空犬通信

本・本屋好きが、買った本、読んだ本、気になる本・本屋さんを紹介するサイトです。

天使、日記、横溝正史……最近買った本たち。

書店がらみの、ちょっとマヂメな話が続きましたので、今日は最近買った本の紹介でも。


  • 須永朝彦『天使』(国書刊行会)
  • 小川洋子『原稿零枚日記』(集英社)
  • 江藤茂博他『横溝正史研究』2(戎光祥出版)



須永朝彦さんの本は、《初期短篇小説から、20数篇を選りすぐった傑作選》とのこと。西沢書店の単行本ほかを所有してますから、作品は重なりそうですが、西沢書店のは函入りの立派な本で、しかも旧かなですからね。雰囲気はあっていいのですが、気軽な読書にはちと向かない。なので、現代かな使いで軽装の傑作選の刊行はうれしいですね。重複覚悟で、やっぱり買っちゃいました。




こんな文字たちが目次に踊っています。契、天使、ぬばたま、綴織画、就眠儀式、木犀、花刑、蝙蝠男、光と影、白鳥、誘惑、銀毛狼皮、月光浴……本編を読みもせぬうちから、目次のこれら文字列に、なんだかざわざわした感じがしてきます。深夜読書にぴったりの1冊かと。


小川洋子さんの新作、なによりタイトルがいいですよね。『原稿零枚日記』。『日記』、それも小説家の日記には、それがフィクションとして書かれたものも含めて、目がないほうなので、これも読むのが楽しみ。あえて、内容紹介のたぐいも一切目に入らないようにしています。


『横溝正史研究』、創刊号が出たときは驚きましたが、ちゃんと2号が出ましたね。特集は「ビジュアライズ横溝正史ミステリー」。まだ創刊号のほうも通読できていないんだけど(苦笑)。ちなみに、すでに続刊も予告されています。『横溝正史研究3、特集は「倉敷・岡山殺人事件」。急いで読まないとね。


横溝者は必読なのは当然として、目次には、「正史・乱歩・馬琴 "絵になる"物語の系譜とその映像化」(芦辺拓)、「海野十三との交流 短編「蟹」を読む」(大石征也)といった稿も見えますから、乱歩者、そして広く戦前探偵小説に興味のある向きも目を通す価値がありそう。



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