空犬通信

本・本屋好きが、買った本、読んだ本、気になる本・本屋さんを紹介するサイトです。

荻窪に啓文堂書店まもなく登場……そして書店の出店について

吉祥寺書店員の会「吉っ読」による、本・書店・吉祥寺をテーマにしたイベント「ブックンロール」がいよいよ明日となりました。明日は大事な一日、前日ぐらい早く寝て明日にそなえればいいものを、こんな時間になってもまだ、進行を確認したり、資料を作ったり直したり、お金の計算をしたり……やることがたくさんあって寝られません(涙)。


さて、一昨日書いた書店に関する記事、翌日になってもまだ多くの方から反応をいただけたりして、引き続き、びっくりしている次第です。いつもより多くの方に読んでいただけただけでもうれしいんですが、とくに、書店関係の複数の方から、言いたかったことを書いてくれた、という主旨のお言葉をいただけけたのは、望外の喜びでした。自称書店応援サイトをやっている者として、これ以上励みになることはありません。


書店をとりまく諸々について、こんな弱小ブログに何か書くことにどれほどの意味があるのかと、しょっちゅうくじけそうになっているんですが、もうちょっとがんばってもいいかなと、そんなふうに思えました。ありがとうございました。


そういえば、以前に、やはり書店の今後について、松岡正剛さんの(ことはリスペクトしつつも、ですが)発言(の一部)に、「従来の書店」への無理解としか思えない、不用意な物言いがあったことを取り上げたこともありました(いつもよりは反応がありましたが、今回ほどではありませんでした。ちなみに)。松岡正剛さんと、先日取り上げた「出版流通コンサルティング」氏を同列に扱うわけではありませんが、「従来の書店」を上から目線で雑ぱくにまとめてしまおうとする態度には共通するものが感じられたのです。青臭いことをあえて書きますが、書店の存在が自分にとってあまりにも大事なので、そういう態度や物言いが許せないのです。


ぼくは、どっちかっていうと打たれ弱くて、簡単に死にそうにできてるタイプ、本来はとにかく平和に生きたいほうで、批判だの反論だのは得意ではないし、炎上とかトラブルとか、そういうのからは走って逃げたいほうなんですが、でも、この種の書店への無理解な物言いを目にしてしまうと、どうしても看過できない。急にアントニオ猪木スイッチがonになってしまうのです。だから。楽しいことしか取り上げませんとした空犬宣言と全面的に矛盾していますが、書店問題について先日のようなことがあったら、やっぱり異を唱えていこうと思っています。


さて。最近はやたらにこの話題が多いんですが、今日もまた書店の出店、それも中央線沿線の新店をご紹介します。もうご存じの方も多いかと思いますが、荻窪に、啓文堂書店がお店を出します。「啓文堂書店荻窪店オープニングスタッフ募集」(8/16 啓文堂書店公式サイト)。


サイトによれば、開店は10月上旬、場所はJR荻窪駅の駅に隣接する商業ビルで、現在改装中のタウンセブン6階とのこと。ここは、以前に新星堂書籍があったところ。階も同じ6階ですから、書店が純粋にプラスになるわけではなく、入れ替わりの感じですね。


JR荻窪駅の北口側の新刊書店としては、ルミネの4階にある八重洲ブックセンター、そしてブックオフの隣という、いろいろな意味で気の毒すぎる立地のブックセンター荻窪があります。旧新星堂も含めた3店の直線距離は非常に近いのですが、商業ビル内の2店と路面店ということで、うまく棲み分けがなされていたのでしょう。規模や品揃えで突出している店がないのも、共存という意味ではいいのかもしれません。


10月と言えば、ジュンク堂書店吉祥寺店がいよいよオープンとなるタイミング。2駅離れているとは言え、同じ沿線に1000坪の大型書店ができるとなれば、影響がないわけはないでしょう。当然、そのことを見越した上での出店計画だと思うのですが、さて、どんなお店になるのでしょうか。


タウンセブンという、昭和テイストの色濃く残る商業ビル内の書店ということを意識していたのでしょう、新星堂は、いい意味でとても庶民的な店でした。容れ物のタウンセブン自体がどう変わるのかにもよるでしょうが、啓文堂書店がそのなかでどんなお店づくりをするのか、中央線沿線住人の書店好きとしては、ちょっと楽しみです。ジュンク堂書店吉祥寺の影響も含めると、荻窪への出店は、決してラクなものにはならないだろうと予想されますが、啓文堂書店のみなさんにはぜひがんばってほしいものです。


商圏としてそれほど広くはなく、既存の書店が複数あるエリアへの書店の出店については、いろいろ思うところがあるので、稿をあらためて、ちょっとまとめてみたいと思います。



↑そのテーマで書くとなると、この本のことにもふれたい、というか、この本のことはきちんとメインで取り上げたいのですが、どうも簡単には書けない内容なもので……ずっと完成できない宿題みたいになってます。


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たくさんの訪問、感謝です

吉祥寺書店員の会「吉っ読」のイベント、ブックンロールを2日後に控えた今日、吉っ読バンドあらため「ブックスピストルズ」の、本番前、最後のスタジオ練習を終えて、先ほどいい気分で帰宅した空犬です。


昨日は、書店について書かれた文章2つを紹介した記事を書きました。すると、昨晩のうちにすぐ、知り合い書店員から「読んだよ!」とメールが。そのほか、メールやらツイッターなどで、めずらしくいろいろな方から反応いただき、いつにない反響に、書いた本人がびっくりしています。


我が空犬通信の昨日の訪問者数も、ふだんの倍以上。ふだんはブログの訪問者数もコメントも拍手の有無もあんまり気にしていないのですが(というか、あまりにも少ないので、気にしていると、書く気力に影響が出ちゃうもので;苦笑)、昨日の記事はなんと、二桁の拍手が! 空犬通信、始まって以来のことではないでしょうか……(10超えただけでびっくりしているんだから、ふだんがいかに少ないか、ってことを吐露しているようで、なんかフクザツなんですけどね)。でも、我が駄文に、こんなにもたくさんの方に反応いただき、ほんと、うれしいかぎりです。ありがとうございました。


別に、ぼくの文章力やテーマ設定がどうのこうのではないのは、書いた本人がいちばんよくわかっています。昨日取り上げた書店関連の文章のうち、後者の内容があまりにひどすぎたことが、やはり大きいのでしょう。自分のブログには、楽しくないことはあんまり書きたくないんだけど、でも、昨日はあの文章を取り上げて、正解だったかなと思っています。


これからも、書店を取り巻く諸々について、「全面的に応援」の立場からいろいろ発言していきたいと思っています。昨日の記事に反応して、初めてのぞいてくださった方がたくさんいらっしゃるかと思いますが、もしも書店問題に関心があるという方がいらっしゃいましたら、ときどきのぞきに来ていただけるとうれしいです。



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