空犬通信

本・本屋好きが、買った本、読んだ本、気になる本・本屋さんを紹介するサイトです。

昨日は酔舎、今日は石井一孝ライヴで、音楽三昧です

昨日は吉っ読の飲み会。めずらしく、というか、このメンバーでは初めてなんですが、吉祥寺のロックバー酔舎に繰り出しました。


こういう店では、何をリクエストするかで、好みはもちろん、年齢・世代もバレますよね。いつもはぼくがいちばん年下だったりするメンツで来ることが多いので、80年代以降のものをリクエストしたりすることってないんですが、今回のメンバーではぼくが最年長。60年代から00年代まで、いろんなのがかかっておもしろかったです。


なにしろ、昨日は、a-haだのジャーニーだのがかかってましたからね(苦笑)。よくお店にあったよなあ……(後でマスターに聞いたら、たまたまコンピレーションに入ってたとのこと)。しかもさ、80年代ものがかかったとき、「このとき、いくつ?」って聞いたら、「……まだ生まれてません」だの「これ、お腹の中で胎教で聴いてました」だの言いやがるやつまで! くー。


もちろん、a-haは「テイク・オン・ミー」、ジャーニーは「オープン・アームズ」。どっちも大嫌いだったんだけど、大音量でかけられると、ついつい一緒に歌っちゃったりして……ああ、歌詞もメロディもすり込まれてる! はずかしすぎます。(好きな方が読んでたら、ごめんなさい。単なる好みの問題なのです。)




で、今日は、目黒にあるBlues Alley Japanで、石井一孝さんのCDデビュー10周年記念コンサートを観てきました。石井一孝、初のジャズ・セット。バックもピアノとパーカッションのみと初めての編成。なかなかおもしろいステージでしたよ。


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新刊書店の新しい試み その2……松丸本舗

さて、「10月23日 松丸本舗 丸の内本店4階にオープン!」の話。サイトのタイトル部分を引くと、このようなもの。

《丸善×松岡正剛=松丸本舗

松岡正剛氏プロデュースの丸の内本店の中の書店、

「松丸本舗」が丸の内本店4階にオープン!》


各メディアでけっこう話題になっていますね。



うち、新文化の記事から、ちょっと引きます。


《丸善丸の内本店4階に共同プロデュースのショップインショップ「松丸本舗」が10月23日にオープンした。売場は65坪で総在庫冊数は5万冊。和・洋書、新本・古本の垣根を越えて、松岡氏が選書。特注棚を独特にレイアウトし、本を横にして積む陳列方法などで松岡氏の世界観を表現した売場になっている。》


この説明だけでもおもしろそうな感じが伝わってきますが、写真を見ると、レイアウトも独自のものになっているようで、強烈に興味を引かれます! 丸善の小城武彦社長の「ネット時代にリアルの書店が何をすべきか、その1つの答えが松丸本舗」という発言も、大げさな感じはしませんよね。うー、早く見にいきたいなあ。


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新刊書店の新しい試み その1……三省堂古書館

連日晴天に恵まれ、神田古本まつり、盛況のようで何よりです。今日も、昼休みに、音速で昼食を片付けて、本を見て回ったんですが、昼休みの1時間ではとうてい見切れません。


今日は神田古本まつり初日にオープンした三省堂古書館をのぞいてみました。場所は、三省堂書店神保町本店、すずらん通り側の入り口、右脇のビル4階です。古本好きなら、神保町古書モールが入っているビルだと言えばわかりますよね。


三省堂古書館

↑ビルの入り口をパチリ。1Fにも特設テント(ワゴン)が出ていました。



名前にある通り、新刊書店の三省堂書店が古書店を出すというので、一部メディアでもニュースになっていましたね。ただ、三省堂書店が自店で古書を売るかたちではなく、1つ上の古書モール同様、複数の古書店が寄り集まったかたちになっているようです。棚も店ごとに分かれていて、「古書うつつ」「ことのは書林」「かぴばら堂」などと、それぞれの棚に店名が表示されています。


見たところ、品揃えは比較的幅広く、値段も相応にというかそれなりにこなれている感じ。棚もきれいだし、商品の状態も良さそう。同じサイズの棚がきれいに並んだ様子は新刊書店のよう。その整然とした感じをいいと思うか、上の古書モールに比べると、雑然とした感じが足りなくておもしろみがないととるかは好みが分かれるところでしょう。


《絶版文庫・SF・ミステリ・映画・演劇等々……神保町「通」にこそ見て欲しい品揃え》とサイトにはありますが、はたしてそのような品揃えになっているかどうか、は、ぜひご自分の目で確かめてみてください。三省堂古書館を訪問される方は、ぜひ1つ上の階の神保町古書モールものぞいて、両方を楽しまれるといいですよ。


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“書店業界ルポコメディ”マンガに、BEX上野登場です

コミック誌を買うなんて、いったいいつ以来のことか……。ひょっとして小学生以来?



スーパージャンプ

吉祥寺と上野での酒席に、遠足に、フリペにと、楽しい集まりやイベントで、最近ご一緒させてもらうことの多い、BOOK EXPRESS ディラ上野店の長谷川さん。彼女が、なんと、マンガに登場するというではないですか。これは買わねばなりますまい。


作者は若狭たけしさん、作品は「本屋さんにききました。」。「ほぼノンフィクション書店業界ルポコメディ!!」なるコピーがついています。書店業界ルポって、そんなジャンルがマンガの世界で成立するんですか……びっくりです。


BOOK EXPRESS ディラ上野店は2回にわたって取り上げられています。長谷川さんがメインで登場するのは、うち後半のほう。タイトルが「第4回:POPを作ろう」ということで、例の文庫大ヒットの件をはじめ、他店の例まで含め、POPとは何か、どうやって作るのかが、おもしろおかしく紹介されています(のだろうと思います、たぶん)。



↑達人曰く「表紙がかっこいい」。同感です。


書店業界に、書店員の仕事に興味のある方なら一読の価値ありです。みなさんが、この1篇だけだからといって、立ち読みで済ませずに、ぜひぼくのように、ちゃんと購入してくださることを祈ります……。


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神田古本まつり、始まりました!

いやあ、昨日の雨天が嘘のような、快晴に恵まれましたね。神田古本まつり、始まりましたよ。


神田古本まつり2009_01神田古本まつり2009_02

↑神保町交差点、青空古本市の様子。



神田古本まつり2009_04

↑岩波ブックセンター脇の青空古本市。



神田古本まつり2009_05

↑神保町交差点から西側、神田古書センターの前あたりから、九段方向を臨みます。ワゴンがずらりの様子を撮りたかったのですが、ご覧の通りの人出で、写ってるのは人ばっかり……。



神田古本まつり2009_06

↑神保町交差点から東側。ワゴンが並ぶところと、人でいっぱいの様子を撮りたかったんですが、なんだかよくわかりませんね。



明日から神田古本まつり、そして神保町ブックフェスティバル

いやあ、今日は寒かった……。明日から神田古本まつりだというのにこの天気。だいじょうぶかなあ……。


    第50回神田古本まつり

    開催期間: 2009年10月27日(火)~ 11月3日(火)

    主催:千代田区・神田古書店連盟

    会場:神田神保町古書店街(靖国通り沿い・千代田区神田神保町交差点他)

週末には、これもありますよ。


    第19回 神保町ブックフェスティバル

    会期:2009年10月31日(土)~11月1日(日)午前10時~午後6時

    主催:東京都書店商業組合千代田支部


↓こんな本も出ています。これをガイドに、古本散策はいかがでしょう。





↑最近出た神保町本たち。



夢野久作、SF、萌え……吉祥寺新刊書店のフェアたち

先日、啓文堂書店吉祥寺店をのぞいたら、新刊フェア台に角川の久作文庫がずらり。


何事かと思って、周りを見てみたら、ほかにも久作関連本が並んでいる。『夢野久作の能世界』だの『夢野久作 方法としての異界』だのが並んでいます! これらも商業ビル内の書店では平台に並びにくい本ですが、よりによって『百魔』まで並んでいたりしますから、びっくり。しかも2冊。いやはや。




フェア台の斜め前あたり、文芸書棚端の柱のところでは、SFフェアが展開中。同店はSFに理解があるというか、好きな担当さんでもいるんでしょうか、『エスクァイア』がSF特集号を出したときも関連本を並べた特集をやってましたね。




探偵にSFに、空犬好みのフェアをいっぺんに目にすることができて、なんだか得した気分です。さて、一方、BOOKSルーエでは、先日紹介したフェア「「萌え」の構造と力」が展開中。フェアのミニポスターができていたので、写真を撮らせてもらいました。こんな感じ。


萌えフェア棚萌えフェアポスター

↑写真ではわかりにくいと思いますが、棚にはコメントが。それにしても、なぜプログレ……。



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横浜古書店めぐりレポ、のはずが……

今日は、一昨日の横浜古書店めぐりについて書こうと思っていたんですが、どこに何があった、どんな店だった、などなど、いろいろメモしてきたのを、せっせと入力したのに、誤って全消去……(涙)。


というわけで、横浜古書店めぐりレポートはやめることにします。ああ、ショック……。


まあ、でも、実をいうと、収穫ゼロだったんですよ。桜木町~関内エリア、野毛から日ノ出町あたりと、伊勢佐木モール~曙町界隈を、半日かけて、足が棒になるほど歩きまくり、店の数だけで言うと、10を超える古書店(そう、このエリア、数は多いんですよ)をのぞいてきたにもかかわらず、です。だから、あんまり報告することもないんですよねえ。



伊勢佐木書林

↑この日回ったなかで、品揃えがいちばんだったのは、こちら。伊勢佐木モールにある伊勢佐木書林。背の高い棚がずらりと並び、上から下まで本がぎっしり。新古っぽい本も多いんですが、映画や探偵、昭和の漫画など、古本らしい古本、かための本もたくさんあり。こういう店でさえ、1冊も本を抜いてこられなかった、というのが、この日の不調ぶりを象徴しています……。



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いざ元町へ……大乱歩展を見てきました

今日は代休をとって、「大乱歩展」に行ってきました。場所は、神奈川近代文学館。港の見える丘公園内にある施設で、最寄り駅はみなとみらい線の元町・中華街。この界隈は久しぶり過ぎてまったく知らないに等しく、なんだか緊張します……。


乱歩展4 看板乱歩展1 文学館

↑看板(左)と文学館外観(右)。ガラス張りの部分はカフェ。港までは見えないものの、公園の緑が見え、なかなか読書向きの場所。展示を見た後、一服しました。



乱歩展2 入り口乱歩展3 掲示

↑文学館入り口と脇に出ているウインドー。講演や朗読のイベントの案内が出ています。


展示は、目新しさや驚きはないけれど、バランスよくまとまっていました。書簡などにもすべてワープロ原稿付き(字は小さいけど)と、解説関係も丁寧。2003年池袋の大規模展とつい比べてしまって、資料の数など、もの足りない点がないわけではないですが、でも、これはこれで、開催場所の規模や雰囲気にあった、落ち着いたいい展示だったのではないかと思います。乱歩者は、多少遠くてもわざわざ出向く価値あり、と言っておきましょう。


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荻窪のささま書店はやっぱりいいなあ

仕事の用事が早めに済んだので、久しぶりに荻窪で途中下車、ささま書店へ。いやあ、ほんと、いつ行ってもいい古本屋さんだなあ。「広くて楽しい古本屋」というコピーそのままのお店。大好きです。


店頭の均一も人気ですが、店内がいいんですよねえ、なんといっても。取り扱いジャンルは幅広いし、品揃えが新古書店のそれとは違ってちゃんと古いものを大事にしているし、商品もちゃんと回転しているし、本のコンディションはいいし、お店の人は感じいいし、値段もこなれているしで、文句のつけようがありません。


品切れ文庫に、特撮に、探偵に……戦利品いろいろありで、ほくほくです。


ほくほく、と言えば、今日は帰り道にうれしい知らせがメールでとびこんできました。書店仲間がらみの吉報です。おうちビールはいろいろな理由で控え気味なんですが、こういうめでたい理由があれば、堂々と飲めますね。お祝いは少し先になりそうなので、今日は独りで勝手に祝い酒です。○くん、おめでとう。よかったなあ。


明日は休日出勤の代休がとれたので、横浜まで出かけて大乱歩展を見てきます。でも、遠いなあ……みなとみらい線なんて、初めて乗るかも。がんばります。めったに行くことのないエリアだから、時間と体力が許せば、新刊書店&古本屋さん巡りもできるといいなあ。




↑今日の道中読書本たち。明日の車中本はこれから横浜っぽいの(?)をセレクトします。


ブックデザインと活字……本周辺の展覧会と、加藤和彦さんのこと

本周辺の展覧会でおもしろそうなのを見つけたので、紹介します。まずはこちら。


    「タイポロジック─文字で遊ぶ、探る、創る展覧会」

    会期:2009年10月16日(金)~12月18日(金)

    時間:10:00~18:00

    入場料:無料

    場所:SPACE NIO(東京・大手町/日本経済新聞社2F)

サイトから内容紹介を引くと、こんな感じ。

《活きている字、活字。15世紀グーテンベルグによる活版印刷の発明から21世紀携帯メールに踊る絵文字まで、人間は数えきれぬほどの文字や書体を生み出してきました。かつては新聞印刷にも使われていた金属活字のデザイン性や味わいが、いまインターネット時代に新たな注目を集めるなか、この展覧会はさまざまな文字作品をとおしてデザインとアートの最前線をめぐる試みです。生まれ、動き、走り、刻む、活字千変万化のパフォーマンスが大手町で始まります。》


これだけだと、抽象的な感じもしますが、まあ、サイトと、あとサイトからダウンロードできるチラシとを見てみてください。本好き、活字好きなら興味を引かれると思いますよ。



↑監修は港千尋さん。なにしろ、この本を出した方、ですから。


もう1つはこれ。


    世界のブックデザイン2008-09

    会期:2009年10月17日(土)~2010年1月24日(日)

    時間:10:00~18:00

    入場料 :無料

    印刷博物館

こちらも、サイトから内容紹介を引きましょう。

《毎年3月のライプツィヒ・ブックフェアで公開される「世界で最も美しい本コンクール」の入選図書とともに、このコンクールの上位入賞の常連である日本、ドイツ、オランダ、スイスにフランス、イギリス、中国を加えた7カ国の優れたデザインの書籍およそ240冊をご紹介します。》


Kindleがどうの、Googleがこうのと、電子書籍・電子出版がらみの話題を目にすることが多いこのごろですが、そんなときだからこそ、活字の美しさ、モノとして本の美しさをたっぷり見せてくれそうな、こうした展覧会は観ておきたいことろ。どちらも入場無料なのもうれしいですね。本好きは全速力でどうぞ。



◆今日のBGM◆


驚きました。「あの素晴しい愛をもう一度」加藤和彦さんが自殺」(10/17朝日新聞)。日本のポピュラー界に残したものの大きさ故、なんでしょうか、朝日新聞の訃報の扱いもいつになく大きめでしたね。


とくにファンだったかというとそういうわけではないのですが、でもやっぱり、↓この1枚があるだけでも、ぼくにとっては特別な存在といっていい方なのでした。


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ルーエ萌えフェア、そして吉祥寺で特撮を語る飲み会

昨日、吉祥寺で酒席があったので、その前にBOOKSルーエに花本氏を訪ねたら、もうすぐおもしろいフェアやりますよー、と話だけ聞いていた、花本@ルーエpresents、題して「「萌え」の構造と力」が始まってましたよ。


空犬通信で紹介するからと棚の写真も撮らせてもらったのに、保存に失敗したのか、なぜかカメラに残っていない……。というわけで、棚の様子は、次回訪問時にあらためて撮らせてもらって、また紹介します。


でも、できれば我が駄文・駄写真など待たずに、ぜひお店を訪ねて、棚を直接見てみてください。萌えイラストが表紙に踊る、いかにもな本もあるにはありますが、もちろんルーエ2Fのフェアがそれだけで終わろうはずもありません。例によって、花本節全開の、妙な(ほめことば)流れとつながりのあるユニークなセレクトになってますよ。


昨晩は、吉っ読会にいつも遊びにきてくれるP社のIさん、同じく吉っ読に遊びに来てくれて意気投合した、別のP社のNさんと、そのお友だち、書店員のKさんの4人で飲みにいってきました。酒席のテーマは「特撮」。


いやあ、楽しかったなあ。いい大人が、集まって、ウルトラがどうの、ライダーがどうの、東宝がどうのって、なんとか星人がどうのって語りまくるのは。全員、すっかり大きなお子さんになってました。出てくる人名も、ムラマツキャップとか、ソガ隊員とか、大伴昌司とか、実相寺とか、岸田森とか、とにかく、その手の人が実在架空問わず、説明抜きで次々に。


特撮限定のはずが、話は広がりに広がって、テレビに映画に本はもちろん、アニメにSFドラマにプロレスに歴史大河ものガンダムに、はては書店論、出版論まで飛び出して、あっと気づけば午前3時半! 8時間以上、ノンストップで話していたことに……。ぼくが今日仕事でなかったら、確実にあのまま夜明かししていたでしょう。いやはや。


当日の話のネタに、と、各自特撮関連グッズを持ち寄ることになっていました。いちばん強烈だったのは、Iさんのなんですが、残念ながら、ものすごすぎて、ちょっとここでは紹介できないもの(ちょっとぐらいの特撮稀覯本やお宝映像なら驚きませんが、本気で驚かされました……Iさん、いつかあれ、公開したいです!)。Nさんは自社の特撮本を持ってきてくれました。ぼくが持ってったのは、これ。




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池袋と新宿で書店回り、そして最後はイカの本

今日は仕事で書店回り。池袋へ。リブロ池袋店は、現在改装中で、雑誌・文庫・児童書のあったあたりなど、一部の売場が閉まっていますが、ビジネス、人文、芸術、語学などのフロアは営業中。


リブロ池袋改装案内

10/29にグランドオープンとのこと。どんなふうになるのか、ちょっと楽しみですね。


続いて、ジュンク堂書店池袋店へ。Kさんに会えたので、しばしおしゃべり。どこもきびしいようで、なかなかいい話は聞けません……。久しぶりだったので、ずいぶん長居してしまいました。


新宿へ移動。紀伊國屋書店新宿本店へ。Nくんを訪ねたら、同僚のYさんを紹介されたんですが、武蔵野エリアにお住まいの方でした。なんという偶然。


2Fの「別冊文藝」フェアへ。Eくんに会えたので、写真を撮らせてもらいました。棚はこんな感じです。


別冊文藝フェア棚1別冊文藝フェア棚3別冊文藝フェア棚2

↑人の流れの絶えない通路で大急ぎで撮ったらぼけぼけ……。好調のようで、すでに売り切れてしまったものも出ているようです。


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四十日、ガールファイト、怪談……旅先で読んだ本たち。

連休は家族旅行に行ってました。道中本は、こんな感じ。


  • 青木淳吾『四十日と四十夜のメルヘン』(新潮文庫)
  • 桜庭一樹『赤×ピンク』(角川文庫)
  • 東雅夫編『文豪てのり怪談』(ポプラ文庫)




きちんと考えないで、最近買った文庫本を適当に鞄に詰め込んででかけてしまったので、まったく、旅っぽくないセレクションになってます。


『四十日』は新潮賞で選考委員の保坂和志さんが、「ピンチョンが現れた」などと絶賛したという作品。保坂さんは、磯崎さんのときもボルヘスを持ち出したりしてました。敬愛する作家だけど、こういう大作家たちへのたとえを安売りするほめ方はあんまり好きじゃないなあ。なので、青木本、気にはなりつつも未読だったのでした。


表題作は、ちょっと説明のしようのない感じの小説だけど、つまらないかというとそんなことはなくて、妙に印象に残ります。で、再読もしたくなる。なんでも、単行本化のときに大幅に手が入れられたそうで、それがさらに、今回の文庫化でも、大胆な改変がされているのだとか。保坂さんの解説を読むと、受賞作と、単行本と、今回の文庫版を読み比べてみたくなっちゃったりするから、困ったものです。





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またしても書店でいたましい事件が……

なんというか、ショックで言葉もありません……。「書店の本棚倒れ姉妹下敷き、妹は重体…札幌」(10/13読売新聞)。こちらには、ニュース報道の動画もあり。


報道によれば、事件があったお店は、ゲームなども扱うお店とのことで、新刊書店ではなく、新古書店でしょうか。地震でもないのに、商品でぎっしり(これも報道によれば、1列に約6千冊の本が入っていたとのこと)の棚が倒れてしまうなんて、転倒防止の対策をまったくしていなかった、ということでしょうか。30数年書店に出入りしていますが、地震以外の理由で棚が倒れたというのは聞いたことがありません。


中学生と小学生の姉妹、そして十代の店員の方がけがをしたとのこと。姉妹は、地元の本好き、マンガ好き、ゲーム好きの女の子たちなんでしょうか。こんな事件がきっかけで、書店が、彼女たちにとって、こわい場所、足を踏み入れたくない場所になってしまうとしたら、ほんと、やりきれません。


ぼくも、娘を連れてしょっちゅう本屋さんや図書館に行きます。児童書コーナーで、本を探したり読んだりしている子どもを独りにして、大人の本棚を見に行ったりすることもあります。もちろん、ぼくらがふだん行くような、公共図書館や、新刊書店で、転倒防止対策をしていないようなところはないとは思いますが、それでも、書店好きを不安にさせるに十分なニュースです。


書店がらみの事件は、それも、子どもや若い人が被害に遭うような事件は、ほんとに読みたくないです。本屋は楽しい場所であってほしいのですよ。


けがをされたみなさん、とくに、意識不明の重体だという小学生の女の子の無事を祈らずにはいられません。元気になって、また本屋さんに来られるといいね。


紀伊國屋フェア、そしてKindle日本発売

先日紹介した、紀伊國屋書店新宿本店2Fで開催中のフェア「文藝別冊・道の手帖バックナンバー&関連書籍百冊」をのぞいてきました。


別冊文藝フェア

ほとんと全部が面陳になっているんですが、いやあ、これだけ並ぶと圧巻ですね。文藝別冊は、気になるものは買っちゃってたり、読んじゃってたりするし、関連書籍も同様で、今日は残念ながら、1冊も買えず。テイストの近いセレクトはこういう悩みがあるんですよねえ。



文藝別冊フェア

↑無料配布の冊子はこちら。まだ店頭にありますよ。


ところで。フェアの話とはまったく関係ないのですが、先日、新聞やWebで取り上げられたこのニュース、目にした方も多いでしょう。



《これまで米国内で販売していた電子書籍リーダー「Kindle」を、10月19日から日本を含む世界100カ国以上で販売すると発表。》というもの(新文化より)。


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老人と宇宙(そら)、鯉沼家の悲劇

雨降りの一日でしたね。通勤道中本(左)と寝る前本(右)です。




今日は、ほんとなら、遠足仲間たちと、秋の遠足に行ってるはずだったんですが、当方の体調により中止。そしたら、この天気。台風ですか。いやはや。


で、代わりに、ということでもないですが、一緒におでかけのはずだった遠足仲間のEくん、Nくん、Yさんらと、吉祥寺で一杯やってきました。


ぼくは友人の少ない人生を送ってきたので(今もそう)、こうして、ずいぶん年の離れた相手と、本のこと、書店のこと、最近買った本、最近読んだ本、お気に入りの作家、よそのお店のフェア、これから予定しているフェアの話などなどを、お酒を片手にだらだらとできるのは、ほんと、幸せなことだなあ、とあらためて思わずにはいられないのですよ。


東京散歩、てのひら怪談……今日買った本たち。

会社帰り、BOOKSルーエに花本氏を訪ね、いつもの文庫買い出し。こちらの顔を見るなり、「空犬さんならぜったい買う本があるよ」とくる。「どんぴしゃすぎて、もう買ってるかもしれない」とも。こう言われると買わないわけにはいきませんよねえ。彼のいう「ぜったい本」はこれでした。


  • 鈴木伸子『大人の東京散歩 「昭和」を探して』(河出文庫)



「東京」で「散歩」で「昭和」……おお、まさに空犬本だ。東京本、とくに文庫の東京本が好きなのはこのblogにも何度か書いている通り。中身も見ずに即買いです。もう1点は、POPに惹かれて手に取ったこちら。




出たときから気にはなってたんだけど、目次を見たら、抄録が多いので、ちょっと遠慮してたんだけど、これはこれでおもしろそう。メンツもいいしね。知ってる作家・知ってる作品をぱらぱらやってみると、抄録のページも、なるほど、なかなか切り取り方がよくて、見開きで十分に読ませるかたちになっている。アンソロジスト、東雅夫氏の本領発揮といったところでしょうか。good。


100人に及ぶ収録作家、目次にはすごいメンバーが並んでいます。ぱらぱら見るかぎり、収録作もバラエティに富んでいて、どれもよさそうですが、なかでも賢治の収録作のインパクトはすごいですよ。ルーエ店頭で、POPを、そして現物を見てみてくださいな。

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新刊書店のこといろいろ2

昨日は、個々の書店の話でしたが、今日はちょっと大きな話。しばらく前のものも含め、書店業界に関わるニュースをいくつかピックアップしてみます。


最近メディアを騒がせることの多いのは、なんといっても大日本印刷(DNP)・丸善・ジュンク堂書店関連。うち、ジュンク堂書店がらみのこのニュースには、出版・書店関係者ならびっくりした人が多かったのではないでしょうか。



経営破綻してしまった店・チェーン、または破綻までいかなくとも苦しい状況にある店・チェーンに、別の書店が手をさしのべたり、というケースはこれまでもありました。今年も、明林堂書店・宮脇書店のケースがありましたね。でも、文教堂のような大規模な展開をしている書店グループの筆頭株主に、いくら大きいとは言え、別の大型書店がなるといったケースは、書店業界にこれまで例があったんでしょうか。いやあ、びっくりしました。


同記事によれば、《ジュンク堂書店は文教堂GHDを持分適用会社とし》、両社は《販売面や店舗開発、人材育成など業務面でも連携を図るため、今後協議を進める》のだそうです。さらに、《文教堂GHDはジュンク堂書店の親会社である大日本印刷グループとも協力関係に関する協議を開始するとしているが、「現時点では何も決まっていない」とコメント》とのこと。


10年ほど前までは、「関西の本屋さん」という感じだったジュンク堂書店も、今や関東圏はもちろん、東北に中部に四国にと、エリアを広げ、名実ともにナショナルチェーンといっていい存在になっています。ぼくはこのblogで何度も書いているように、ジュンクの「本の森」みたいな店の感じが大好きなので、いろんなところにお店ができること自体はうれしい気もするんですが、一方で、あまり急な出店、店舗数・エリア拡大にはちょっと不安な感じも覚えます……。


と思っていたところに、またまたものすごい規模の出店関連ニュースが……。


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中秋の名月、そして新刊書店のこといろいろ1

帰り道、月がとてもきれいだなあと思ったら、今日は中秋の名月だったんですね。帰宅してから娘と一緒にベランダからしばし月を眺めます。


中秋の名月

↑望遠も三脚もなしで夜空をなどと考えるのが無謀なんですが……一応こんな感じに。ボケボケでそれなりに幻想的?



半分仕事みたいな用事で表参道へ。帰りに、青山ブックセンターリブロ渋谷店、啓文堂書店渋谷店を回ってきました。


リブロでは吉っ読仲間のAさんがいたのでしばらくおしゃべり。ちょうどこの日は吉田修一さんのサイン会。整理券はすでに予定数がはけてしまったそうで、たくさんの人が並んでました。さすが、人気作家は違います。特設コーナーや別室ではなくて、営業時間中に店内で行われているサイン会にぶつかるのは久しぶりのこと。やっぱり、サイン会はこういうスタイルがいいですよね。



↑吉田修一さんの新刊たち。めずらしく2社合同のサイン会とのことでした。


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探偵小説のシリーズものとアンソロジー

探偵小説ネタが続きます。


  • 角田喜久雄 『角田喜久雄探偵小説選 論創ミステリ叢書 41』(論創社)
  • ミステリー文学資料館『探偵小説の風景 トラフィック・コレクション』上下(光文社文庫)



論創ミステリ叢書、驚くべきことに第5期に突入ですよ。いったいいつまで続くんだ。うれしいやら、棚の場所がなくて困るやら。これ、以前にも書いたんですが、中身はいいのに、判型がなあ、中途半端な妙なサイズなんですよねえ。棚の収まりが悪いったらない。ちょっとぐらい字が小さくてもいいから、これが小B6判とかだったらなあ、50冊とかでもぜんぜんオッケーなのに……。って、好みで勝手なこと書いてますが、やはりこの縦横のバランスの悪い版面・判型は、ちょっとみっともないと思うのですよ。残念。でも、買ってるけど。


光文社文庫も探偵もの、よくネタが尽きないものだと感心です。戦前探偵小説のアンソロジー、それも副題にあるような、車・列車・船舶などがテーマのアンソロジー。驚きはないですが、こういうテーマ設定とバランスがいいアンソロジーは、やはりいいものです。作家で1冊はしんどいようなマイナーポエットの作も楽しめますしね。


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明智小五郎読本

乱歩関連ニュースです。よくおじゃましているサイト「探偵小説三昧」でその存在を知っただけ、まだ実物を確認していないんですが、ものすごい本が出たようです。


  • 住田忠久『明智小五郎読本』(長崎出版)



これ、上のAmazonのページだけでなく、どこにもくわしい情報が、それこそ、書影も目次も内容紹介文も何もない、見事にないですね。なにしろ、版元のサイトにもない(苦笑)。これだけの高額本、置いているのは大型書店だけだろうし、中身さえきちんとわかれば、ネットで買おうという人だってそれなりにいるだろうに、ずいぶんミステリアス(違うか;苦笑)な売り方です。


版元の長崎出版は神保町で四半世紀もやってらっしゃるところなのに、ぜんぜん知りませんでした。


1人の作家のフィクションの一登場人物に、これだけのボリューム(なんと1000頁弱なんだそうです!)を割くこのかたち、しかも探偵小説関連、はて、どこかで似たようなのを、と思ったら、「創元推理倶楽部秋田文化会」名義の『定本・金田一耕助の世界』にちょっと通じるものが。こちらは、資料編・投稿編合わせて800頁を超える大冊で、学校で作る文集みたいな作りなのに、古本でけっこうしたもんなあ。




↑明智小五郎本ではこれがありますが、これとは、中身もノリもボリュームもずいぶん違うのでしょう。




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東宝特撮映画DVDコレクション、とうとう創刊です

買った本を忘れて、また同じ本を買ってしまう……それなりの量を買う本好きなら、この手の失敗はよく(かどうかはともかく)やってますよね。


今日、紀伊國屋書店新宿本店で文庫を物色中のこと。飲み仲間のYさんがいたのでしばし立ち話、ついでに「……を探してるんだけど」と相談したら、「それ、買ってましたよね」って。すごいなあ、本人が忘れてるのに、売ったお店の人が覚えてるなんて(笑)。初めての経験です。こうして危ないところで重ね買いは防がれたのでした。持つべきものはなんとやら、を実感。ちょっと違うか。


今日の買いものはなんといってもこれ。情報をくれたEくんのところで買おうとずっと我慢していたのですよ。



1号は、もちろん、昭和29年作の、初代『ゴジラ』。単品DVD持ってるのに買ってしまった。詳細はこちら。いやあ、うれしいなあ、これ。これで990円なんてなあ。2号と一緒に保存用のバインダーも発売になるようだけど、きっと買うなあ。これはもう全買い、決定かなあ。ちなみに、2号は10/13発売、2号から通常価格で1990円(これでも安い)。作品は、昭和39年作の『モスラ対ゴジラ』です。


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