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空犬通信

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吉祥寺の出版社、夏葉社さんを訪問!……『レンブラントの帽子』おすすめです

夏に予定しているイベントの件、変更になってしまった分の代案が確定せず、落ち着かない日々を送っている空犬です。


今日は吉祥寺で1人出版をがんばっておられる夏葉社さんを、同じ吉祥寺ベース(といってもぜんぜん意味が違いますが)の出版人として表敬訪問。本の話のあれこれで、しばし楽しいひと時を過ごしました。っていうか、夜遅くまで独りでお仕事をされている夏葉社島田さんのお仕事のじゃまをしてきただけなんだけどね(苦笑)。島田さん、ありがとうございました。次はぜひ「吉っ読」に遊びに来てください。


さて、今日はもちろん、夏葉社さん入魂の処女出版、この本を紹介しないわけにはいきませんよね。


  • バーナード・マラマッド『レンブラントの帽子』(夏葉社)

レンブラント

Amazonには扱いがないので、書影のみあげておきます。オンライン書店では、bk1取り扱いがあるようです


そのbk1から内容紹介を引くと、こんな感じ。《寡作ながら文章の名手として珠玉の作品を残したアメリカの作家バーナード・マラマッド(1914-1986)。本書は1975年に集英社より刊行され、長らく品切れとなっていた、マラマッドの名品を収めた短編集の復刊です。装丁は和田誠、巻末に荒川洋治のエッセイを収録。この書は新しい出版社、夏葉社の刊行1点目でもあります。》


この紹介文にあるとおり、海外文学のオールドファンにはちょっとなつかしい、集英社の「現代の世界文学」シリーズの1冊として出ていたものの復刊です。ただ、完全なかたちでの復刊ではなく、既刊の別作品集に収録されたものなどをのぞき、表題作ほか完成度の高い全3編にしぼったものになっています。




↑これが旧版。なつかしいなあ。この版で持ってましたよ。Amazonには書影がないけど、フランス装風のカバーでしたよね。アメリカだとフィリップ・ロスとか、イギリスだとしばらく前になくなったシリトーとか、英語圏以外だとグラスもそうかな、あと国別の短篇集とか、さすが世界文学全集の版元という感じのラインナップでしたよね。



短篇の本数がちょっと少ないのでは、と思われる方もいるかもしれませんが、旧版は小さめの字で、今の目で見たらぎっしりの組。これ、読みやすい組にしたら、けっこうなページ数になるはずで、当然値段もそれなりのものになります。重複を避け、完成度や読みやすさも考慮したセレクトとし、この造本で2000円を切る造りにしたのは、正解だと思うのです。それは、ぜひ店頭で現物を手にとっていただければ、納得してもらえると思いますよ。この本が丁寧に造られていることは、手に取ればわかりますからね。


本の中身の参考としては、毎日新聞の書評があります。あと、三省堂書店神保町本店の公式ブログに応援コメントもありますから、これらもぜひどうぞ。


出版不況に、最近の電子書籍騒ぎ、そして海外文学冬の時代などと言われたりまでするこのご時世に、独りで版元を興し、しかも、この渋すぎる処女作。くわしいことは書けませんが、今後のラインナップなどについてもいろいろお話をうかがいましたが、放っておいても売れるだろう的な安易な企画はゼロ。いやはや、まだお若いのに、この気概、この熱意……同じ編集者として頭が下がります……。


というわけで、空犬通信と「吉っ読」は、同じ吉祥寺で本の仕事に携わる仲間として、夏葉社さんを全面的に応援していきたいと思います。なお、夏葉社さんは、twitterでもいろいろ情報を発信されていますので、興味のある方は、こちらをチェック、ぜひフォローしてみてください。


なんか脱線気味ですが、『レンブラントの帽子』、ぜひ店頭で手にとってみてください。ちなみに、本の入手できるお店は、夏葉社さんのサイト内「夏葉日記」の5/17付記事にリストがありますので、そちらをご確認ください。ちなみに、吉祥寺ではリブロ吉祥寺店、啓文堂書店吉祥寺店、百年に置いてあるようです(BOOKSルーエが入っていないのは、島田さんが担当のMさんに会えてないからのようです。これが1人営業のつらいところですね……。花本さん、よろしく頼みます!)。


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