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空犬通信

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新しい辞書のかたちとなるか、三省堂Dual Dictionary

編集という仕事がら、辞書をよく使う。なので、こういう記事はちょっと気になったりする。


この数年、紙の辞書の売り上げはずっと下り坂。代わりに伸びているのが電子辞書。この辞書市場の主役交代については、上の記事でもふれられているし、これまでも全国紙の記事などで取り上げられているから、ご存じの方も多いだろう。辞書といえば、かつては、新学期の辞書シーズンには当たり前のように、万、十万、百万の単位で売れていた商品である。それがこんなふうになるなんて、紙の辞書しかなかった学生時代を過ごしているぼくのような身にはなんだか信じられないような状況だ。



今回、Dual化されるのは、以下の3点の辞書。



上記のサイトで、Web版の試用もできるので、興味のある方、Web辞書ユーザはのぞいてみるといいだろう。シンプルなインターフェースで、検索速度も(環境によるだろうけれど)なかなに速い感じ。3冊の串刺し、せめて英和和英の串刺しができればさらに使い勝手が良いのだろうが、普通の使用ならこれで十分だろう。


この、紙版辞書購入者特典としてWebの電子版を使えるようにするというサービスは、『マクミラン英英辞典』(マクミランランゲージハウス)が行っているが、日本の出版社ではおそらく初めてだろう。昨日、NHKのニュースなどでも取り上げられたようだが、そちらは未見。辞書の刊行がこのようにメディアに取り上げられること自体大変めずらしいことだと思うが、それだけこのシステムが目新しいということだろうか。


『大辞林』は、辞書としては好きだけど、さすがに大辞典は場所取りなので、もう紙版を使わなくなって久しい。一方、『ウィズダム英和辞典』のほうは、いくつかある愛用の英語辞書のなかの1つで、けっこう気に入っているので、改訂版も、和英も、Web版も出来が楽しみだ。これで一気に紙辞書の状況が変わるとも思いにくいが、なんらかの活路にはなるかもしれない。ぼくは個人的には大辞典はともかく、中辞典に関しては、紙の辞書に残ってほしいと思っているので、この三省堂の試みがどのようにユーザや市場に受け入れられるのか、個人的には注目したい。


現行版はこちら。



◆今日のBGM◆

  • ソフトワークス『アブラカダブラ』


ギターはアラン・ホールズワースです。念のため。


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コメント

辞書の質を気にしないのであれば:
yakugo.com
とかお勧めですのよ。

  • 2006/10/26(木) 10:59:54 |
  • URL |
  • 辞書ママ #BvQr8z6g
  • [ 編集 ]

訪問&コメント、ありがとうございます。

>辞書の質を気にしないのであれば:
せっかくのおすすめですが、一応辞書好きとして、さらに仕事で辞書を使う者として、質をこそやはり問いたいし、気にしたいのです。なので、紙の辞書と、英辞郎やyakugo.comのタイプのものとは、基本的には別の物だと思っています。

  • 2006/10/27(金) 23:55:21 |
  • URL |
  • 空犬 #-
  • [ 編集 ]

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