この本が、文庫の新刊平台に並んでいるのを目にしたときは、さすがにびっくりしました。
- 池井昌樹『池井昌樹詩集』(ハルキ文庫)

銀座・教文館の詩集コーナーの平台で見つけた1冊。
ハルキ文庫は、詩集の充実しているレーベルで、それも、白秋賢治中也朔太郎ら近代文学の有名どころだけでなく、現代詩にも目配りのきいたセレクトになっているのは、文庫で詩を読むのが好きな人にはいまさら説明不要かと思います。しかも、「現代詩」といっても、谷川俊太郎、吉野弘らは当然として、町田康さんまで入ってますからね。その意味では、30数冊のボリュームながら、かなりユニークな文庫詩集選集になっているといっていいでしょう。
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