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空犬通信

本・本屋好きが、買った本、読んだ本、気になる本・本屋さんを紹介するサイトです。

札幌で書店を回ってきましたよ その1

札幌3日目。帰京当日になって午前の2時間だけ、自由な時間が確保できたので、もちろん書店回りをしてきましたよ。


札幌が書店激戦区なのは知識としてはわかってましたが、行ったことのない店もあるので、あらためて調べてみると、札幌駅周辺だけでも、ずいぶんたくさんの書店があるんですねえ。土地勘がないので、iPhoneを駆使して各店の場所を確認するも、あの小さな画面だけで、各店の位置関係を把握し、巡回ルートを決めるは至難の業。こういうときは、やっぱり紙の地図のほうがありがたいんですが、もちろん書店マップなんてありません……。


今回は、古書店はあきらめ、新刊書店に集中、2時間で5店、できるだけ各店で必ず買い物をする、の2つを目標とし、宿でゲットした駅周辺地図とGoogleを頼りに歩いてきました。簡単にレポートします。(*今回、デジカメを忘れたので、以下、写真はiPhoneで撮ったもの。もともと下手な写真がもっとまずいことになってますが、ご勘弁を……。


まずは、駅そばの紀伊國屋書店札幌本店。ガラスばりのビルは外から見るだけでもよさそうですが、店内に足を一歩踏み入れると、その開放感あふれる店内の様子に、確実に驚かされます。うわあ、いいなあ、この感じ。


紀伊國屋札幌1紀伊國屋札幌2

1階、入り口入ってすぐ左、雑誌が面でずらりと並ぶ壁面は大迫力。天井の高い広々とした空間は、歩いて回るのもいいですが、2階へのエスカレーターの途中から一望するとまたいい感じです。


横から見ると八の字のような格好の什器(棚)がなかなか洒落ていて、しかもジャンルごとに色を変えてあります。ところどころの柱がガラスのショーケースになっているのも効果的で目をひきます。開放的で、明るくて、おもしろくて、それでいて、デザインに走りすぎて見づらいということもなくて……このフロアの感じ、好きだなあ。


什器や雰囲気だけじゃなくて、品揃えもフェアも力が入っていますよ。たとえば、2階、自然科学関連のフェア台は、北海道の生き物関連の本がずらりと並ぶ楽しいものになっていて、思わず足を止めさせられました。


紀伊國屋札幌フロア1紀伊國屋札幌フロア2

同店は、たしか2005年に移転、新装しているんですよね。前の店舗のイメージしかなかったので、あまりの変わりっぷりに驚いてしまいました。紀伊國屋書店のお店はいろいろなところを見ていますが、そのどれとも似ていない感じです。こういうお店との出会いがあるから、チェーンのお店でもスキップできないんですよねえ。


次は、ジュンク堂書店札幌店。丸井今井南館の地下2階から4階、計6フロアを占める大型店ですね。札幌では最大かな。


ジュンク札幌ジュンク札幌フロアガイド

いい意味で、いつものしっかりしたジュンクの品揃え、見せ方、という感じ。今回の書店回りでは、北海道本を何か買いたいと思っていたんですが、郷土史に強いチェーンと言えばやはりジュンクだろうということで、3階の郷土史棚をチェック。郷土本を扱っているところは、この日見た他の書店のなかにもありましたが、量ではやはり圧倒的ですね。購入本は、あとでまとめて。


そうそう、同店では、「札幌有名書店書店員座談会企画 書店のソムリエ 旬の本を語る」というフリーペーパーを見つけました。


書店のソムリエ 札幌

三省堂書店大丸札幌店、ジュンク堂書店札幌店、コーチャンフォーミュンヘン大橋店、紀伊國屋書店札幌本店、丸善札幌アリオ店から、女性書店員さん5名が登場、タイトル通り、旬の本について語っています。


次は、昨年の記事で紹介した丸善北一条店


丸善北一条

昨年の記事にも書いた通り、店名こそ「丸善」とありますが、運営はジュンク堂なんですよね。だから、店内にはジュンク堂のダンボールが見え、棚・什器の感じやフロア案内など、すべてジュンク堂のそれ。店内の雰囲気すべてが「ジュンク堂」なのに、店名が「丸善」でブックカバーも「丸善」。開店時の事情を知っていても、2店の関係がわかっていても、それでもやはり、2チェーンにずっと通い続けてきた本好き書店好きとしては、なんだか不思議な感じがしてしまいます。



お店の感じも品揃えもこれといって気になるところはないのですが、ジュンク堂札幌店を見た後に、続けて訪問したせいか、なんとなく「プチジュンク」といった感じに見えてしまい、個人的にはものたりなく感じてしまいました。ただ、ぼくのように短時間で2店をはしごするようなお客さんはいないでしょうし、逆に、ジュンクの品揃えがコンパクトにまとまっていれば、それは、大型店で時間をかけて探したりできないというタイプのお客さんにはむしろプラスでしょうから、お店のコンセプトとしては正解なんでしょうね。


次は、三省堂書店。駅周辺に2店ありますが、まずは、2009年オープンと新しい、JRタワー札幌ステラプレイス内にある三省堂書店札幌店。


三省堂書店札幌店入り口三省堂書店札幌店フロアガイド

エスカレータを上がって、店内が目に入ったとたん、ここはいい、絶対にいい!と、店内の充実ぶりが、なんというか、「感じ」でいきなり伝わってくる、そんなお店です。って、ぜんぜん説明になってませんが、ほんとに、そんな感じなんですよ。


タイプとしては、商業施設内のワンフロア型書店ですが、それでいてありきたりな感じはしなくて、短時間、ざっと店内を一周しただけでも、配置などにも工夫されているのが伝わってきます。とにかく、広いし、明るいし、きれいだし、見やすいし、あちこちのフェア台がきちんと目に入るのに店内を回遊する客のじゃまにならないしで、とても感じのいいお店です。


こんなにいいお店ができて、先(2003年)にできた大丸の8階にあるお店、三省堂書店書店大丸札幌店は大丈夫なのかな、と思い、施設内を移動、そちらも続けて見てみます。


三省堂書店大丸札幌店入り口三省堂書店大丸札幌店フロアガイド

中でつながっている施設内といっても、東西に長い大きな商業施設なので、2店はけっこう離れています。大丸店のほうは、サイズこそコンパクトですが、レストランフロアにあるので、食事の前後の買い物客にはむしろぴったりのサイズと品揃えといえそう。UCCのカフェが併設ということもあり、以前、神保町にあった自遊時間をちょっと思い出させる感じでした。


チェーンではほかに、すすきのの商業ビル「ラフィラススキノ」内の文教堂書店札幌すすきの店にも寄りましたが、よくある商業施設内の書店という感じで、特記すべきはなし、かなあ(別に悪い意味ではなく)。文具の扱いがどうなっているのかよくわかりませんが、ふつうの書棚エンドの平台がいくつか文具にあてられていたのが、ちょっと見た目には妙な感じでした。


文教堂すすきの

↑あまり意味のない写真……。


長くなったので、記事を分けます。


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コメント

質問です

空犬さん、はじめまして。丸善北一条店の元中の人です。その節はご紹介ありがとうございました。恐縮ですが7年前の記事に質問いたします。記事中にある「ジュンク堂のダンボール」とは何を指すのでしょうか?ジュンク堂の名前が入ったダンボールということなら配送用のダンボールが考えられますが、こちらを店頭に出すことほぼありません。また極力、営業時間内には店内にダンボールを置かないようにしていましたが入荷遅延があったり入荷が多く開店前に検品が終わらない場合など営業時間中に検品することもありましたのでご来店の際、取次のダンボールを目にされる事は考えられます。空犬さんは大阪屋さんのダンボールを「ジュンク堂のダンボール」と表現されたのでしょうか。なお丸善北一条店は2016年9月4日を持ちました閉店いたしました。正しくは丸善札幌北一条店です。

  • 2018/07/12(木) 04:04:07 |
  • URL |
  • 元中の人 #-
  • [ 編集 ]

丸善札幌北一条店

元中の人 さん>
訪問&コメント、ありがとうございます。

> 「ジュンク堂のダンボール」
さすがに当時店内で何をどのような状態で目にしたのか
までは記憶にないのですが、当時の札幌書店回り時の
メモが残っていましたので、それを見てみると、
取次の段ボールに「ジュンク堂書店」の名前の入った
紙(メモ?)が貼ってあった、とあります。
ジュンク「へ」移す商品なのか、ジュンク「から」
移ってきたものなのか、そのようなものなのか、と
思った次第です。

同一チェーン・同一グループ内で商品を動かすこと
自体はふつうにあることだと聞きますから、そのとき
目にしたものも、そのようなものなのかと思ったのだろうと
思われますが、ちょうど、他の支店でも、丸善の
店舗がジュンク堂の感じのものになった、というのは
見聞きしていましたから、そのようなことが気になって
いた時期だったので、気になったのだろうと思います。

ふだんどうされているのかはわかりませんが、そのときは
店内に複数の段ボールが置かれていたので気になって
メモに残しています。なお、そのことの是非をどうこう
したいわけではなく、単に、「『丸善』のお店の中に
『ジュンク堂書店』云々と書かれた段ボールが複数
あって目についた」(だから、ちょっと不思議な気が
した)という、それだけの記述です。

閉店のことは、ブログではふれていませんが、
Webで閉店にふれた記事を目にしていましたので、
知っていました。

  • 2018/07/16(月) 17:40:22 |
  • URL |
  • 空犬太郎 #-
  • [ 編集 ]

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