空犬通信

本・本屋好きが、買った本、読んだ本、気になる本・本屋さんを紹介するサイトです。

フリーランス書店員が棚作り……beco talkのご案内です

西荻窪のブックカフェ、beco cafeで、ほぼ毎月開催している出版・書店関連テーマのトークイベントbeco talk。9月の回のご案内です(今年は隔月、奇数月開催を予定しているため、8月はお休みとなります。)


    beco talk vol.25
    本屋さんの棚、つくります
    〜フリーランス書店員というはたらき方〜〜

    日時:9月25日(金)
    OPEN 19:00 START 19:30(〜21:00)
    会場:beco cafe(西荻窪)
    出演:久禮亮太(久禮書店)、空犬太郎(空犬通信・本屋図鑑)
    *満席となりました。

今回のテーマは「フリーランス書店員」と「棚づくり」。フリーランス書店員とはどんな仕事なのか。何をしようとしているのか。どこでその仕事を目にすることができるのか。フリーランス書店員として手がけた店作り、棚づくりの話を中心に、新しい書店員のあり方について話をうかがいます。


今回出演いただく「フリーランス書店員」、久禮亮太さんは、以前はあゆみBOOKS小石川店で店長をつとめた方。同店は『本屋図鑑』でも紹介されていますが、新刊台や人文書のセレクト、店内のディスプレイなどに工夫のこらされていて、地元のお客さんだけでなく、出版関係者や同業者の間でも人気の高いお店です。そんなすてきなお店の棚を手がけてきた棚づくりのプロが独立、自店以外の場所で棚づくりの腕をふるい始めたわけですから、その話がおもしろくないわけがありません。


久禮さんの活動については、雑誌などにも取り上げられ始めていますし(後日、あらためて紹介しますが、当方が取材・執筆の一部に関わった『婦人画報』9月号の書店特集にも、久禮さんが棚を手がけた昭島のブックカフェ、マルベリーフィールドが取り上げられています)、青弓社のサイト内連載「こんにちは、久禮書店です」(青弓社)では、久禮さん自ら、独立の経緯から最近の活動まで、くわしく報告しています。当日のトークでは、こうした雑誌記事や連載とは切り口を変えて、久禮さんのフリーランス書店員としての働き方や久禮さんの棚作りの極意に迫りたいと思います。


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三省堂書店 池袋本店がオープンになりましたね

リブロ池袋本店が閉店になったのは、つい先日のことだというのに、早くも、跡地に入る三省堂書店がオープンとなりましたね。居抜きで、しかも、今回のオープンは全体の一部だけとはいえ、お店の規模を考えると(さらに言えば帳合変更があったことを考えるおt)わずか9日でのオープンというのは驚くべきといっていいでしょう。


三省堂書店 池袋開店ポスター

↑神保町本店にも、池袋本店オープンを告げるこのようなポスターが貼られていました。(三省堂らしからぬデザインというかなんというか、ぱっと見たときはなんのポスターか一瞬わかりませんでした。)


三省堂書店の7/29付メール案内(メルマガ)、「三省堂書店【池袋本店】7月29日(水)1st Stageオープン」の情報を引きます。


《2015年 7月 29日(水)10時「三省堂書店 池袋本店」【1st Stage】西武池袋本店別館地下 1階にいよいよオープン!》
《三省堂書店は次世代型書店を、西武池袋本店に7月から3段階でオープンいたします。グランドオープンに向け、段階的にサービスを開始してまいります》。


段階別のオープンについては、以下のようになっています。
【1st Stage】 2015年 7月 29日 別館地下 1階のみ
【2nd Stage】 2015年秋 書籍館オープン・別館地下 1階リニューアル/一部オープン
【3rd Stage】 2015年冬 グランドオープン


オープン記念の品も用意されているようです。《1st Stage オープン記念として、オリジナルコットンバッグプレゼントを実施いたします。2,000円(税込)以上お買い上げのお客様、先着 1万名様に差し上げます》。


なお、開店前から報道されていたように、《西武池袋本店 9階南にございます「三省堂書店 池袋店」は営業を継続します》とのことです。


オープン初日の様子はどんな感じだったんでしょうか。気になりますが、今日は用事があって行けませんでした。近日中にぜひ見に行きたいと思いますが、まだリブロ池袋本店閉店のショックが残っている感じで、しばらくは見に行けないような、見に行きたくないような、そんな気もちょっとしていたりします。



閉店前日のリブロ池袋本店【更新】

リブロ池袋本店が、7/20(月)、閉店となりました。


最終日は、同店の閉店を惜しむファンがたくさん集まったようですね。当日の様子を伝える記事をいくつかあげておきます。



最終日の前日、一人お店を訪ね、ふだんは行かないジャンルの売り場も含め、隅から隅まで、歩いてきました。何時間いたかなあ。閉店直前のお店というと、棚に隙間が目立ったり、店内で片づけをしているスタッフの方の姿が目についたりと、さびしい思いをさせられることも多いのですが、棚も店内の様子もあまりにもいつも通りで、次に池袋に来たときには、このお店がもうないんだ、というのがぴんとこない感じでした。


知り合いに相談して、売り場の写真を撮影させてもらうことも考えたんですが、でも、大仰なことはすまい、それに、そのようなことは自分がすべきことでもないかと考え直し、個人的にとくに思い入れのある書籍館1階のカルトグラフィアと、別館B1の児童書売り場「わむぱむ」だけ、撮影させてもらいました。


150720リブロ池店 柱1150720リブロ池店 柱2150720リブロ池店 柱3

↑別館B1、リブロ池袋本店の顔、光の柱。閉店を惜しむ著名人の「落書き」でいっぱいになっています。昼過ぎに訪問したときは、まだふつうに撮影できましたが、夕方にもう一度訪れると写真を撮ったり、書き込みをじっくり読んだりする人の輪ができていました。


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リブロ池袋本店「夏の古本まつり」……来年の開催はいかに?!

リブロ池袋本店を最後に訪問したときのことは、この後、記事にまとめますが、その前に「リブロ古本まつり」のことを少し。


リブロ池袋本店「夏の古本まつり」は、7/14から7/21、つまりリブロ池袋本店閉店の翌日まで、西武ギャラリーで開催されました。ぼくは、7/19に訪問してきましたよ。


150720リブロ池店 古本まつりリブロ古本まつり 目録

レジや会場で、来年からどうなるのか?とたずねている人を複数見かけました。デパート系の古本市がその数をすっかり減らしてしまった今、この「リブロ古本まつり」は規模といい内容といい、昔から夏の古本市を楽しみにしてきた向きにとっては、最後の牙城の1つといっていいもの。今回のリブロ池袋本店の閉店で、この古本市もなくなってしまうとしたら、さびしい思いをさせられる古本好きは少なくないでしょう。


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『多々良島ふたたび』……早川書房と円谷とのコラボ、ウルトラ怪獣アンソロジーが刊行されます

昭和特撮好き、怪獣好きには気になるこんな本が、まもなく発売になりますね。



多々良島 書影

↑書影。色校の段階のを見せてもらったので、トンボが入ってます。


早川書房と円谷プロとのコラボ企画「TSUBURAYA×HAYAKAWA UNIVERSE」。『SFマガジン』1月号の特集「円谷プロダクション×SFマガジン」に掲載された特別短編他、『SFマガジン』の連載をまとめたものです。


SFmag1501

版元の内容紹介を引きます。《〈TSUBURAYA×HAYAKAWA UNIVERSE 01〉怪獣無法地帯の真相に挑む山本弘「多々良島ふたたび」、スパークドールで正義の化身となった女子高生の苦悩を描く小林泰三「マウンテンピーナッツ」に加え、北野勇作、三津田信三、田中啓文、酉島伝法、藤崎慎吾が日本SFの象徴的イコンをリスペクトする七作》。


楽しみだの読みたいだのとツイッターで繰り返していたせいか、版元のご厚意で、ゲラを読ませてもらえることになりました。収録作の多くは『SFマガジン』で読んでいたので、未読のものだけ読もうと思って手にしたら、やっぱりおもしろくて、結局通しで読んでしまいました。収録作はいずれも、円谷特撮初期3作、ウルトラQ、ウルトラマン、ウルトラセブンへの愛に満ちたものになっていますよ。


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「ブックンロール2015」、収支報告です

先日の「ブックンロール2015」、収支のご報告をします。


    会場キャッシュバック ¥28,000
    募金  ¥ 1,076
    2次会残額 ¥ 3,500
    出版飲み会サミット収益 ¥70,000
    合計  ¥102,675

昨年の収支報告にも書きましたが、阿佐ヶ谷ロフトは、チャージと飲食料を合わせた全体の売上から、決められた割合でキャッシュバックされる、という方式です。募金は、会場に設置しておいた募金袋に集まった額です。


昨年11/14に、同じ阿佐ヶ谷ロフトAで、本の世界の交流会「出版飲み会サミット 2014」を開催しました。そちらの収益が70,000円あります。こちらも、企画に関わった幹事のみなさんに相談し、ブックンロールの収益と合わせて寄付するということで、関係者全員の快諾を得ました。


経費はありません。合計額が半端ですので、端数は、いつものように空犬が募金を追加して丸めますので、最終的な額は、¥110,000となりました。


主旨にご賛同くださり、ご協力くださったみなさまに、あらためて御礼申し上げます。ありがとうございました。


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三鷹市立三鷹図書館の冊子としおり……7〜8月にはPOP大賞も

ブックンロールに来てくだった図書館関係者の方から、こんな冊子をいただきました。



みたかのみたか57

特集は「みたかの図書館のたのしみかた」。昨年50周年を迎えた三鷹市立三鷹図書館。2014年にはいろいろ記念事業が行われたようですが、冊子では、シンボルマークとロゴタイプを募集、それらがどのように決まったかなどが紹介されています。分量はそれほど多くはありませんし、表紙や中の写真がモノクロなのもちょっと残念ですが、図書館の活動がこのようなかたちで紹介され、地域の利用者が手に取りやすい無料冊子にまとめられるのはいいですね。


『みたかのみかた』vol.57、何冊かいただいてきました。7月のbeco talkが図書館テーマなので、トークで紹介し、会場に来てくださった方にご希望者の方がいたら、差し上げようと思います。


三鷹市立図書館しおり

↑冊子と一緒にいただいたしおり。この「三鷹市立図書館」の書体は、太宰治の直筆文字を取り入れてデザインしたものだそうです。おもしろいアイディアですね。これは、ロゴマークの完成記念として作られたもので、来館者の方に先着で配られているものだそうです。現在でも入手可能なのかどうかはわかりませんので、興味のある方は三鷹市立図書館に問い合わせてください。


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リブロのこと

閉店後の跡地の件、すでに業界内ではいろいろな噂が流れていましたが、ようやく報道されましたね。




リブロ池袋本店の閉店が報じられて以降何度も、リブロについて、池袋本店について、何か書いておきたい、何か書かねばと思ってきました。でも、何をどう書いていいのかわからない。いまも、わからずにいます。


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「新文化」に、ブックンロールの記事が掲載されました

「新文化」7/2号 に、ブックンロールの記事が掲載されました。しかも、写真入りの大きな記事です。うれしいなあ。


  • 「ベテラン書店員3氏がトーク 最終回迎えた「ブックンロール」」(7/2 新文化

ブックンロール記事 150702

↑すみません、雰囲気だけ、ということで、そのまま読めないよう、サイズを小さくしてあります……。


記事は、トークを中心に紹介したもので、往来堂書店の笈入さん、リブロの辻山さん、三省堂書店の内田さんの発言がコンパクトにまとめられています。


当日、イベントに参加できなかったというみなさんは、ぜひこちらの記事をチェックしてみてください。また、実際にトークを聞いてくださったみなさんが当日のトークの中身を振り返るのにぴったりのまとめになっていますから、ぜひご覧ください。


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『海の本屋のはなし』……海文堂書店の本の刊行記念トークイベントに参加してきました

ブックンロールが終わると、すぐに本屋さんの取材が数件続き(まだ詳細書けませんが、雑誌の本屋特集がらみの頼まれごとです)、さらに先週は後半3日が出張(本業の用事です)で、前半はその準備でつぶれてしまい、やっと出張が終わって帰ってきたと思ったら今度は(楽しい用事ではあるのですが)トークイベント。イベントが、自分で企画・主催しているものではなくて、聴きにいくだけの気楽なものだったのが救いですが(自分のイベントなら死んでました……)、とにかく用事が途切れず、からだを休める間がぜんぜんなくて、さすがにちょっとへたり気味の空犬です……。


今日、聞いてきたのは、以前の記事で紹介済みこちらのイベントです。



150705 海の本屋 看板150705 海の本屋 会場

東京堂書店の東京堂ホールで行われました。会場はほぼ満員。閉店からまもなく2年、いくら本好きの間では全国区でその名前は知られているとはいえ、関東近郊のお店ならともかく、神戸の書店のことを書いた本の刊行記念トークイベントですからね。こんなに大きな会場で大丈夫かなあ、という気も実は少ししていたのですが、杞憂だったようで、会場は熱心な聞き手でほぼ満員になっていました。


150705 海の本屋 写真資料

↑会場には、かつての海文堂書店の様子を伝える写真や、冊子など、貴重な資料も展示されていました。


ちなみに、本はこちら。発売は明日ですが、会場では先行販売が行われました。



150705 海の本屋 書影

↑税抜1900円という値段が信じられないぐらい、美しい仕上がりです。本については、またあらためて。


トークは3部構成。最初のパートは、今回の本の出版元である苦楽堂の社主であり編集担当者でもある石井伸介さんと平野さんが、海文堂書店の写真を見ながら同店の歴史を振り返る、というもの。一部は本にも図版として収録されていますが、初めて目にするような写真もたくさんあり、同店のことを知らない関東の本屋好きにはもちろん、かつて同店に通ったことのある人にも、なつかしい、というだけでなく、新鮮なものになっていたのではないでしょうか。


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