空犬通信

本・本屋好きが、買った本、読んだ本、気になる本・本屋さんを紹介するサイトです。

今年もやります、ブックンロール!……開催は6/17(金)です

ちょっと間が空いてしまいましたが、気づいたら、当日まで2か月を切っていることに気づき、あわてて告知をがんばりだした空犬です。以前の記事で少し紹介しましたが、今年もやりますよ、ブックンロール。


    BOOK‘N’ROLL Vol.3
    ~街の本屋ですが何か?~

    日時:2011年6月17日(金)
    OPEN 18:4519:00 START 19:0019:30(~22:0022:30
    (*時間は変更になる場合があります)
    場所:荻窪ルースター・ノースサイド
    会費:1000円程度(未定;飲食別)
    出演:笈入建志さん(往来堂書店)・長谷川仁美さん(BOOK EXPRESS)・花本武(BOOKSルーエ)
    主催:吉祥寺書店員の会「吉っ読」

イベントの主旨・中身は、昨年夏と同じ、「吉っ読」+書店・版元仲間のみなさんによる、「吉祥寺・本・書店」をテーマにした、音楽と本のイベント、トーク&ライヴです。


(以下の文章は、過去記事の流用です。)

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雑誌のTOKYOブックカフェガイド特集に、西荻窪beco cafeが登場です

ある雑誌がブックカフェを特集しているというので、ふだんなら絶対手に取らないような雑誌を買ってみましたよ。『spoon.』2011年6月号で、特集は「Tokyoブックカフェガイド」。


spoon2011.6表紙

↑ガーリーな雑誌のガーリーな表紙。


「書を探しに街に出よう! 東京のブックカフェ&図書館ガイド」として、いわゆるブックカフェのほかに、専門図書館なども一緒に紹介されています。ブックカフェ&図書館の紹介は10数ページですが、特集内にはほかにも本関係の記事があります。内容について、くわしくは、こちらを。


この雑誌、オヤヂが買うにはちとはずかしい感じ、全体におされっぽくまとまっている雰囲気が濃厚だったので(洋書を積み上げてそれをおされとしたり、読んでるはずのない洋書をタレントが手にしているグラビアがあったり、という感じが苦手なので……)、店頭で手にして、購入したものか、立ち読みで済ませたものか、しばし迷ったんですが、中をぱらぱら見て、取り上げられているお店たちを見たら、購入即決とあいなりました。


というのも。この空犬通信ではたびたびイベントだのなんだので取り上げている、西荻窪のブックカフェ、beco cafeが取り上げられているではないですか! しかも、半ページとけっこう大きな扱い。これはうれしいなあ。


spoon2011.6beco

↑becoが紹介されてる頁。おお、4枚も店内の写真が!


本については、「本交換BOX」の話が中心に紹介されていて、同店のメインの蔵書である、奥のうさぎ部屋(紹介文で「直で座れるスペース」とされている部屋)の本棚や中身の文庫についてはぜんぜんふれられていないのが、ちょっと残念だけど、まあ写真には写っているし、いいよね。同店は、「本交換BOX」の他にもカウンターの上、テーブル席の間の棚、うさぎ部屋の本棚(空犬文庫もありますよ)など、あちこちに本が置いてあって自由に読めるようになっていますから、初めて同店を訪れる際は、「本交換BOX」以外の本のチェックもどうぞお忘れなく。


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福山、京都、渋谷、大阪……新刊書店、開店関連いろいろ

すでに過去記事で紹介済みのものもありますが、新刊書店の開店関連ニュースのうち、連休前後のものをいくつかご紹介します。


まずは、一昨日4/27のオープンの廣文館アイネス福山店を。これは、ひと足先、4/1にオープンしていた商業施設、アイネス福山内にできたお店とのこと。サイトの案内には、《書籍・雑誌の新刊ベストセラーをはじめ、文具や雑貨・ゲームソフトの品揃えと心のこもったサービスで、お客様の毎日の生活の中で楽しみや憩いを提供する書店です》とあります。


ただ、こちら、純粋な新規店ではなく、移転のようですね。「「アイネス」開業2週間、ビル内と周辺で明暗 福山駅前」(4/16 朝日新聞)を見ると、施設の売上げが好調とする記事前半に続いて、中程にはこんなくだりが。《あおりを食ったところもある。旧そごう跡の福山ロッツ(9階建て)。服飾、飲食など約100店が入居しているが、5階の書店「廣文館」が27日、アイネスに移転する。担当者は「書店は欠かせなかった。出ていくと言われればしかたがない。残念だ」。他にも動きがないか気をもんでいる 》。ここで言及されているのが、廣文館福山ロッツ店で、同店が移転、リニューアルオープンしたのがアイネス福山店、ということのようです。(廣文館のサイトでは、4/29昼の時点ではまだ店舗情報が更新されていないようです。)


同じ、4/27のオープンといえば、先日の記事で紹介したふたば書房 FUTABA+京都マルイ店(店名表記はふたば書房のサイトより)がありますね。


こちらも、先の廣文館とちょっと似たケースで、4/17に閉店したふたば書房河原町店に入れ替わるかたちでオープンしたもの。営業最終日には、同店のアカウント(@f_kawaramati)によるこんなツイートもありました。


《お客様へ 昭和44年以来、永年にわたりふたば書房・河原町店をご愛顧いただき、誠にありがとうございました。 この度、4月17日をもちまして河原町店は閉店いたすことになりました。 4月末に四条河原町マルイ店に新店が誕生いたします。 今後ともどうぞ宜しくお願い申し上げます。》


で、新しい「ふたば書房 FUTABA+京都マルイ店」ですが、お店の様子を伝える、こんな記事がありました。「京都マルイに書店「FUTABA+」-スターバックスに隣接、相乗効果狙う」(4/28 烏丸経済新聞)。


《同店では、隣接するスターバックスに雑誌や書籍を持ちこむことができる「ブック&カフェ」スタイルを導入。両店舗の色調を合わせ一体感を図り、本棚の高さを抑え、両店舗から互いに見られるようにした。》記事の写真を見ると、お店の照明の感じ、什器の色やデザインなど、いい感じですねえ。実際の様子を見てみたくなります。


《マルイの中の店舗ということから、スタッフも女性を多くしたという同店。「主なターゲットは20~30代の女性を考えている」と店長の明石郁美さん。》お店の感じは、女性向けを意識してのものなんですね。


気になる本の並びや品揃えについては、《「入り口に近い棚には話題本や最近の本を配置し、壁沿いの棚には一冊一冊選んで発注したというおすすめの商品を、作者名の五十音順で並べた。「普段は自分から読まないジャンルでも、装丁やタイトルで『この人面白そう』と手にとってもらえたら。ここに来れば新しい発見ができる、そんな店になれば」と明石さん。》とあります。京都でチェックしなくてはならない書店がまたひとつ増えました。


次は、昨日に引き続き、またまたヴィレッジヴァンガードの新店情報を。昨日4/28、マルイシティ渋谷店と、イオン四日市北店(三重県四日市市)がオープンしています。同店のサイトには、この後も、5月に札幌、郡山、大和(神奈川)がアナウンスされています。すごいペースだ。マルイシティ渋谷店は近いうちにお店の様子を見てこようと思っています。


本日、4/29のオープンもありますね。しばらく前にも取り上げたスタンダードブックストア


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ルーエのフェア、VVの新しい書店……少しだけ名古屋の書店の話題も

この駄ブログをご覧になっている方には書店関係をはじめ、小売りのお仕事をされている方も多いと思いますので、ちょっと申し訳ない気もするのですが、明日から連休突入の空犬です。仕事はしませんが、その分、消費する側に回り、自宅にいるときは節電に努めようと思っております。


今日は連休用にお酒と本とレコードをと思い、帰りに吉祥寺で買い物してきましたよ。いつもロンロン、じゃなくて、アトレの方に出ちゃうので気づかなかったんですが、JR吉祥寺駅の中央改札、いつのまにか2階から北口側に出るようになってましたね。改札が変わると駅の印象ってずいぶん変わるものだなあ。お休み中、駅での待ち合わせなどを予定されている方はご注意を。


いつものようにBOOKSルーエへ。2階では、こんなフェアが始まっています。「活字ばかりが文庫じゃない! 2店合同「非活字文庫」フェア!」。2店というのは、BOOKSルーエ往来堂書店のこと。このフェアについては、後日、あらためて紹介します。


非活字文庫チラシルーエ

先日の記事でも紹介済みの吉祥寺の新店「new style吉祥寺ロフト」も見てきました。ヴィレッジヴァンガードのサイトを見ると、ヴィレッジヴァンガードを含まない、これが正式店名のようですね。場所は、吉祥寺LOFTの5階。書籍も置いてあるとのことで、吉っ読の一員としては大変に気になっていたのです。


VV new style吉祥寺看板VV new style吉祥寺ポスター

↑1階入り口のところにあったVVらしい看板と、エレベータ内のポスター。


VV new style吉祥寺

↑エレベータ側から見た様子。


LOFT内のお店で、しかも、吉祥寺LOFTはジュンク堂をようするコピスのお隣。近隣にはほかにBOOKSルーエも、リブロもあり、さらに同じ系列のヴィレッジヴァンガード既存店が2軒あるという立地。当然、書籍はおまけ程度で、数は減らして、LOFTの客層に合わせて、雑貨をメインにした品揃えにするのだろうと予想していたのですが、さにあらず、思ったよりたくさん本が置いてありましたよ。


キッチン雑貨の充実しているLOFT内という立地が意識されているのかどうかわかりませんが、とくに、食関連の本はにぎやかな品揃えでした。上の写真には写っていませんが、左奥、下りエスカレータのほうに曲がったあたりにもたくさんの本が置いてあり、そちらは建築・デザイン・ビジネスなど。


この品揃え、この量だと、「書店」としても無視できない存在ですね。「吉祥寺書店リスト&マップ」にも追加しておきます。同じヴィレヴァンだからいいや、とスルーされている方もいるかもしれませんが、既存2店とは品揃え・雰囲気の異なるお店なので、一度のぞいてみるといいと思いますよ。


その他、Webや新聞で目にした書店関連の話題を、いくつかリストアップだけしておきます。書店の開店関連は、複数あるので、記事をあらためます。


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ライバル? ではありません。「●犬通信」

しばらく前のネタですが、一応、取り上げておこう。どうも、このタイトルが気になってしまって……。「講談社・DNPなど3社が共同でAndroid向けアプリ「熱犬通信」創刊へ」(4/19 Publishing News)。


こういうものだそうです。《3社の共同出資による製作委員会を4月に設立し、専用の編集体制の下、5月19日に創刊することを予定しているという。「熱犬通信」は、既成の紙メディアの電子化ではなく、オリジナルのコンテンツアプリケーションを配信する全く新しい試み。講談社の所有するコンテンツを中心として、制作過程での裏話なども加味して、「熱犬通信」でしか体験できない記事を提供する。また、ソーシャルメディアへの波及も強く意識したコンテンツ構成を目指すという。メインターゲットは20~30代の男性。》


「熱犬通信」……1字、違い、だな、どう見ても(苦笑)。だからなんなんだ、と言われればそれまでなんですが、なんか気になりますよね。ちょっと並べてみよう。


「熱犬通信」「空犬通信」。


「熱犬通信」

「空犬通信」。


……ほんと、我ながら、「だからなんなんだ」としか言いようのないことを書いています(苦笑)。記事には説明がないけれど、これ、「HOT DOG PRESS」の逐語訳ですよね。


そういえば、まったく関係ないけど、過去には『空色通信』(光琳社出版 )なんて本もあったっけなあ(現在は品切れ)。




3人は「永遠にキャンディーズだからね」

ことばも、ありません……。「元キャンディーズ、田中好子さん急死」(4/22 デイリースポーツオンライン)。




(以下、今回は、書店にも本にも関係のない文章です。)

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福岡の福家書店、清水の江崎書店、旭川のジュンク堂書店……書店開店いろいろ

しばらくぶりにオンライン復帰の空犬です。身内の不幸というのは、たとえそれが自分の直接の親兄弟でなくても、やはりつらくて、大変なもの、しばらく何もせずにじっとしていたいような気もするのですが、頭を切り換えて日常に戻るためにも、あえていつも通りでいくことにしました。というわけで、身内に不幸があったばかりのときまで書店の話かよといった批判ももしかしたら出てきたりするかもしれませんが、すみません、いつもの書店ネタでいきます。


しばらく前の話ですが、取り上げそこねていたこの件から。「福家書店、福岡木の葉モール橋本店280坪でオープン」(4/20 文化通信速報版)。福岡木の葉モール橋本は、福岡市内にできた大型商業施設で、くわしくは、たとえば次の記事をご覧ください。「木の葉モール橋本/福岡市西区に120店舗で4月オープン」(2/8 流通ニュース)。その2階にできた福家書店木の葉モール橋本店は、先の記事によれば、《絵本や知育玩具・教育玩具を揃えた「だびんち★きっず」を九州で初めて開設》したお店だそうです。オープンは4/15。


「だびんち★きっず」は、アリオ鳳店と市川店の例がありますが、どちらも残念ながら訪問したことがないので、実際の様子は見ることができていないのですが、サイトの紹介ページを見ると、児童書コーナーが充実している図書館と大型書店の感じを合わせて独自にまとめたような、とても楽しそうな売り場になっていて、とくに市川店はすごくいいですね! 実際の様子を見てみたくなりますよね。


次は我が地元、吉祥寺のお店。ヴィレッジヴァンガードが吉祥寺LOFT内に出店しました。「4月22日(金)オープン ニュースタイルbyヴィレッジヴァンガード」。サイトによれば、このようなお店。《吉祥寺ロフト5階に、「遊べる本屋」ヴィレッジヴァンガードが提案する、「生活を遊ぶための雑貨店」ニュースタイルがオープンしました。「衣食住」をどれだけ楽しくこだわれるかをテーマに、使うたびに思わず笑顔になれる日用雑貨から、腕時計・CD・書籍・アパレルなどの「ちょっとご褒美」グッズまで、スタッフが新しい視点でセレクトしました。 》


吉祥寺にはすでにヴィレッジヴァンガードが2店(東急裏とパルコ内)にあるのですが(「吉祥寺書店リスト&マップ」)、コンセプトの違うお店とはいえ、その2店から距離も近い商業施設内に、同一チェーンが3店目を出すというのは、コンビニやコーヒーショップならともかく、書店としてはきわめてめずらしい例ではないでしょうか。


この週末、4/23(土)には、このblogでも何度も紹介してきた丸善多摩センター店がオープンしましたね。「地域最大級!丸善多摩センター店オープンのお知らせ」。早速訪問された出版・書店関係のみなさんが感想などを書かれているのをいくつも目にしてしまい、個人的にも気になっています。商業施設「ココリア」内、5階のワンフロア、1140坪(書籍・雑誌900坪 文具240坪)。


そして、本日4/26(火)は、これも紹介済みですが、三省堂書店経堂店がオープンですね。広さは、ソースによって多少違いがあるのですが、約250坪のようです。ちなみに、同じ日、同じ経堂に、TSUTAYA経堂店もできるようですが、こちらはサイトの取り扱い商品の案内を見るかぎり、書籍の扱いのないお店のようですね。


以上、VV、丸善、三省堂書店については、近く、お店を見に行きますので、またレポート記事を書くかもしれません。


そして、本日4/26(火)の新規オープンとしては、江崎書店ベイドリーム清水店もありました。ベイドリーム清水は静岡市内にできた大型商業施設。その2階にできるベイドリーム清水店は、文具を含めて約200坪とのこと。


《江崎書店本店店員さん》の情報として、こちらにこんなコメントがありました。《江崎書店にしばらくぶりの新店が誕生します。店名は「江崎書店ベイドリーム清水店」場所は静岡市清水区駒越(三保の近く)に新しくオープンするショッピングセンター「ベイドリーム」の2F。坪数は約200坪(文具20坪含む)。一番大事なオープン日を忘れてはいけません。今年4月23日(土)がプレオープンでグランドオープンは4月26日(火)となります。出版社の皆々様どうぞご支援の程よろしくお願い致します。》


ちなみに、江崎書店、サイトによれば、現在は静岡県内に7店舗を展開、他地域のお店はあがっていませんが、都内のお店として以前は、小田急線の成城学園前駅からすぐのところに成城店がありましたよね。同駅の駅ビル「コルティ」には、現在ではご存じの通り、三省堂書店成城店が入っています。


同店の出店だけが理由だというような単純な話ではもちろんないでしょうが、結果として、「成城学園前駅の書店」という立場を交替する(実際には、営業時期は重なっています)ことになった両書店が、離れた場所とはいえ、同じ日にこうして、200坪強のお店を出すことになるとは、なんだか不思議な縁ですよね。しかも、三省堂書店のほうは、その成城学園前と3駅離れているだけ、駅ビルの名前も同じ「コルティ」です。



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車谷、北村太郎、野呂邦暢、論創ミステリ……最近買った本たち。

最近買った単行本たちを。


  • 車谷長吉『人生の四苦八苦』(新書館)
  • 橋口幸子『珈琲とエクレアと詩人』(港の人)
  • 豊田健次編『白桃 野呂邦暢短篇選 大人の本棚』(みすず書房)
  • 大倉子『大倉子探偵小説選 論創ミステリ叢書49』(論創社)

車谷本は、いつものように、東京堂書店でサイン本をゲット。《小説とは遺書を書くことだ》《詩や小説を書くことは、救済の装置であると同時に一つの悪である》という帯の文言がすてきです。


『珈琲とエクレアと詩人』、いい書名だなあ。刊行案内を読んで以来、ずっと気になってた本です。晩年の北村太郎さんのそばにいた校正者による、北村さんをめぐるエッセイ集、というまとめでいいのかな。並製の、120ページに満たない薄い本で、簡素な造りながら、港の人さんらしい、美しい本。


北村さん周辺の重要な登場人物について、文中では、《そのころ北村さんの恋人だった大家》《幼なじみの詩人》といった書き方がされてますが、読めば誰のことかは一目瞭然。ここに描かれているのは、まさにねじめ正一さんの『荒地の恋』の世界。同書を読まれた方はぜひ読まれるといいですよ。


一時期は単行本も文庫も軒並み品切れ、新刊で手に入るものがほとんどなかった時期があったなんて思えないくらい、最近の野呂邦暢本の復活ぶりはすごいですね。みすずの「大人の本棚」、早くも3冊めですよ。作品集も、単行本もいろいろ持っている身としては、収録作品の重なりは当然けっこうあるんですが、それでもやっぱり買わざるを得ませんよね。それも豊田健次さん(帯の背、《伴走者が選ぶ》がいい)の編で、単行本未収録の「藁と火」も載っているとなるとね。


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吉祥寺の書店リスト&書店マップ

空犬です。吉っ読のサイトで公開していた吉祥寺の書店リストを、更新しやすいよう、こちらに移すことにしました。さらに、リストを作成したときに一緒に作って、ブックンロールで配布した吉祥寺書店マップも画像で見られるようにします。


なお、このリストは、「吉っ読」メンバー、主に空犬個人の調査に基づいたもので、完全なもの、網羅的なものではありません。「あの店が抜けている」「この情報は違っている」など、があるかもしれません。もしも、修正すべき点や情報の脱落など、リストに関して何かお気づきの方がいらっしゃったら、ぜひコメント欄などでご一報いただけると助かります。吉祥寺の書店を愛するみなさんからの情報、お待ちしています!


吉祥寺書店マップ2011.4

◆新刊(総合)◆



◆新刊(専門)◆


  • アニメイト吉祥寺店(アニメ・コミック)
    吉祥寺本町2-1-8 AZUMAビル4F
    0422-22-5059
  • おばあちゃんの玉手箱(児童・おもちゃ)(*2011年3月閉店)
    吉祥寺本町2-31-1
    0422-21-0921
  • 長城書店(中国)
    吉祥寺本町1-32-11 高村ビル2階
    0422-20-3989
  • トムズボックス(児童)
    吉祥寺本町2-14-7
    0422-23-0868

◆古本◆



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不忍ブックストリートイベント、日本の古本屋、書標、ミシマガジン……夏葉社島田さんがあちこちに登場です

刊行開始時のような話題にはならないものの、その後も順調に刊行の続いている百年文庫。こんなカラー冊子が書店店頭で無料配布されているんですね。6号になるまで気づきませんでしたよ。


百年文庫の愉しみ6

この6号は(写真が不鮮明ですみません……)、「馬込文士村を訪ねて」となっています。馬込文士村といえば『昔日の客』、『昔日の客』といえば夏葉社島田さん。今週も飲み会でご一緒する予定なんですが、いやはや、それにしても、島田さんへの業界の注目ぶりはただごとではない感じ。大人気ですよね。最近のものだけで、こんなメディアやイベントに登場しています。これからのものも含めて、ちょっと紹介してみます(以下、順番は適当で、時系列になっていませんので、あしからず)。


まずは、「不忍ブックストリートweek 2011」実行委員会企画の1つ、「あちらこちらで本を出す 夏葉社+書肆吉成+サウダージ・ブックス 個性派小出版の三者による本の展示とトークイベント」を。


あちらこちらで本を出す

タイトルとメンバーを見るだけで惹かれますよね。これはおもしろそう。オール手書き、イラスト入りのチラシ(上の写真)もすてきです。イベントは4/29。時間場所などの詳細は、サイトをご覧ください。


古本エッセイを刊行したことで、古本人脈がすごく広がったとご本人から聞いたことがあります。そりゃそうでしょう、あんなすごい古本本を2冊目で出しちゃうような版元に、関係者が興味をもたないわけがありませんからね。こんなところに取り上げられていることからもそのことがよくわかりますね。「日本の古本屋」が発行している「日本の古本屋メールマガジン その101・3月25日号」の「編集長登場番外編」に、夏葉社の島田さんが登場、「『関口良雄さんを憶う』の出版について」の題で稿を寄せています。転載不可とのことで、内容は引けませんが、サイトで全文が読めますので、登録されていない方で、興味のある方はぜひ。


イベント、メルマガときて次は雑誌。もう次の号が出てしまいましたが、『本の雑誌』2011年4月号の特集「一人出版社の時代がきたぞ!」には、朝日新聞の記事、「注目集める「ひとり出版社」 埋もれた「名著」復活に一役」(2/26 朝日新聞)でも一緒に取り上げられたクレインの文さんとの対談、「対談/一人で出版社をやるなら吉祥寺だ! 島田潤一郎vs文 弘樹」が掲載されています。


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東北の地ビールと、改造社書店と有楽町の本屋さん

先日、西荻窪のブックカフェbeco cafeで行ったイベント、beco recoでは、音楽と一緒に東北の地ビールも楽しんだのですが、その東北の地ビール、どこででも簡単に買えるというものでもありません。言い出しのぼくも仕入れを手伝おうということで、この空犬通信でも紹介済みの、東北の県のアンテナショップのうち、東銀座にあるいわて銀河プラザと、銀座一丁目にあるおいしい山形プラザとを、先週見てきましたよ。


どちらも初めてだったんですが、いろいろなものを置いてるんですねえ。お酒だけでもずいぶんたくさんの種類がありましたし、ほかにもおつまみになりそうなものやお菓子類も。平日の夕方に訪問したんですが、両店ともお客さんでにぎわっていましたよ。客全員が、こういうときだから応援を、ということではなく、ふだんからよくくる方も、また通勤通学買い物の帰り道に通りかかっただけでの方もいるのでしょう。理由や客層はともかく、うれしいですよね。


で、地ビールですが、いわてのお店には、おなじみ銀河高原ビールのほか、ベアレンが数種並んでいました山形のお店のほうは、地ビールは月山の一種類のみ。種類を組み合わせて数本購入したんですが、さすがに、小瓶とはいえ瓶ビールを手で持って帰るには限度があって、数本しか買えなかったのが残念。


イベント当日は、上でふれた銘柄のほかに、お店のほうで仕入れたものがほかに数種あったので、にぎやかなセレクトになりました。東北の地ビールはなかなか好評で、用意していた分はほぼすべてはけました。お客さんの感想も聞いてみましたが、はずれというのはとくになくて、どれも楽しんでもらえたようです。とくに人気が高かったのは、山形の月山。ぼくも飲んでみましたが、麦芽100%で、しっかり麦の香り、うまみが感じられる、好みのタイプ。飲みやすくて、いい感じでしたよ。


アンテナショップ2軒は、同じ銀座でも、徒歩ではちょっと離れているのですが、時間と体力に余裕があれば、十分にはしごが可能な距離です。さらに、八重洲まで足を延ばせば、福島県八重洲観光交流館もありますし、また有楽町に出れば、交通会館内には、秋田ふるさと館がありますし、東北限定ではないですが、各地の地産品を扱うむらからまちから館もあります。こういう買い物散歩もたまにはいいかもしれませんよね。


書店派としては、書店情報も一緒に紹介しておかないとね。まず、東銀座のいわて銀河プラザを訪問されたら、行き帰りに、改造社書店をチェックしてみてください。


改造社書店
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ゲイリームーア、プライベートスタジオ、メカゴジラ、英語術……最近買った雑誌たち、その2。

前回の記事の続きです。別に、買った雑誌を全部報告しなくてもいいんだけど、本・書店関係以外のも一応リストアップしておきますね。



『ギタマガ』は今年2月に亡くなってしまったゲイリー・ムーアの特集。表紙は若い頃のゲイリーの写真。イケメン、とは言い難い、独特のいかつい、でこぼこなルックスでしたが、この表情はまさにロックな面構え、いい感じです。


『ギタマガ』といえば、『ギター・マガジン30周年記念ブック』なるムックが来月発売になるようですよ。サイトによれば、こんな本。


《1980年の創刊以来,全国のギタリストへ向けて常にホットな情報をお届けしてきた月刊誌『ギター・マガジン』が,昨年30周年を迎えました。本書は,これまで『ギター・マガジン』で取り上げてきたアーティストのインタビュー記事や写真をもとに,精鋭ライター陣が健筆をふるったアーカイブ本です。創刊から現在までを時間軸を追って構成されているので,ひと目でギター・シーンの流れをつかむことができるはず。ほかにもCharと布袋寅泰によるスペシャル対談なども盛り込まれており,まさに全ギター・ファン必携の一冊と言えるでしょう。》


ぼくが同誌を初めて買ったのは、中1のころ、1981年かな。創刊2年目からの付き合い、途中、全部を読んだり買ったりしているわけではないけれど、それでも30年の付き合いになるわけです。そんな雑誌、ほかにないものなあ。ちょっと感慨深い。


『サウンドデザイナー』は、宅録派、とくにギタリスト向けの雑誌で、特集は「プライベートスタジオ設計BOOK」。基本的にはプレイヤー向けの内容ではあるのですが、広義の「書斎」特集とも読めるので、「書斎」に興味のある音楽好き、先に紹介した『男の隠れ家』の部屋特集やインテリア雑誌読みなど、人の部屋が気になるタイプにはけっこうおもしろく読める内容かもしれませんよ。


まだ買ってたのか、って言われそうですが、はい、全号買ってますよ、東宝特撮DVDコレクション。いちいち報告してないけど。この『ゴジラ×メカゴジラ』は、FINAL WARS前年、2003年(公開は前年12月)の作品。サイトの説明にもある通り、ミリタリー色の強い1本ですよね。機龍=メカゴジラもなかなかかっくいい。


釈由美子が出演しているというので、ファンの間では「釈ゴジ」なんて愛称で呼ばれたりするそうですね。ぜんぜん知らなかったけど。釈由美子さん、ほとんど興味がないというか、よく知らないタレントさんですが、この作品の彼女は悪くない、っていうか、立派に特撮女優として存在感を発揮してますよね。台詞回しは今ひとつだけど(苦笑)、戦闘服姿も、立ち姿もなかなか決まってます。って、この作品でしか知らない人間が言うことじゃないけどね(笑)。



音楽と東北地ビールを楽しむイベント、beco reco Vol.1の報告です

西荻窪のブックカフェ、beco cafeでの音楽イベント、beco reco、先日4/15(金)に無事、開催できましたので、簡単にご報告を。


    吉っ読 presents beco reco Vol.1

    「let's 音楽 do the トーク」

    日時:4月15日(金)19:30~21:30

    場所:beco cafe(西荻窪)

    DJ:空犬(吉っ読)・里見勝治(吉っ読)・みぎたとしき(ゲスト)

    チャージ:500円(ドリンクは別)

こちらの企画力および告知力の不足もあって、当日は、残念ながらフルハウスとはいかなかったのですが、それでも数人のお客さんが駆けつけてくださいました。この空犬通信を見てきてくださった方、ツイッターを見てきてくださった方もいらっしゃって、そうしたソーシャルでのつながりしかなかった方とリアルにお会いできたのは、うれしい収穫でした。


成功したら続けます……と予告してたんですが、うーん、ちょっと微妙かなあ……。素人が企画したイベントの初回としてはまあまあの結果ではあったのですが、お店の売上的にはちょっとさびしい感じだったからなあ……。ほかにもいろいろ反省点はありますので、ちょっと悩みます。続けるかどうかは、お店と相談して慎重に判断しますが、開始時間や告知の方法、値段設定、DJの人選や音楽のテーマの設定など、検討課題は山積みなので、もし第2回をやるとしたら、それらをクリアして、よりたくさんのお客さんに集まってもらって、より楽しんでいただけるようにしないと意味がありませんからね。来てくださった方、今回は来られなかった方で、こんなふうにしてほしい、こんなテーマにしてほしいなど、リクエストがありましたら、ぜひお聞かせください。


ちなみに、今回は、チャージ1口500円と、さらに東北の地ビールの売上げのなかから1本につき50円を募金に回す、ということにしていたんですが、合計が偶然予定額ぴったりの10,000円となりました!……って、そんなわけなくて、企画者のぼくが責任感じてちょっと足してるんですけどね(苦笑)。で、音楽イベントということで、iTunesストア経由で募金できる日本赤十字社のほうに、私空犬が代表して、募金しました。ご協力、ありがとうございました。


iTunes募金

当日かけた曲を全部報告しちゃうと、続きを実現できることになったときの楽しみを薄めることになっちゃいかねないので、プレイリストのごく一部を紹介しておきますね。


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男の隠れ家、新潮、本屋大賞、ケトル……最近買った雑誌たち、その1。

どちらかというと単行本派で、書店でたくさん買っている本のほとんどが書籍・文庫、雑誌で毎号買っているのは数えるほど、あとは特集・内容を見てたまに、というパタンがほとんど、という空犬です。そのような購買傾向の持ち主なんですが、このところ、めずらしく雑誌(一部、ムックも)の買い物が続きましたよ。いろいろ買ったので、本・書店関連とそれ以外にわけてリストアップしてみます。



『男の隠れ家』の特集は「男の部屋」。ぼくもそうなんですが、本好きには、「書斎」に興味のある人が多いはず。そういう趣味の方にはぴったりの特集で、いろいろなクリエイターや一般の方の書斎や棚を見ることができますよ。よそのおうちの書棚を見るのって、ほんと、おもしろいよね。


『新潮』は、西村賢太の受賞第1作(あいかわらず、ひどい男が女性にひどいことを言ったりしたりする話で、受賞してもぜんぜん作風変えず、迎合もおもねりもなし、というところがすばらしい)掲載に加え、特別付録のCD、「[音声劇]瘋癲老人日記/[原作・主演]谷崎潤一郎」がすごいというので、ツイッター他でずいぶん話題になってましたよね。文豪の「声」を聞けるこのCD、そのためだけでも買う価値ありでしょう。


『本屋大賞』、これまでは、知り合いの書店員さんの名前を見つけては、へえ、この本をおしたんだ、こんなふうにコメントしているんだ、なんて興味でぱらぱらやってたんですが、今回からは、実際に知っている方だけでなく、ツイッター上でしか知らない書店員さんたち(のうち、お名前がわかっている方)のコメントを読む楽しみも増えました。


先日紹介済みの『ケトル』、特集が「本屋が大好き!」ということで、書店派としてはとても楽しみにしていたもの。「新雑誌『ケトル』創刊準備号 本日発売」(4/15 QuickJapanケトルニュース)。これ、よくある書店特集(有名店、それもセレクトショップ系のお店が中心に取り上げられていたり、有名書店員さんがたくさん登場しておすすめ本を紹介していたり)とはかなり切り口が違っていて、おもしろいですね。


【“男の隠れ家、新潮、本屋大賞、ケトル……最近買った雑誌たち、その1。”の続きを読む】

ジュンク札幌がリニューアル、そして丸善多摩Cと三省堂書店の2店がまもなくオープン

代わり映えのしないネタですみませんが、今日も書店関連のニュースです。


まずは、先月、訪問してきたばかりの札幌の書店の話題から。ジュンク堂書店札幌店が、本日4/16、増床してリニューアルオープン、それに伴い、名称を「MARUZEN&ジュンク堂書店」に変更したそうです。公式サイトの案内は、こちら。札幌店は、2008年12月のオープンで、公式サイトによれば1800坪。これに文具150坪が加わり、2000坪弱の店となるわけですね。


ところで、公式サイトには、《2011年4月16日、ジュンク堂書店札幌店は、丸井今井5Fに文具フロア約150坪を増床し、MARUZEN&JUNKUDO札幌店に名称変更いたしました。》という案内があり、この文章の下には、店舗名として、《MARUZEN&ジュンク堂書店 札幌店》があがっています。「MARUZEN&JUNKUDO」「MARUZEN&ジュンク堂書店」「丸善&ジュンク堂書店」など、いろいろな表記を見かけますが、自社の公式サイトでも表記が揺れているということでしょうか。別にこまかいことにこだわるつもりはないんですが、同チェーンの正式名称って、どれになるんでしょうね。


同チェーン、今年前半の大型出店といえば、丸善多摩センター店ですが、いよいよ来週に迫りましたね。当初、4/22(金)のオープンと告知されていましたが、停電の影響などもあり、開店日が1日ずれて4/23(土)になったそうです。これで確定のようで、公式サイトの案内もそうなっており、実物は見ていませんが、京王線の車内吊り広告なども出ているようです。


オープニングの記念イベントとして、講演会&サイン会の告知が出ていますね。「ココリア多摩センターOPEN記念イベント 「もしドラ」の作家岩崎夏海 講演会&サイン会(定員170名)」


「ココリア多摩センター」というのは、大塚家具跡にオープンする商業施設名ですね。施設内に入る店舗などフロアのイメージは、たとえば、こちらの記事をどうぞ。「多摩センター/大塚家具跡地に「ココリア多摩センター」4月22日オープン」(2/23 流通ニュース)。丸善は、同施設の5階に入ります。イベントは、オープン翌日の4/24(日)、講演会は7Fのホールで、サイン会は、5階、お店の特設会場で行われるのだとか。詳細は、同店のサイトをご覧ください。


4月末、そして連休中の書店オープンと言えば、すでに空犬通信でも紹介済みですが、三省堂書店の2店も気になりますね。「4/26(火)経堂店 5/4(水)ルクア大阪店 OPEN!」(三省堂書店)。施設および店内の様子が少しわかるイメージ図がいくつかあがっていますね。


ふたば書房河原町店が閉店?!……そして、新しい書店が

先日の大阪書店回りの記事を早くまとめなくては、と思いながら、別のことにばかり手をつけてしまって、なかなか大阪書店レポをまとめられずにいる空犬です。


先日の大阪出張、初日は京都に用事があったのですが、京都駅周辺で数時間を過ごしただけで、書店回りをするチャンスはほとんどなし。わずかにのぞけたのが、くまざわ書店京都ポルタ店、アバンティブックセンター京都、ふたば書房京都駅八条口店の3店だけ。見たとも言えない短時間の訪問でした。


うち、アバンティ(と同じ系列のアミーゴ)、ふたば書房はいずれも京都他近畿圏を中心に展開しているチェーンで、前者は東京にもわずかに店舗がありますが、後者は東京にはないチェーンですので(同じ系列の文具・雑貨店「アンジェ」は、上野と新宿に2店ありますが)、もっとじっくり見てきたかったなあ。


そのふたば書房ですが、「ご報告。」(4/8 日々、河原町 ふたば書房 河原町店の棚から)によれば、河原町店が来週4/17に閉店してしまうとのことです。


《長きにわたり河原町通りで路面店として営業して参りました、ふたば書房河原町店が4月17日をもちまして閉店する事となりました。昭和44年より営業という、私の生まれるずっと前から営業し続けている伝統ある、ふたば書房河原町店の最後の店長として、この様なご報告を皆様にお伝えしなければならない事は、本当に辛く、そして何より日々、河原町店へご来店頂いているお客様へ申し訳なく思っております。長い間、ご愛顧賜り誠にありがとうございました。》


ぼくがまだ駆け出し編集者だったころ、だからもうずいぶん前のことですが、京都を「営業」で回ったことがありました(今とは別の版元で編集をやってたんですが、まあ、その頃から営業のまねごとみたいなことをときどきしていたわけですね)。まだ、河原町に駸々堂も、丸善もあったころです。ふたば書房にもおじゃましたんですが、とても丁寧に話を聞いてもらって、若くて書店営業のことなど何も知らなかった(若いだけではなくて、一応「編集」だったから、まあ、当たり前なんだけど;苦笑)ぼくはいたく感激させられました。今でもよく覚えています。もちろん、この仕事についてからだけでなく、その前にも、客としても何度も行ったことのあるお店です。そのお店が閉店とは……。


ブログをよく読んでみると、単にお店がなくなってしまう、ということではないようですね。《4月27日に京都マルイ(四条河原町角、旧阪急)の6階に“FUTABA+京都マルイ店”がオープン致します!私も、そちらの方で店長として更にパワーアップして頑張っていきますので、どうぞよろしくお願い致します。》と、記事に2つめの報告があがっているのです。単なる閉店ではなく、名前こそ変わりますが、移転・リニューアルと思っていいようですね。ああ、よかった……。


ふたば書房御池ゼスト店さん(@futabaoike)が、ツイッターで、開店準備中の棚の様子を紹介されています。こちらこちら。写真を見ると、什器の感じ、壁の感じなど、よさそうですねえ。雰囲気のあるお店になりそう。ああ、これ、見にいきたくなるなあ。


FUTABA+京都マルイ店という店名ですが、大丸心斎橋店に一昨年オープンした、お店が同じタイプ、FUTABA+大丸心斎橋店となっていますね。今回の大阪出張で見てきたかったお店の1つなんですが、残念ながら訪問できず。心斎橋店の説明に、《ふたば書房に雑貨と音楽をプラスした「FUTABA+」》とありますので、今回も複合型のお店になるんでしょうね。


本屋大賞、ケトル、BRUTUS……書店関連の雑誌が続きます

昨日は、本屋大賞の発表会。「2011年本屋大賞」は東川篤哉さんの『謎解きはディナーのあとで』(小学館)に決まったようですね。同書関係者のみなさま、おめでとうございます。そして、書店員のみなさま、おつかれさまでした。


ぼくは書店員でも、文芸担当でも(さらに言えばミステリー読みでも)ないので、遠くから眺めているだけなんですが、ツイッターを見ていると、全国の書店員さんが発表会に集まって、誰が誰に会ったの会わないのといった話題が次々に流れてきて、なんだか楽しそう。書店派としては、その様子、その盛り上がりっぷりが、うらやましくてしかたなかったことですよ……。


ところで。その本屋大賞の本も含め、書店がらみの雑誌がいくつか続きますね。



『本屋大賞』はもう説明不要ですね。個人的には、特別企画としてあがっている「中2男子に読ませたい!中2賞」が気になります。


『ケトル』は、ツイッターで話題になっているのを見て知ったもの。「新雑誌『ケトル』創刊準備号が、いよいよ4月15日(金)発売!」(4/13 太田出版ニュース)。創刊準備号はなんと書店特集、「僕らが本屋に行く理由」。サイトにあがっている目次を見ると、書店好きなら興味を引かれること必至の記事と書き手がずらりと並んでいます。これは買わねば、ですね。


発売はまだ少し先ですが、『BRUTUS』のツイッターアカウント(@BRUTUS_mag)によれば、5/15発売号が書店特集で、特集タイトルは『本屋好き。』とのこと。くわしい内容はまだわかりませんが、特集にふれたこんなツイートを見ると、すごく楽しみになりますよね。


《【本屋好き】わざわざ行きたくなる書店を探して、北海道から九州まで「本屋好き」が旅をしました。昔話ではありますが、駅前には必ず書店があって、そのご主人は町の人のいろんな相談に乗っていた。さまざまな流れを経て、いままた個性派書店が増えています。なにしろ書店好きなもので。》……書店を訪ねて日本全国を旅するなんて! いいなあ。そんな仕事、してみたいものだなあ……。


紙にインクに流通に電気に……出版・書店業界にとって不安材料はまだまだたくさんありますが、そんなときだけに、こうして、各地のいろいろな書店の元気な様子を伝えてくれる雑誌が続けて出るのは、書店好き本好きには、ほんと、うれしいことですよ。


というわけで、書店好き本好きのみなさんは、これらの雑誌のチェックをどうぞお忘れなく。ちなみに、『本屋大賞』は4/12、『ケトル』は4/15、『BRUTUS』は5/15の、発売とのことです。

西荻窪のブックカフェbecoでの音楽イベント、今週金曜日です

先日紹介しましたbeco cafeでの音楽イベント、beco reco、日が近づいたので、もっぺん宣伝しておきます。


    吉っ読 presents beco reco Vol.1

    「let's 音楽 do the トーク」

    日時:4月15日(金)19:30~21:30

    場所:beco cafe(西荻窪)

    DJ:空犬(吉っ読)・里見勝治(吉っ読)・みぎたとしき(ゲスト)

    チャージ:500円(ドリンクは別)

早速、何人かの方から、おもしろそう、行くよー、と声をかけていただき、関係者一同喜んでおります。


今回は、わたくし空犬と、書店・出版仲間2人の計3人がDJをつとめます。3人はもちろんDJの経験などない、ただの音楽好き。《ジャンルはなんでもあり、いろいろな方に楽しんでいただけるよう、新旧洋邦、幅広い曲を用意していくつもり》などと前回の記事に書いたのですが、傾向ぐらいは書いておかないといけませんね。


3人ともけっこうな音楽好きではありますが、最新の音楽動向に通じているわけではなく、趣味も大幅に偏っています。そういうおやじたちがかける音楽なので、地味というか、渋めというか、セピア色というか、古くさいというか、まあ、そんな感じです(苦笑)。当方の趣味は、この駄blogを訪問してくださる方ならご存じの通り、ロック、それもオールドロックと、同じくオールドな黒人音楽。あとは、ギター音楽ですね。あとの2人も、古めのロックやフォーク、80年代ぐらいまでの日本の音楽といったあたりが得意分野。


クラシックは、誰も強いのがいないので、かからないと思います。ジャズもあまりかからないかも。基本、古めのロック、フォーク、ポップス、ブラックミュージック、昭和歌謡曲、などだと思っていてください。男女年齢問わず、いろいろな方に来ていただきたいのですが、とくに60、70年代生まれの方なら、「懐かしい」と感じるような音楽がけっこうかかるかもしれませんよ。


それから、音楽と一緒に楽しみたいのが、東北のお酒。今回は地ビールでいきます。東北の地ビール、調べてみたら、けっこうあるんですよねえ。ツイッター他で教えていただいたものを以前にリストアップしたことがありますが、もっかいあげておきましょうか。


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中上健次、晩年の作品が映画化されました……『軽蔑』

自分が好きな作家の作品が映画化されるのって、ふつうならうれしいことのはずなんですが、けっこう複雑な気分にさせられることもありますよね。監督がちょっとあれだったり、俳優がちょっとなんだったり。それ以前に、えー、その作品を選ぶの?みたいな、選球眼の問題があったり。


これはどうかなあ。空犬が敬愛してやまない(がために、逆にへたなことを書けない、書きたくないがあって、あまりこの空犬通信には登場していない)作家、中上健次、晩年の作品『軽蔑』が映画化されました


軽蔑 チラシ

原作は、中上生前最後の小説で、1992年の作品。親本は朝日新聞社で、文庫は以前は集英社文庫で出ていましたが、品切れなのかな、少し前に、映画のスチルをカバーに使った角川文庫版が新たに出ていますね。映画のスチルを使ったカバーって好きじゃないんだけど、中上読みとしては買わざるを得ないかなあ(苦笑)。ちなみに、小学館文庫の中上健次選集には含まれていなくて、集英社の中上健次全集では11巻に収録。


で、映画のほうですが、主演は、高良健吾、鈴木杏、監督は、廣木隆一。ピンク出身の監督で、小説読みの映画好きにとっては、『ヴァイブレータ』の監督という印象でしょうか。ほかは観てないんですが、『ヴァイブレータ』はいい印象が残っています。いろいろな賞もとっていて、評価の高い作品ですよね。



6/4から全国ロードショー。好きな作家・作品の映画化って、がっかりするのがいやで、今回も印象的にはけっこう微妙なので、まだ迷ってますが(主演2人に興味がないので、ポスター/チラシのビジュアルにまったく惹かれない、というのも個人的にはちょっと痛い)、おそらく観にいくことになるかなあ。


そうだ、中上の映画化作品といえば、この件、記事だけ書いておきながら、アップするのを忘れてました(涙)。しばらく前の話で、上映もとっくに終わってますが、作品紹介の意味で、記事、あげておきます。


中上作品の映画化、『赫い髪の女』が、神保町シアターの特集上映、「文豪と女優とエロスの風景 情念の文芸映画」(2月5日(土)~3月4日(金))で上映されるというので、観にいこうと思っていたのでした。


文豪と女優とエロス表文豪と女優とエロス裏

1979年、にっかつ作品で、監督は神代辰巳、主演は宮下順子。サイトの紹介によれば、《トラック運転手と道で拾った女。ふたりは互いの過去を詮索することなく、ただ愛欲のうねりに身をまかせる。神代辰巳の軟骨文体が存分に発揮されたロマン・ポルノの名作。》というもの。なんか、物語の骨子だけみると、先にふれた『ヴァイブレータ』と、ただの偶然ですが、ちょっと似てますね。


これ、観るチャンスがなくて、まだ一度も観てないんですよ。中上読みとしてはくやしいことに。スクリーンで観られる、いい機会だったんだけどなあ。見逃してしまいました。残念。



ちなみに、原作は「赫髪」。集英社の全集なら2巻、単行本・文庫なら『水の女』に入ってます。


大阪から戻りました……そして、コメント欄に関するお願い

3日間の大阪出張から戻った空犬です。3日間、といっても、仕事の用事は金土の2日間で、今日の分は、自腹で延泊して、2日間で回りきれなかったところとか、以前に住んでいた街を訪ねたりとかにあててきたんですけどね。


いやあ、それにしても、やっぱり大阪の書店、ほんとおもしろいなあ。丸善&ジュンク堂書店梅田店は、予想通り、というか予想以上の本の城だったし、紀伊國屋書店はリニューアル効果もあってか、あいかわらずのすごい人出と活気だったし、ブックファーストの1階、とくに文庫の段々が美しい平台と乱立するPOPはおもしろかったし、旭屋書店1階の「おすすめ本処」の選書とそれぞれに付された賑やかなPOPたちは見ててあきないし……大阪の書店は元気と個性にあふれてて、ほんと、楽しかったです。こんなにどの店もおもしろいのに、さらに書店が増えるんだからなあ。すごいよね。


昨年秋に大阪を訪ねたときも、ちょうど丸善&ジュンク堂書店梅田店ができる少し前で、タイミングが悪かったんですが、今回も、もう少し後なら、スタンダードブックストアと、三省堂書店ルクア大阪店の2店も回れたのになあ。大阪で見てきた書店の印象は、あらためて記事にまとめる予定です。


ところで。話は変わるのですが、コメント(といっても、当方の文章の力のせいか、取り上げる話題の偏りのせいか、ほとんど「ない」んですけどね……;苦笑)について、ちょっとお願いがありますので、コメント欄に書いたことと重なりますが、本記事にも書いておきます。(単に、コメントに関するお願い、というよりは、本屋観みたいなものにふれることになるかもしれません。)



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不忍ブックストリート week 2011、まもなくですね

そうそう、紹介するのを失念していたんですが、しばらく前に、神保町で、不忍ブックストリートの地図、「不忍ブックストリートMAP」2011~12を手に入れたのでした。


不忍ブックストリートMAP2011~12 1不忍ブックストリート week 2011不忍ブックストリート 第12回 一箱古本市

↑MAP(左)と、はさみこんであったチラシ2種(中・右)。


上のチラシにある通り、「不忍ブックストリート week 2011」は、4月23日(土)から5月8日(日)まで。今では東京を代表するブックイベントの1つですよね。そして、「不忍ブックストリート 第12回 一箱古本市」のほうは、4月30日(土)と5月3日(火)の開催とのこと。もう12回なんですね。初めて「一箱古本市」ということばを聞いたときは、どんなものなんだろう、フリマとどう違うんだろう、なんて思ったものでしたが、今ではすっかり本好きの間に浸透、全国に広がり、説明不要のことばになって久しい感じですよね。


地震の影響で、自粛ムードが蔓延、この春は各種イベントが中止になったり延期になったりでなんだかさびしいかぎりですが、毎年恒例のこういうイベントが、いつものように、ふつうに開催されるのは、やはりうれしいものですよねえ。


本好き、古本好き、街歩き好きのみなさん、連休はぜひ不忍ブックストリートにくりだしましょう。


上野にもう1軒書店が……マルイシティにヴィレッジヴァンガードができてました

今日も書店開店関連の話題です。先日、開店したばかりのBOOK EXPRESSエキュート上野店の印象を記事にしましたが、同じ上野で、BEX復活の前に、こんなお店もできてたんですね。「マルイシティ上野に「ヴィレッジバンガード」-下町色・パンダ色を前面に」(4/6 上野経済新聞)。


記事を引きます。《マルイシティ上野(台東区上野6)5階に2月25日、「ヴィレッジバンガード マルイシティ上野」(台東区上野6、TEL 03-5812-0955)がオープンした。経営はヴィレッジヴァンガードコーポレーション(愛知県名古屋市)。》


《マルイシティのリニューアルに伴いオープンした同店は、直営店として436店舗目。「遊べる本屋」をキーワードに、70坪の店内には書籍や雑貨、CD・ DVDなどが並ぶ。》ここまでは、いつものヴィレッジヴァンガードという感じですが、書店好きとして気になるのは、次のくだり。


《全国のヴィレッジバンガードの中でも、本棚の数を多くし書籍を充実。新店では珍しい試みだという。「31日にオープンするロフトさんを競合店として考えると雑貨よりも書籍で勝負しようと思った。上野には書店が少ない点も考慮した」と副店長の関戸善美さん。》


記事が、わざわざ書籍充実をうたい、これだけたくさんあるヴィレッジヴァンガードのなかでもめずらしい試みなのだとし、さらに責任ある立場の方が「書籍で勝負しよう」というわけです。これは気になりますよねえ。どんな感じの品揃えなのか、記事の続きを見てみましょう。


《「下町色」「パンダ色」を前面に打ち出す同店。スカイツリー公認の貯金箱「スカイツリーバンク634」(2,383円)や、風呂の中に入れて遊ぶ「スイミングパンダ」(525円)、パンダが表紙になった書籍「100均フリーダム」(1,050円)などをそろえる。》書籍充実をうたった次のくだりが、いきなりパンダグッズの話で、思わず笑ってしまいますが、品揃えの方向性について、次の段でふれられていました。


《「本に関しては棚ごとに関連するものをまとめている。一つの棚が『旅』だったら隣の棚は『自然』、その隣は『思想』というように、『連想ゲーム』で店のレイアウトを構成している」と関戸さん。「書籍は旅本やビジネス書の人気が高い」とも。店内には、ワンピースからトトロ、スヌーピーなどあらゆるキャラクターグッズも並べる。》


本の話になったりグッズの話になったりで、記事の書き方が落ち着かない感じで、書籍充実の感じがストレートに伝わりにくいのが残念ですが、これは実際の店舗を見てみるしかありませんね。この記事に早く気づいていれば、先日上野を訪ねた際に寄れたのに……残念。近いうちに訪ねてみようと思います。


ところで。記事に引かれた副店長さんのコメントに、書店に関心のある者には気になる部分がありましたね。「上野には書店が少ない点も考慮した」。たしかに、上野は、街の規模の割に書店は少なめですよね。山手線駅を代表するターミナル駅の1つ、ほんとなら大型書店があってもおかしくないのに、大きい店もない。いちばん大きいところで明正堂アトレ上野店かな。文庫の仕掛け売りなどでも知られる同店は、それほど広くはない店内にぎっしり本のつまった感じのお店で、個人的にも好きな感じですが、なんでもかんでもそろっている、というタイプのお店ではありませんからね(そういえば、上野の丸井って、数年前まで、明正堂の小さなお店が入ってましたっけね)。


明正堂、そして、復活なったBOOK EXPRESSとすれば、後発(BEXの場合は、リニューアルオープンはVV開店の後ですが)のお店に、「上野には書店が少ないから」「書籍で勝負」と言われちゃったりしたら、やはり同業としては、おだやかではないでしょう。ここは、ぜひ2店にも奮起していただいて、いい意味で競い合って、上野の書店事情が盛り上がるといいですよね。それぞれ、エキュート、アトレ、マルイシティと、客層や雰囲気の違う商業施設内の書店ですから、競い合うというよりは、お客さんをうまくわけあい、お互いにないものを補完しあって、他の街に行かなくても、上野の書店のいずれかで欲しい本が買える、というふうになるのが、同駅利用の本好きにとっては、いちばんいいんでしょうね。その意味でも、BEXの復活といい、ヴィレッジの上野進出&書籍充実といい、上野の書店の充実には、ちょっと期待です。


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釧路、天神、大崎……今日も書店開店関連の話題です

今日も書店の話題。代わり映えのしない話で、すみません……。3/11の地震ですっかりペースがくるってしまい、紹介しようと思っていた書店の話題を記事にしそびれたり、紹介し忘れたりを繰り返しているのですが、新刊書店の開店関連で、タイミングを逸して、紹介し忘れていた件を、3つまとめてレポートします。(微妙に時間がたっているので、状況が変わっているものがあったら、ごめんなさい。)



まず、は北海道釧路市のコーチャンフォー北見店から。上の記事を引きます。


《リラィアブル(釧路市春採5丁目16の17、佐藤俊晴社長)は、書籍、文具、音楽ソフト販売の複合店舗であるコーチャンフォー北見店新築について、清水建設の設計施工で3月に着工する予定だ。今秋のオープンを目指す。》


《このほど北見市から開発行為の許可を得た。計画によると、開発区域面積は約1万8500m2で、店舗はS造、2階、延べ5644m2の規模。駐車場スペースとして約5600m2を確保している。また、敷地内にはS造、4階、延べ744m2の社宅(16戸)を設ける。》


《建設地は北見市並木町523ほか。ブックオフ北見店とパチンコ店があった場所で、2006年に建設用地として取得した。コーチャンフォーとしては釧路、札幌市内の3店舗に次ぐ5番目の店舗として計画していたが、旭川店が先行してオープンしている。》


《同社では「コーチャンフォーは広域商圏を対象としているが、北見のほか、隣接する網走、美幌などだけでも20万を超える。週末など管内から来ていただけるのでは」と期待している。》


建設関連の業界紙の記事ということで、サイズや店舗の実態がイメージしにくいかもしれません。サイズや時期について、具体的にふれた記事が、後から出ていますので、見てみます。「北見店10月オープン/コーチャンフォー」(3/24 釧路新聞)。


《書籍、文具、CD・DVDなどを販売する大型複合店「コーチャンフォー」を経営するリラィアブル(佐藤俊晴社長)は、今年10月中旬に6店舗目となる「コーチャンフォー北見店」をオープンさせる。同店は昨年オープンした旭川店と同程度の規模となり、同市並木町の国道39号沿いに建設される。インタビューに応じた佐藤社長は「オホーツク商圏を考えたとき一番良い立地条件と規模」と述べるとともに「コーチャンフォーの道内展開はこれ(北見店出店)で一段落した」との考えを示した。》


こちらはかなり具体的ですね。10月オープンで、道内展開とりあえずは最後の店舗とのこと。広さは、昨年9月オープンの旭川店は、店舗全体では1730坪、書籍・雑誌部分が900坪という広大なものでしたが、それと同規模となると、こちらも超大型複合店ですよね。


次は、福岡の「TSUTAYA(ツタヤ)天神駅前福岡ビル店」。オープンは、4/11ですから、もう来週ですね。場所は《2階・3階の大手書店「丸善」跡》とあります。


《総売り場面積は964坪。DVD・CD・コミックレンタル、新品、中古(販売・買取)を取り扱い、CDレンタル売り場では新作からジャズ、クラシック、アニメなど西日本最大の7万タイトル、10万枚をそろえる。在庫量は2007年に今泉にオープンした福岡天神店の3倍。》こちらも、コーチャンフォーほどではないものの、既存店の3倍、大型店舗であることを前面に出していますね。


記事はこう続きます。《中古本売り場「ecobooks」を国内最大の規模で九州初展開するほか、店内にはポッカクリエイト(新宿区)が「カフェ・ド・クリエ」を九州初出店。店内では購入前の本を自由に読むことができる。》中古(新古)本併売とカフェ併設は、このタイプの大型複合店ではもうデフォルトみたいになってきてますね。


そして、最後は同じくツタヤで、こちらは都内の話。先日の三省堂書店ルクア大阪店のところで少しふれましたが、肝心のお店のこと自体をまだ紹介していませんでしたね。JR大崎駅西口の再開発エリアに、この初夏にオープン予定の「TSUTAYA大崎駅前店」が、開店前にツイッターアカウント(@TSUTAYA_OSAKI)をとり、店作りについて、事前に要望を募ることにしたという主旨の記事です。記事には、《TSUTAYAのフランチャイズ本部であるカルチュア・コンビニエンス・クラブ(渋谷区)は正式な発表を行っていないが、オープンに向けて品ぞろえなどの要望を受け付けている。》とあります。


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復活したブックエキスプレス上野&品川……そして新宿からまた一店書店が

書店の開店・閉店関連ニュースです。昨年主要店舗が続けて閉店となり、いったい何が……と、利用者や出版関係者を心配させたBOOK EXPRESS。赤羽・上野・品川の店舗が、装いを新たに、復活しましたね。うち上野と品川を、昨日ちょっとのぞいてきましたので、レポートします。


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↑東京駅の京葉ストリート店のときに店頭で大々的に配布されていたフリーペーパー「book express」のVol.02。新店3店オープン記念ということなのでしょう、「←三駅運行号」となっています。


まずは上野から。ディラ時代は、中央部分にある、四方を通路に囲まれたお店でしたが、「エキュート上野店」は、公園口通路側から見て、右の奥の壁際になりました。


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↑通路から。売り場、手前側は、雑誌、中程にコミック、その奥に文庫など。右の写真の中央、本がディスプレイされているウィンドーの裏側がレジ。


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↑奥の入り口側。文芸とビジネス。左、壁には、上野らしく、パンダなど、動物関連本の小さなフェアコーナーも。


すっかりこぎれいなお店に変貌、以前のにぎやかな感じとはまったくイメージの違う店になっています。ディラ時代の同店の売りだった、文庫やフェア台にあふれるように立っていた個性的なPOPもありません。


強烈な文言と描き文字とで、ひと目見たら確実に印象に残るPOPを量産していたHさん(くわしくは、空犬通信の過去記事や、『おすすめ文庫王国2010-2011』(本の雑誌社)の「POPで振り返るブックエキスプレス上野店の5年間:長谷川仁美」をどうぞ)が、別のお店に移られたので、POPがないのはしかたないにしても、POPの有無だけではなく、全体にお店の感じが、こぎれいで、おしゃれで、おとなしめな感じになっています。


これまた、ディラ時代の同店の名物の1つに、官能文庫の(妙な)充実がありました。新店でもふつうに棚1列分並んではいるのですが、かつて「おやじのミルフィーユ」(by Hさん)と呼ばれた、棚前に二重三重にひしめくおじさんたちの姿はありませんでした。たしかに、この雰囲気だとね……。


レジ前には、いくつか台があって、それぞれお店のおすすめ本や、売れ行き良好本が並んでいましたが、うち1つの片側半分が、坂口安吾『桜の森の満開の下』(講談社文芸文庫)と石川淳『焼跡のイエス・善財』(講談社文芸文庫)の強烈な多面積みで、埋め尽くされていたのは、店内の雰囲気や他の棚・台とはあきらかに異質な輝きを放っていて、ちょっとうれしい驚きでした。どっちも持ってる本なので、買えなかったのが残念なぐらい。


通路をはさんでお隣には、以前の記事で紹介しました通り、「書斎」がキーワードだという文具・雑貨のお店、アンジェ・ビューローができていました。30坪。


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文具・雑貨好きが喜びそうな筆記具・ノート・小物類がずらりのお店。お店の一画には、量こそそれほど多くはないですが(といいつつ、予想していたよりは多かった)、書籍も置いています。


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↑書籍コーナー脇の入り口側から撮るとこんな感じ。


先の記事には、《取扱商品には「書籍」も入ってますが、隣がBEXですから、セレクトショップ的な品揃えになるのでしょうか》と書きましたが、まさにそんな感じで、うまく説明できませんが、立川のPAPER WALLの品揃えから、新刊・雑誌・コミックなどをのぞいた本を、コンパクトにぎゅっとまとめた感じ、と言えば、雰囲気が伝わるでしょうか。


おしゃれっぽい、いかにもセレクトショップ的な本ももちろんあるのですが、そういうのだけではなくて、けっこう幅広く、文芸書・一般書も置いています。おもしろいのは、『マジック大全科』『日本の特撮怪獣大全科』といった、秋田書店の、小学生男子向けの文庫判全科シリーズの2冊など、ふつう、この手のおしゃれ系のショップのセレクトからは積極的に落ちそうな本が平積みになっていたこと。これだけで、このお店、ちょっと好きになりました(笑)。


数はごくごくわずかですが、古書も置いていました。傾向を云々するには数が少なすぎる感じですが、百鬼園先生の旺文社文庫が数冊混じっていたりした、と言えば感じがわかるでしょうか。


BEXの隣の店で、中途半端(だと思い込んでいました、失礼!)な量の本を扱ったりして大丈夫かな、と、話だけ聞いたときはちょっと思ったのですが、この路線なら、お互いを食いあうことなく、うまく補完しあえるのではないかと、そんなふうに思いましたよ。


続いて、品川へ。噂レベルですが、事前の話では広くなるとも聞いていたのですが、前より広くなった感じはないですね。


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↑フロアの奥にあった上野と違い、こちらはお店の前の人通りがまず絶えることのない立地のため、写真も無理矢理な感じに……。


写真をご覧いただければわかる通り、上野同様こちらも、お店の感じは、以前に比べ、ぐっとこぎれいな感じなっています。アクリルが使われている棚もありましたよ。


かわいいイラストの入った布製のブックカバーが販売されていました。BOOK EXPRESSのオリジナルブックカバーで、しかもエキュート品川サウス店限定なのだそうです。


品川といえば、これも以前の記事で紹介だけしながら、なかなか見にいくチャンスのなかったPAPER WALLエキュート品川店も見てくるはずだったんですが、後に別件があったため、時間切れ。残念。


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神保町のAMULETが西荻窪に移転

今日はあたたかいを通り越して暑いぐらいの一日でしたね。ようやく、コートなしで歩ける陽気になりました。これで、花粉さえなければなあ……。


さて、今日の昼休みに寄ってきたお店の話を。食に関しては超保守的で、よくいくお店数軒を順繰りに回るだけ、新しいお店を試すことなどふだんは滅多にないのですが、移転の噂を聞いたので、前から気になりつつ入れずにいたAMULETに入ってみましたよ。


AMULET神保町1AMULET神保町2

このAMULET、1階はミニ古書モールになっていて、カレーとコーヒーを楽しめるという、ブックカフェ的なお店。当方の好みとばっちり重なっている感じではあるのですが、なんというか、女子仕様なんですよね、雰囲気が。それで、どうも今まで入れずにいたのです。意を決して(って大げさですが)入ってみたら、店内は客も店員さんも女子ばっかり。本のセレクトも、店の造りも、全体に女子向き。


古書の棚は、ひぐらしさんや、よくblogにおじゃましている四谷書房さん(パラフィンをかけられた、ひと昔前の晶文社の本がずらり)など、こちらの好みの本も並んだ、気になる棚もあるにはあるんですが、少女漫画や絵本、食やファッションの本、女性作家の本など、全体としては、「おしゃれ古書」っぽい感じになっています。


カレーはおいしかったし、お店の雰囲気もいいんだけど、くたびれたソロオヤヂは店内で浮きまくり、やや居場所がない感じ。超高速で食事と珈琲を終え、あっという間に出てきてしまいました……。


この神保町のお店は、4/24までの営業とのことで、西荻窪に「お引っ越し」、5/20に当地でオープンとなるのだそうです。またまた西荻窪! AMULETは、そう名乗っているお店ではありませんが、本の棚があって飲食ができるお店ですから、まあ一種のブックカフェですよね。昨日紹介したソラミミといい、このAMULETといい、なんか「ブックカフェ」と「西荻窪」の話が続きますね。ソラミミと同じく、AMULETも南口側、駅から徒歩8分とありますから、立地的には直接競合するようなことにはならないだろうと思いますが、beco cafeもがんばらないとね。


AMULET神保町3チラシ

西荻窪は、西荻ブックマークもあるし、古書店も多いし、個性的な新刊書店もあるし、そして、ここにきて急にブックカフェ(的なお店)が複数できるしで、本好き書店好きには、ますます素通りできない街になってきましたね。


西荻窪のブックカフェbecoで、音楽イベントやります

西荻窪のブックカフェ、beco cafeで独りご飯、今日はお酒抜きで帰ってきた空犬です。西荻窪で、ブックカフェで、と言えば、JR西荻窪駅の南口側に、新しくブックカフェができたそうです。「ブックカフェ ソラミミのブログ」。4/1のオープンとのことですから、ほんと、できたてのほやほやですね。住所は、杉並区西荻南2-6-6とありますから、南口から五日市街道のほうに徒歩で数分という感じでしょうか。すわ、ライバル出現?!と思いましたが、北口にあるbeco cafeとは少し離れていますから、お客さんは重ならない感じでちょっと安心。それでもブックカフェとなれば興味津々、気になるので、今度、遊びに行ってみようと思います。


さて。先日の記事でちょっとふれましたが、今度、becoで、ちょっとした音楽イベントを始めることにしましたよ。名前は、beco reco。becoでrecordとお酒を楽しむ会なので、beco reco、というわけです。いいでしょ。


毎回、ジャンル(「70'sファンク」「80'sニューウェーヴ」「昭和歌謡曲」など)やテーマ(「女性シンガーのバラード」など)を決めて、DJ2~3人が主旨にあった曲を、その曲にまつわるうんちくなどをトークしながらかけ、お酒を飲み片手に聴いて楽しもうという会です。


……と、当初は企画していたんですが、3/11以降、すっかり状況が変わってしまい、やれ不謹慎だ自粛だと、音楽を簡単に楽しみにくい感じになってしまっています。だからといって、我々が自粛していても、別に事態はどうよくなるわけでもありませんから、当初の趣向は活かしつつ、現状も鑑みて、最初の数回は「こういう大変なときこそ、やっぱり音楽を聴きたいよね」ということで、元気になれそうな音楽を楽しむ会でいこう、ということにしました。それも、東北のお酒(地ビール)を楽しみながら。


同店では「BECObu」という、決まりごとの少ない、ハードルの低い読書会も開催されていますが、それの音楽版といった感じの、ゆるやかな会にしようと思っています。もし第1回がうまくいったら、定例にして続けていく予定です。


で、第1回はこんな感じになりました。


    吉っ読 presents beco reco Vol.1

    「let's 音楽 do the トーク」

    日時:4月15日(金)19:30~21:30

    場所:beco cafe(西荻窪)

    DJ:空犬(吉っ読)・里見勝治(吉っ読)・みぎたとしき(ゲスト)

    チャージ:500円(ドリンクは別)

今回は、わたくし空犬と、書店・出版仲間2人の計3人がDJをつとめます。ジャンルはなんでもあり、いろいろな方に楽しんでいただけるよう、新旧洋邦、幅広い曲を用意していくつもりですよ。


当日は、アナログレコードとCDをかけますが、和久井光司さんがやっているアナログ塾のような、最高級のオーディオで、貴重なオリジナル盤を聞き比べるといった、そういう高級なものではありません。機材は安物だし、盤もふつうに入手できるふつうの盤ばかりです。あくまで、ふつうに音楽を楽しむ会です。音質・音響的に高いものをお求めの方はがっかりされるかもしれませんので、その点はご注意ください。


チャージは、800円でワンドリンク付きですが、今回は、チャージとドリンクは別とし、チャージの分を募金しようと思っています。この件については、当日お店で詳細をご説明します。


東北のお酒ですが、日本酒はちょっと大変なので、今回は地ビールを数種集めることにしました。どんな銘柄がどれだけそろうかはわかりませんが、ビール飲みのみなさんはこちらもぜひ楽しみにしていてください。


当日は、フードはおつまみのみで、食事が出せません。あらかじめ軽く食べてからお越しください。事前の予約は必要ありませんので、どうぞご自由にお越しください。


それでは、4/15、西荻窪で、一緒に東北のビールと、ごきげんな音楽を楽しみましょう。becoのスタッフ共々、お待ちしております。


書店開店関連落ち穂拾い……池尻大橋にあおい書店がオープンです

震災の関係で、紹介するタイミングを逸していたんですが、都内の書店開店関連情報として、遅ればせながら、これもあげておきます。あおい書店池尻大橋店が、3/14にオープンしています。


東京・世田谷区ですから、それほど大きな影響はなかったかと思われますが、それでも、余震に交通機関や流通の乱れに停電・節電に品不足にと、地震後数日の混乱ぶりは、都内でも大変なものでしたよね。それまでにだいたいの作業が進んでいたからこそ実現できたのでしょうが、地震の3日後に開店とは、いやはや、関係者のみなさんに努力には驚かされます。


ちなみに、場所は、昨春に閉店してしまっていた新刊書店Orange Catの跡地です。池尻大橋駅の駅周辺では唯一の書店だったはずですから(違ってたらごめんなさい)、この1年ほどは新刊書店がなかったことになります。少し長い空白期間こそありましたが、今回の新刊書店の復活には、エリアにお住まいの本好きのみなさんは、きっと喜んでおられることでしょう。ちなみに、Orange Catが健在だったころに、ぼくも何度か行ったことがあるのですが、他では見かけない名前のお店ですね。非チェーンのお店だったのかな。検索しても出てきませんね。


ところで。来る者があれば、去る者も。同じ池尻大橋の書店、といっても新刊書店ではなく新古書店ですが、ブックオフがその直後に閉店になったようです。「3/21 BOOKOFF 池尻大橋店閉店」(開店・閉店.com)。


大阪の新駅ビルに新たな書店が……そして秋田の新店情報補足

今度の週末、仕事で大阪に行く用事があるので、合間をぬって書店回りができればなあなどと考えている空犬です。


大阪……高校卒業までを過ごした土地ですが、気づいたら、離れてからのほうが長くなってしまいました。毎年のように行く機会があるので、それほど浦島な感じにはなっていないのですが、でも、行くたびに知らない道や施設や店が増え、「よく知っている街」とはとても言えない状態になっています。ここ数年は、いつ行っても駅の周辺のどこかしらで工事をしていたりするので、JR大阪駅の周辺ですら、なんだか自分の記憶と知識だけではなんだか怪しくなってきていて、さびしいかぎり。


駅周辺の開発といえば、まもなく、JR大阪駅のファッションビルルクア大阪がオープンになるんですよね。最近は、大型商業施設ができるからといって、新刊書店が入るとはかぎらないのですが、今回はちゃんと書店が入るようで、うれしいですねえ。「【5月4日】ルクア大阪店ニューオープンのお知らせ」(三省堂書店公式ブログ)。


三省堂書店のサイトから文言を引きます。《新緑の青葉が繁れる5月、三省堂書店は大阪に新店をオープンします。首都圏、東海地区に続く基盤構築の一貫として、関西経済の中心として期待を集める大阪駅開発プロジェクトの商業施設・LUCUAへ出店する運びとなりました。関西最大のターミナルへの進出で東京・名古屋からさらに西へ、三省堂書店の新しい未来を拓く店舗を目指します。》


場所は、ルクアの9階。公式ブログでは広さには言及がありませんが、他の情報を調べたところ、約255坪とのこと。スタバが隣接する、ブックカフェスタイルのお店のようですね。上層階のお店ですから、以前、東京駅の大丸の上にあった三省堂書店のカフェのように、窓からの眺めのいいお店だといいなあ。


三省堂書店の「キタ」のお店というと、ディアモールにあった梅田店がありましたが、その閉店はかれこれ10年ぐらい前でしょうか。それ以来ですよね。個人的にもとても楽しみです。


ちなみに、同店のツイッターアカウントは、ルクア大阪店三省堂書店(LucOsk_sanseido)。他のお店のケースで、先日も、こんな記事がありましたね。「「TSUTAYA大崎駅前店」初夏にオープンへ-ツイッターアカウント開設、要望募る」(3/10 品川経済新聞)。今後は、このように、開店前にアカウントを作って、事前に情報を流したり、逆に客の声を募ってお店作りに反映したり、というスタイルが一般化していくんでしょうね。


同じく、大阪の新刊書店開店関連では、これもありました。当初は3月と発表されていたくまざわ書店の阿倍野店は、開店日が4/19になったようですね。お店が入るViaあべのWalkのサイトに案内がありました。7:00~23:00と開店時間の長いお店で、文房具の扱いはなし、となっています。広さはサイトにはありませんが、別のソースに約140坪とありました。


このViaあべのWalk、どこにある、どのようなエリアなのか、ぜんぜん知らなかったのですが、サイトによれば、JR・地下鉄の天王寺駅に直結の、《阿倍野再開発により誕生するあべのキューズタウン内》で、《地元になじみのお店と、新たに営業を始めるお店、全66店舗が2011年4月1日より順次オープン》するのだそうです。


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西荻窪のbeco cafe発フリーペーパー登場、そしてbecoで音楽イベントの企画も

西荻窪のブックカフェ、beco cafeがフリーペーパーを出すことにしたそうですよ。その名も「べこのとも」


べこのともVol.1 表べこのともVol.1 裏

早速もらってきました。サイズは、A6、4頁。A5の紙を2つ折りにしたシンプルな造りです。第1号は、ヤスミナ・カドラ特集。初号がいきなりヤスミナ・カドラってのが、さすがブックカフェのフリーペーパーだ(笑)。


というわけで、同店をご利用の際は、ぜひカウンターのフリペコーナーで探してみてください。


そうそう、beco cafeと言えば、まもなくイベント、というには大げさですが、お酒と音楽を楽しむ会を開催の予定です。イベント名はbeco reco。becoでrecordを楽しもうということで、beco recoです。同店での読書会の音楽版といった感じの、予約などの必要のない自由な会にして、第1回がうまくいったら、定例にして続けていきたいなと、関係者で話しているところです。


もともとは、毎回テーマ(「70'sファンク」とか「80'sニューウェーヴ」とか「昭和歌謡曲」とか)を決めて、テーマにあった音楽をかける会を考えていたんですが、3/11以降の状況もふまえて、最初の数回は少し趣向をかえて、こういうときにこそ聴きたい音楽、元気になれそうな音楽をかけつつ、東北のお酒(地ビール)を楽しもう、といった感じの会にしようと考えています。


第1回は4/15(金)を予定しています。詳細は近日中に、空犬通信とbeco cafeのサイトでご案内します。


東宝特撮女優大全集、そして総天然色ウルトラQ

なんか調子が悪いのに、こういうときにかぎって、動かせない用事が重なって、あっちこっちの書店をかけずり回っては、さらに体調を悪化させている空犬です……。


こんなときぐらいさっさと帰ればいいんですが、土日、引きこもってしっかりからだを休めるためにも、必要な買い物は今日のうちに、と思ったもので吉祥寺へ。BOOKSルーエで、雑誌を数冊買ったりしたんですが、いちばんのお目当てだったこれはBOOKSルーエにも、ブックファーストにもなく(吉祥寺のリブロとジュンクは短縮営業のため、寄れず)、結局三鷹でゲットしましたよ。(以下、久しぶりの特撮ネタです。)




表紙の水野久美さんがステキすぎるこの1冊、版元のサイトによれば、《『ゴジラ』から始まる東宝特撮女優50年の歴史を、貴重スチールとインタビューで振り返る。総勢91人の貴重スチール集!》というもの。出る前からずっと楽しみに待ってましたよ。ああ、うれしいなあ。


全特撮ファン即買いの1冊ですから、特撮者にはこの駄ブログであらためておすすめする必要もありませんよね。それにしても、洋泉社は、次から次に特撮関連本を出してくれるなあ。今回は2000円を切るムックなので、迷わず買えましたが、最近の特撮関連刊行物のなかには値段的にはけっこう、むむっ、という感じのもありましたからね。こういう特撮本の連続刊行はファンにはうれしい悲鳴ですよ。


うれしい悲鳴、といえば、これもでしょうか。円谷プロ「ウルトラマンシリーズ45周年記念」の一環ということでしょうか、『ウルトラQ』がカラー化されるようですね。「「ウルトラQ」がカラー化され、Blu-ray BOXで発売-「総天然色ウルトラQ」。ソフビ付プレミアム版も」(AV Watch)。詳細は、公式サイトもどうぞ。『総天然色ウルトラQ』



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