空犬通信

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仕事始めは本屋さんへ、のはずが……『本屋会議』のうれしいまとめが

今日から仕事です。仕事始めの日は、これまでは毎年、仕事でお世話になっている書店さんにあいさつ回りをするのを恒例にしていたのですが、昨年の異動で仕事が変わり、今年からはそのようなこともできなくなってしまいました。仕事帰りに、ここだけは毎年の年始のあいさつを欠かしたことのない、吉祥寺のBOOKSルーエに寄り、社長さん、店長さん、顔見知りの店員のみなさんに年始のあいさつをし、ルーエでの初買い物もしてきました。


年始にお会いした書店員のみなさんには、年末年始のお店の様子や本の動きを尋ねるようにしているのですが、どこも厳しいようで、なかなかいい話が聞けません。今日のルーエでも、残念ながらいい話は聞けませんでした。本作りの現場=編集から離れはしましたが、本の送り手=版元の一員であることには変わりありません。本の世界、とくに小売の現場が少しでも潤うよう、今の立場で自分にできることをがんばらねば、と、そんな思いを新たにさせられました。


昨晩、翌日から仕事ということで、自分が関わった本でなんなんですが、『本屋会議』(夏葉社)を読み返しました。本が大好きな広島の中学生(執筆時)、為石夢実さんが寄せてくれた一文を読み直しました(当方の担当した駄文はともかく、この為石夢実さんの文章だけは、本を愛する人、本屋を愛する人にできるだけ多く読まれるといいのになあ、と思っています。島田さんとはそのような相談はしていないのですが、この文章だけでも、公開したいぐらいです。ぜひぜひ、立ち読みでもかまいませんので、読んでみてください)


全国には、きっと為石夢実さんのような本好きの子どもたちが今もいるはず。そのように信じたい。そして、そのような読者に本を届けるのが自分たちの仕事なのだと思えば、不況だの苦戦だの毎日閉店だのなんだのと言われようとも、まだまだがんばれる気がするのです。自分が関わった本なのに、他の人が書いた文章に力をもらっています。まったく、出版業界20年超のオールドタイマーがなんたるていたらくかと思わされたりもしますが、でも、ほんと、大いに刺激を受けたのです。この一文を読めただけでも、そして世にとうことができただけでも、町本会と『本屋会議』に関わった価値と意味とがあったのではないか、今はそんなふうに思っています。


その『本屋会議』、年末の刊行なので、2014年の収穫みたいな記事に言及されることもなく、おそらく、来年の同種の記事からも漏れてしまいそうで、いったいどこにどのように届いていて、どんな反応反響を呼んでいるのかいないのか、さっぱりわからなくて、刊行以来、落ち着かない日々を送っているのですが、少なくとも、本屋さんの店頭でどんなふうに扱われているかを知ることができる、こんなうれしいまとめを作っていただきました。「『本屋会議』を売る本屋さんたち」。まとめてくださったのは、町本会の大阪での公開会議にも出演してくださったmori009(@mori0099)さん。ありがとうございました。そして、『本屋会議』を並べてくださった全国の本屋のみなさま、ほんとうにありがとうございます。うるさくなるかと思いますので個別にお礼のコメントはしませんが、いずれも感激しながら拝見しました。


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