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空犬通信

本・本屋好きが、買った本、読んだ本、気になる本・本屋さんを紹介するサイトです。

書店本が同時刊行されましたが……

最近、書店関連本が続けて刊行されているのは、この空犬通信でも何度もふれてきたことですが、時期を前後して出版されることはあっても、同じ版元から同時に3点が刊行される、というのはかなりめずらしいケースではないでしょうか。



書店好きとしては、書店のことをきちんと紹介してくれる本、書店の魅力を伝えてくれる本は大歓迎です。多少、刊行が続いても、内容が重なっても、別にいいと思います。


今回の3冊、内容を見ると、新刊書店だと、東京堂書店、往来堂書店、山陽堂書店など、大好きなお店の名前があがっていますし、古書店やブックカフェにも、気になるお店好きなお店が取り上げられています。個々にはそうなんですが、ただ、全体の印象としては、なんというか、既視感があるセレクト、という感じがどうしてもしてしまいます。


知り合いの書店員さんとこの本の話になったとき、その書店員さんは、「またか……」と漏らしていました。この反応が、すべて、という気がします。まさに、「またか」という感じをどうしても受けてしまう、そんなお店のセレクトに思えてしまうのです。東京堂書店、往来堂書店、山陽堂書店はともかく、その他のセレクトを見ると、どうしても、こういうタイプのお店だけが「本屋」さんではないのになあ、と、そんなことを思ってしまうのです……。


3冊のうち、『TOKYO BOOK SCENE』は、書店本の切り口としてはおもしろい本だと思うのですが、でもやはり、B&Bなど、3冊のうち複数で取り上げられているお店があったりするのが、疑問に思えてしまい、どうも本そのものを純粋に楽しむことがしづらい感じです(お店がどうこう、ではなく、取り上げ方の問題として)。ほかにも紹介したくなるような本屋さんは、いっぱいあるのに……。


ただ、これはあくまで個人の感想なので、書店に関心のある方は、ぜひ実際に店頭で本を手にして、どのようなお店が、どのように取り上げられているかを、見てみてください。


それぞれの内容にこまかくふれることはしませんので、サイトの内容紹介だけ引いておきます。


まず、『TOKYO本屋さん紀行』は《この本では、本をより多くの人に見てもらうために工夫を凝らした棚作りをしたり、他所にはない本が置いてあったり、居心地のよさにこだわったりと、「ここに来たらきっと何かに出合える」と感じられる新刊書店&古書店22店を紹介しています。丁寧に作られた本屋さんに足を運んで、棚に並んだ本を眺め、手にとって選ぶという時間が、とても豊かなものだと気づかせてくれる1冊です》。


『TOKYOブックカフェ紀行』は、《本とコーヒー。この2つの組み合わせは、多くの人々を魅了します。本の街、神保町にすてきな喫茶店がたくさんあるように、本と喫茶は昔から静かに結ばれていたのでしょう。とりわけ、コーヒーでなくてもいいのです。本とチャイ。本とビール。あなたを満たすお気に入りの1杯と、1册。それらが与えてくれる至福の時間は、目まぐるしく過ぎ去る日々の中で、何ものにも代えがたいものになるはずです。この本では、そんな時間を演出する、素晴らしいブックカフェ25店を紹介しています。至福の時間へといざなう大人のガイドブックです》。


『TOKYO BOOK SCENE』は、《本書は、“新しい読書体験のビギナー”に向け、東京近郊の「本を介したコミュニケーションの場」を紹介するブックカルチャーガイドです。気になる個性派本屋、おしゃれなブックカフェはもちろん、それぞれ課題図書を読んできて、感想を話し合う読書会、珍しい本との出会いに誘う古本市など…。これまでは読書と言えば、個人で楽しむものでしたが、最近はSNSなどを通じて“みんなで本を楽しむ”新しい読書スタイルの提案などもしています。本好きの方はもちろん、新しいブックカルチャーに触れてみたい方、知的な趣味を探している方などにも、ぜひ手とっていただきたい一冊となっています》。



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