今日は人に会う用事で、汐留にいました。おやぢの街=新橋界隈なら問題ないんですが、汐留辺りとなると雰囲気一変、来慣れない街で緊張します。ふだん来ない街でちょっとだけできた空き時間で何をしていたかというと、やっぱり書店をのぞいてるんですよねえ。リブロ汐留シオサイト店と文教堂書店カレッタ汐留店をのぞいてきましたよ。



↑例によって、下手くそなぼけぼけ写真ですみません……。
汐留シティセンターの地下にあるリブロは、バランスのいい品揃えのコンパクトなお店。壁際の棚上に本を面陳で並べるなど、棚上の空きスペースをギャラリーのように使っているのが印象的。カレッタ汐留の地下にある文教堂書店のほうは、さすが電通のお膝元ということで、広告・デザイン関連の棚が充実していました。『ブレーン』がこんなに目立つところに複数展開されているお店は初めて見たかも(笑)。徒歩で5分も離れていない2店ですが、見事にキャラの違う店になっていました。汐留には、芳林堂書店もあったはずですが、今日は2店で時間切れ。ふだん行かない街での書店巡りは楽しいものです。
さて。今日も書店の開店関連のニュースです。以前から噂は流れていましたが、なかなか正式に報じられない状態の続いていた、丸善/ジュンクの静岡出店の件です。しばらく前に、こんな記事が出ましたね。「名称は「新静岡セノバ」 静鉄の再開発商業施設」(6/2 アットエス)。
記事の一部を引きます。《静岡鉄道は2日、静岡市葵区鷹匠の新静岡センター跡地に建設中の再開発商業施設の名称を「新静岡セノバ」に決めたことを明らかにした。約150店舗のテナント構成で、10月開業を予定する。既に誘致が明らかとなっていた生活雑貨店の東急ハンズのほか、家電量販店や大型書店などが核テナントになる。》この「大型書店」が丸善/ジュンクだというわけです。
《商業施設や鉄道駅、バスターミナルなどで構成するメーンの建物は地下1階、地上9階建てで、共用部分を除いた店舗面積は3万2千平方メートル。》《県内初進出となる東急ハンズ以外の核テナントは、家電量販店のノジマ、書店の丸善&ジュンク堂、静活(静岡市葵区)のシネマコンプレックス「シネシティ ザート」、食品スーパーのしずてつストア。》と、記事中でブランドが「MARUZEN&ジュンク堂書店」であることが言及されていますね。時期的に見ても確定情報でしょう。
書店についての言及はこれだけで、広さなどくわしい情報はあがっていません。施設全体の店舗面積としてあがっている32,000平米は坪換算で9680坪。500台以上の駐車場のある大型商業施設ですから、MARUZEN&ジュンク堂書店が千坪クラスのものになるのは、ほぼ間違いないでしょう。
MARUZEN&ジュンク堂書店のサイトには告知は出ていませんが、Wikiの「丸善」のページには、《新静岡店 - 2009年1月に新静岡センター建て替えのため一時閉店。2011年10月に新静岡セノバにMARUZEN&ジュンク堂として出店予定。》という記述があがっています。
昨年からの大型店出店ラッシュが今年も続く丸善/ジュンク堂書店。今月末には、旭川が控えていますね。「来月24日にジュンク堂など一部開業 旧丸井今井旭川後継店」(5/14 北海道新聞)。
この記事、とくに新しい情報はないようですが、一部を引いておきます。《旧丸井今井旭川店の後継店「フィール旭川」が6月24日にプレオープンすることが分かった。中堅証券会社の極東証券(東京)などでつくるフィール旭川開設準備室が13日、決定した。》《地下1階~地上9階のうち、地下1階~地上5階までをオープンする。地上1~5階は書店大手「ジュンク堂」(神戸)を核に、服飾や雑貨、スポーツ用品店、カフェなどが入る。地下1階には生鮮食品店とドラッグストアが入居し、テナント数は計約60店となる。全館オープンは9月中旬の予定。》
CHIグループ関連では、まだ業界の噂レベルなのでくわしいことは書けませんが、ほかにも年内に大型出店の話が複数あがっているという話も、最近耳にしました。
先日、5/23の「文化通信 出版ヘッドライン」には、「日本の書店数1万5061店に。店舗数減少、売場面積は微増。アルメディア調べ」とありました。中小規模店が減少し、大型店が増え、結果として売場面積が増える、という傾向は、まだしばらく続きそうですね。
静岡は、個人的にほとんど縁のない土地で、書店回りはもちろん、仕事や旅行で訪れたこともありませんので、同地の書店事情はさっぱりわかりません。それだけに、個人的にもちょっと気になりますので、またくわしいことがわかりましたら、記事で取り上げたいと思います。