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空犬通信

本・本屋好きが、買った本、読んだ本、気になる本・本屋さんを紹介するサイトです。

東京国際ブックフェアに行ってきました

昨日、7/8(金)と本日7/9(土)の両日、東京国際ブックフェアに参加してきて、へとへの空犬です。


昨日は、会場全体を流して情報収集、今日はシンポジウムに参加してきました。今回の最大の収穫は、会場やシンポジウムで得られた情報では実はなくて、たくさんの書店員さん、それもツイッター上など、バーチャルでしか知らなかった書店員さんにお会いできたことでした。それ以外にはとくに報告すべきこともないのですが、ごく簡単にまとめておきます。(簡単に、とか言いながら、例によってだらだらと長くなりました……。)


TIBF2011 1 ビッグサイト

↑毎年ビッグサイトに来るたびに思うんですが、なんか、モビルアーマーっぽいですよね、この感じ。


TIBF2011 1 ホール

↑今日の昼頃の様子。中は撮れないので、受付付近を。


TIBF2011 1 すずめ

↑今日ランチをご一緒する予定だった方が来られなくなってしまったので、この子と一緒に食べました。パンを投げてやっていたら、だんだん近寄ってきて、ついにはすぐ足元に! 鳥好きとしては大変うれしい瞬間だったんですが、シャッター音に驚いて、飛び去ってしまいました。


TIBF2011 1 買った本中公

↑2割引は魅力的ですが、これでも一応出版関係者ですから、割引での買い物はいつも控え目にしています。ただ、今年は売上げの全部または一部を被災地支援に回すとうたっているブースが多くあったので、そういうところでは遠慮なく買い物ができました。昨年、倉庫から出してきたような年季の入った本をワゴンセールしていた中公は、今年も新書と単行本を並べていました。新書200円、単行本500円。単行本には、初版美本なら古書ではとても500円では買えないような本もちらほら。大好きな色川武大の主要作中、唯一初版本を持っていなかった『生家へ』と里見とんの随筆集を購入。


TIBF2011 1 買った本河出

↑河出では新刊のこの2冊を。うち、『宮城県気仙沼発!ファイト新聞』は出る前から楽しみにしていた1冊ですが、すごい本でした。最初の数頁で涙腺決壊。たくさん出ている震災関連本のなかでも、重要な1冊になるのではないかと思います。いろいろな人に広く読まれてほしい本ですが、とくに、本や新聞などのメディアに関わっている人はぜひ読んだらいいと思いますよ。この本を前にすると、人に何かを伝えるって、こういうことだよなあ、なんかそんなひねりも何もない感想しか出てきません。それぐらい、強烈なパワーに満ちています。


TIBF2011 1 買った本文化通信

↑《東日本大震災関係記事を掲載した紙面をまとめ》たという『「東日本大震災」その時メディア産業は 文化通信特別縮刷版』。「出版流通・販売」「印刷委託」「用紙・インキ・電力問題」など、メディア関係者が気になるテーマの目次がついています。


東京国際ブックフェアと、国際電子出版EXPOが同時開催ということで、会場の半分ほどは電子関係。会場を見た方のうち多くが同じ印象を受けたかと思いますが、出版側のブースに比べ、電子書籍関係のほうはずいぶんにぎやかでしたね。とにかく、あっちでもこっちでも、ひっきりなしに、講演だのデモだのイベントだのなんだのと、熱心なところでは30分刻みで、何かしら行っていたりする。もちろん、出版側でも、イベントやトークもあるのですが、商品を並べて売っているだけというブースも多いので、見た目の派手さ、盛り上がり、集客は、あきらかに差がついてしまっていましたね。


ぼくは池袋で行われていたころからほぼ毎年通って、ずっとブックフェアを見てきているんですが、以前に比べると、出版社の展示は地味になりました。以前は、社によっては、コンパニオンの女性をブースに立たせたり、販促物を配らせたりしていたのが、激減。販促物の配布も激減。ちょっと歩くと、あちこの社の名前が入った封筒やら袋やらで両手がいっぱいになったころがちょっとなつかしいです。いま、そんな配り方している出版社はほとんどないものね。電子のほうはその点でもにぎやかでしたね。


TIBF2011 DNPTIBF2011 トッパン

↑左はDNPの、右は凸版印刷のブースで配布されていた冊子。DNPは「ハイブリッド出版ソリューション」を特集、凸版は「市場を動かすデジタルコンテンツビジネス」を特集。出版社が自社商品の割引販売に忙しいなか、同じ会場では、大手印刷会社が、出版社のそれよりもずっと大きいブースで派手な展示を展開、大文字の「出版」を語る、こうした冊子を配布しているのだから、なんだか皮肉な感じがしないでもありません。


会場やシンポジウムで得られた情報は、まあ予想の範囲内というか、残念ながらそれほど発見があったわけではないんですが、一般の方が来られる土日の盛況ぶりを確認できたのはよかったですね。ふだんは平日参加がメインなので、こんなに混雑しているとは思いませんでした。もちろん電子目当てで来ている人もたくさんいるのでしょうが、出版不況が言われるなか、真夏日に、決して交通の便がいいとは言い難い会場で行われているブックフェアに、これだけたくさんの本好きが集まっているというのは、それだけでなんとなくうれしいものですよ。木金だけに来ていると気づかないんだけど、親子連れ、家族連れもけっこういるんですよね。児童書ブースでの子ども向けイベントも盛り上がっているようだったしなあ。


冒頭に書いた通り、今回の最大の収穫は書店員さんたちにお会いできたこと。会場で会えたらいいなあ、なんて消極的かつ他力本願なことしか口にしないぼくにかわって、知り合いの書店員さんが、7/8(金)の午後に書店員さんで集まりませんか、とツイッターで声をかけてくださったのです。それに応えてくださった方がなんと20人以上も! ツイッターでもブログでもこうして書店のことばっかり書いている縁で、書店員ではないのにその場に特別に混ぜてもらってきました。おかげで、これまでツイッターのアカウントでしか知らなかった、たくさんの書店員さんたちとリアルにお会いすることができましたよ。名刺交換のほか、フリペを持ち寄った方もいて、交換会のようなかたちにも。ぼくも、先に紹介した『本屋さん新聞』を持っていって、代わりに配ってきましたよ。


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