌の特撮ニュータイプにさえ、全話のスチル掲載はない)。ぼくは経済オンチで、経済誌を手にとることはふだんまずないのですが(この雑誌もいただきもの)、これはちょっと得した気分になりました。
次は展示関係のこちら。「8月24日(水)から渋谷PARCOで「ウルトラQリターンズ 怪獣絵師 開田裕治とTOYの世界」の開催が決定!」(6/10 TSUBURAYA STATION)。
こんな展示のようです。《怪獣絵師と名高い開田裕治、その迫力ある作品とアンティークなタッチのソフビ怪獣たちの数々を展示します。開田氏のこれまでの数々の絵を巨大タペストリーにした、なつかしの昭和テイストのソフビを数多く展示する、会場限定のコレクターズ商品の販売など、世代を越えて昭和ウルトラの世界を楽しめる内容となっています!》
ぜったい行くよね。PARCOだし、この内容なら会場がちびっこだらけで、オヤヂソロがいたたまれない気持ちになることもきっとないよね(笑)。会期は、8/24~9/7、場所は、渋谷PARCO B1ロゴスギャラリーで、入場無料とのことです。
あと、ついで&最後にこれも。Qの話題ではないですが、楳図かずおが『週刊少年マガジン』(講談社)で連載していた『ウルトラマン』が講談社漫画文庫に上下巻で入りましたね。オフィシャルサイトの案内はこちら。これ、なつかしいなあ。むかしKCコミックス版かなあ、くわしいことは忘れちゃったけど、小学生のころに古本屋さんで見つけて、すでに恐怖漫画とまことちゃんで知っていた楳図かずおがウルトラマンを描いていることに、そして、そのウルトラマンが絵柄といい内容といいオリジナルとノリが違うものであることにびっくりしたっけなあ。ということを、数十年ぶり?に再読しながら、思い出したりしています。
ところで、フィギュアも出てるのね。しらなかった。こちらに一覧が。