空犬通信

本・本屋好きが、買った本、読んだ本、気になる本・本屋さんを紹介するサイトです。

しばし、お別れを……

今日は残念な報告です。


仕事に関わるトラブルを引きずっていて、このところめげめげであることは、先日来、このブログにたびたび書いてきた通りです。その後、事態は、解決をみるどころか、ますます深刻なことになってしまいました。さすがにこれだけ本業が大変なことになると、この非常時に、いくら私的なブログとはいえ、こんなところで駄文を書いている場合ではなかろう、と思われてきましたし、なにより、これまでと同じ気分で書き続けること自体が、精神的に相当負担になってきました。


本と書店を応援するために始めたのが、このブログです。そして、宣言にも書いた通り、基本的には、楽しいことだけを書きたいのです。これ以上、仕事のもやもやを持ち込みながら続けるのは本意ではありません。そのようなわけで、思い切って、当ブログの更新を、しばらくお休みすることにしました。


すべてが解決し、気分的にも仕事的にも落ち着いたあかつきには、また与太話を披露しに戻ってくるつもりです。桜が咲く頃にはまた楽しい話ができる気分や状況になっているといいのですが……。


これまで、コメントやメールであたたかい励ましの言葉をくださったみなさん、ほんとうにありがとうございました。あらためて感謝感謝です。しばしのお別れですが、このブログで、またみなさんのブログで、これまでのように楽しく情報のやりとりができる日を、一日でも早く迎えられるよう、がんばってきます。それでは、また近いうちに(「近い」かどうか、よくわかりませんが……)。


最近買った本たち。



最近読んだ本たち。


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心をノックする小説……私を離さないで

もうずいぶん前に読了していて、そのうちに紹介を、と思いつつ、どのように紹介しても陳腐になってしまいそうな気がして紹介できずにいました。


  • カズオ・イシグロ『わたしを離さないで』(早川書房)


古川日出男の帯コメントに

《心をノックする小説とはこういうのを言うんだ。/そして魂をノックアウトするのは。》

とありましたが、まさに魂が静かにノックアウトされた感じです。


描かれている背景は実は異様なものですが、語り口は非常に静かです。その静かさは、冒頭から最後まで保たれ、別に途中に大事件がはさまれるわけでも、最後に大きなどんでん返しが用意されているわけでもありません。結果として多くの人の死が描かれますが、派手な流血騒ぎも暴力も描かれることはありません。その意味では地味な小説、なのかもしれません。それなのに、というべきか、だからこそ、というべきか、とにかく、沁みるように心に重く残る小説です。


例によって、あらすじ紹介はしませんが、本物の小説を堪能したい小説読みには、自信を持っておすすめしたいと思います。


ところで、

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にわかアクアリストの誕生……おさかな萌えの日々

やや気分的に落ち着いてきたものの、まだまだ復調しきれない空犬です。娘とお酒と音楽と本とに救われながらかろうじて息をしているような日々を送っています。そんな我がブルー&グレイな日々にあって、ほかにも大いに癒し効果を発揮してくれているものがいます。それが、おさかなたち、なんです。


昨年、金魚を飼い始めたことはこのブログでも報告した通り。その後、詳細は省きますが、いろいろあって、金魚を飼う、という初期目的から関心や興味がどんどん逸脱、脱線していき、いつのまにかコリドラスを中心とした熱帯魚水槽ができあがっていました。いまでは、コリドラス、ヌマエビ、ネオンテトラらが仲良くくらしています。


水槽立ち上げは昨年12月。アクアリストとしては筋金入りの初心者です。わずかふた月ほどの間には、不慮の事故でおなくなりの子たちもすでに数匹いたりして、ほんと、いろいろあったのですが、ようやく水槽も落ち着いてきたようで、もう少しおさかなを増やしたいと思っていたのです。ちょうど、松坂屋銀座店の屋上にナイスな熱帯魚ショップを少し前に見つけたばかり。ならば、というので、この連休、ちょうど1人の時間ができたので、銀ぶら&おさかなを買いに行ってきました。


銀座歩行者天国

親切な店員さんを質問攻めにして、我が家の水槽のどこをどう改善すればいいか、コリドラスを上手に飼うにはどうしたらいいか、たくさんアドバイスをいただきました。そして、お店に来て数か月になるという丈夫で病気などの問題のなさそうな子を選んでもらったのです。2尾求めたのですが、うちひとりがこの子です。


コリドラスジュリー

どうですか、これ。かわいいでしょう。コリドラス・ベレンジュリー、というのだそうです。ジュリーというのはこういうこまかい水玉模様のある種類のようで、ベレンというのはブラジルの地名なんだそうです(すべて店員さんの受け売りです)。かわいいなあ。いまは、この子を含めて3尾のコリドラスがいます。我が家の水槽だと10匹ぐらいまでだいじょうぶなんだそうで、少しずつ増やしていきたいなあと画策中です。しばらくは、銀座松坂屋通いが続きそうです。


それにしても、ほんと、おさかなっていいですね。どれだけ眺めていても飽きません。毎晩めげめげで帰ってくると、まずは娘にいやされ、そして姫が寝てからは彼らにいやされてます。犬や猫と違って、感情を表さない動物のどこがいいのか、などと言う人もいるようですが、そういう方は熱帯魚ショップで、水族館でおさかなたちをじっくり眺めていただきたいものです。ほんとにいいんですから、これが。


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子どもの古本とこわすぎる乱歩シリーズ

先日紹介したこの本、いやあおもしろいなあ。好きだなあ、このノリ。


  • 北原尚彦『発掘! 子どもの古本』(ちくま文庫)


ポプラ社の児童探偵物だの、学研や小学館の図鑑だのを取り上げて、やれ格安本を見つけたの、箱欠けだったの、驚きの中身だったの、って、なんだかうれしそうに書かれているのです。ノリの合わない人には、いい大人がなにしとんねん!って怒りの関西人化しそうな感じなのかもしれませんが、好きな人にはたまりません。古本にかぎらず、映画だの本だの音楽だのを、そのジャンルをこよなく愛している人が、好き好き好き、楽しい楽しい楽しい、って、ただそれだけの感情に突き動かされて書いてるこういう本ってけっこう好みなんです。


この本、のっけから、乱歩の少年探偵シリーズ、ホームズシリーズ、ルパンシリーズの話ですよ。昭和30年代~50年代ぐらいに小学生時代を過ごした本好きの少年(少女)で、このいずれにもふれたことのない人っているだろうか、っていうぐらい、当時の(とくに)男の子読書のマストアイテムですよね。


乱歩といえばポプラ社のシリーズ。ぼくもこのシリーズで小学校3~4年生のときに全巻読破しています。いまのぼくの読書傾向を決めた、我が読書歴のなかでも最重要アイテムの1つです。ところが、この本で取り上げられている乱歩は、同じ少年向け乱歩でも、ポプラ版ではなく、講談社のリライト版6巻シリーズ。子ども時代には読んだことなかったシリーズですが、長じて古本道に手を染めてからゲットしたのが2冊手元にあります。こんな表紙です。


乱歩講談社

ね、こわいでしょう。今、児童向けの探偵物、というかミステリでこんな装丁案だしたら、確実に却下ですよね。こわいもん、これ、今の大人の目で見ても。きゃー。


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サンシャインシティ大古本まつり、まもなくです

先日、池袋西武の古本市を紹介しましたが、東京池袋で春の古本市といえば、これもありました。目録が送られてきたので紹介します。


    第16回サンシャインシティ大古本まつり

    2007年2月20日(火)~27日(火)

    池袋サンシャインシティワールドインポートマート4F

大古本まつり

このサンシャインシティのは“大”古本まつりの名にふさわしく、毎回、出店数も商品数も多いので、楽しみな古本市の1つです。中古CD・レコードまつりが併催なのも音楽好きにはうれしいですね。


同じ池袋ってことで、西武のももう一度あげておきます。


    西武池袋本店「春の古本まつり」

    2007年2月14日(水)~20日(火)

    西武池袋本店イルムス館2F西武ギャラリー

春の古本まつり

一度に済ませようと思うと20日しかないし、それだと西武が最終日で、しかも2つかけもちは時間がきびしい。上にも書きましたが、サンシャインシティは広くて多いから、時間をかけたいですからね。となると、やはり二度、別々に池袋に足を運ばねばならんのであるなあ。……というわけで、古本者のみなさん、2月は池袋に全速力でレッツゴーです。


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モンスター、SF、ヴォネガット……最近買った本たち。

気分がブルーなのをいいことに、ますます趣味に走る空犬です。今日はこんなDVDを買ってしまいました。


  • 『モンスター・パニック』(監督:バーバラ・ピータース)


どうですか、このジャケ。醜悪なモンスターにいままさに襲われそうようとする半裸の女性……怪獣好きの妄想をそのまま絵にしたらこうなりました、という感じ、ボンクラな発想丸出しです。よくモンスター関連の本などでこのポスターが取り上げられている、その筋では有名な図版です。ぼくも気にはなりつつ未見だったので、今日店頭で出会ったのを機にえいやと購入。製作はロジャー・コーマンで、ジャケがこれですから、内容は紹介するまでもないでしょう。このモンスター、醜悪なだけでなく、相当凶悪でもあるようです。


ところで、今日も書店回りをしてたんですが、実はその途中で、このDVDを含む荷物を置き忘れてしまったんです! 幸い、無事に取り戻せたんですが、あやういところでした。だって、紛失物を届ける羽目になったら大変です。「あのー、すみません」「なんですか」「買ったばかりの荷物を落としたんですが」「何を買われました?」「DVDです」「中身は?」「『モンスター・パニック』です」「……モンスター、ですか……で、見た目はどんな品物ですか」「……ええと、そのなんていうか、半裸の女性がモンスターに襲われているジャケです」「……」なんて会話を、インフォメーションの女性とやりとりすることになっていたらと思うとぞっとします。ああ、よかった、見つかって。


長い前置きですが、最近買った本たちはこんな感じ。


  • 聖咲奇『フラッシュ・ゴードンの思春記 50年代・60年代超現実映画史』(朝日ソノラマ)
  • ブライアン・アッシュ『SF百科図鑑』(サンリオ)
  • Kurt Vonnegut『A Man Without A Country』(Random House)


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本のとびら05号、配布がはじまりました

昨年の日記でも紹介した「本のとびら」(読売新聞社)の04号を紹介しなくては、と思っていたら、もう05号の配布が始まってしまいました。これまでの特集が、書店の品揃えや装丁など、なかなかいい感じだったのに、今回は特集は「ミステリーブックフェア2007特集号」と、ちょっとふつうの感じになってしまいました。


本のとびら05

このフリペ、大手新聞社らしからぬ作りで、前回の記事でも「少ない分量のなかに、本好き・書店好き・出版好きが興味を持ちそうな話題がバランスよく盛り込まれている」などとほめたんですが、今回は、大沢在昌と眞鍋かをりの対談、それに、各社のミステリー担当編集者が紹介する自社のおすすめ本で、特集というか紙面がほとんど費やされていて、残念ながら、ユニークな連載や書評などはほぼ割愛されています。


ちなみに、04号は、「装幀で物語の魅力をどう表現するか」と空犬好みの特集でした。


本のとびら04

しかもうれしいことに、「本屋さんに聞きました」コーナーに、なんと、当ブログにたびたび登場の東京吉祥寺の書店ブックスルーエが紹介されているではありませんか!


本のとびら04ルーエ

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書店はワンダーランド、であってほしい

あいかわらずの空犬です。


まだ例のトラブルは解決せず、激務の日々も続いているのですが、後者が少し落ち着いてきたので、先週あたりから仕事の合間をぬうようにして、新刊案内のための書店回りをしています。


ぼくの場合、営業が本職ではないので、ローラーで回るようなことはもちろんなく、地理的に回れる範囲の主な書店さん、とくに、このブログにもたびたび店名が登場しているような、懇意の担当の方のいる書店さんを回るだけですから、半分は楽しみのようなもの、見本やチラシを持って歩き回るのは大変ですが、気分的にはとてもラクな仕事です。


何もないときでも、こうして知り合いの書店の方と交流できるのは楽しいものですが、今はなにしろこういう状況なので、書店のみなさんとのなにげないおしゃべりや情報交換が、いつも以上に癒し効果を発揮、気分的に助けられまくっています。なかには、このブログをお読みくださっている方もいて、「だいじょうぶですか?」などと声をかけてくれる方までいたりして……(涙)。持つべきはなんとやら、ではないですが、外では懇意の書店員さんに助けられ、そして、帰れば、このブログにあったかいコメントをお寄せくださった常連のみなさんに助けられ、娘の手紙に泣かされ(パパが元気ないと知って、絵入りの手紙を書いてくれるのです。「げんき?」しか書いてないのですが、4文字が百万言に値することは言うまでもありません)、そんな感じの毎日です。ほんと、感謝感謝です。


さて、そんなふうに、久しぶりにいろんな書店さんで楽しい話ができた、という楽しい報告だけで終われればいいのですが、今日は少し残念な報告もあるのです。街やお店の名は伏せますが、知り合いの書店員さんが、なんと、お店のなかでトラブルに巻き込まれたというのです。


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特撮推理? 笑う怪獣?……今日買った本。

絶不調の自分を鼓舞するため、ではぜんぜんないのですが、久々に1日2本目です。


ミステリはあんまり読まない、とたびたび書いているせいでしょうか、よっしゃ、ならばこの書名にしておけば、とりあえず買うだろう、と、どなたかが考えたはずはもちろんないんですが、とにかく、こんな空犬的な新刊文庫が出てました。


  • 西澤保彦『笑う怪獣 ミステリ劇場』(新潮文庫)

帯を見ると、《怪獣、宇宙人、改造人間、密室、誘拐、連続殺人。/俺たちゃ一体どうすりゃいいの!》とあり、カバー裏の内容紹介を見ると、「本格特撮推理小説」などとあります。「笑う怪獣」って……「特撮推理」って……。秘宝系の編集者か誰かにそそのかされたんでしょうか。それとも、この作家ご本人が、中学生マインドにあふれる方なんでしょうか。とにかく、このタイトルではぼくが買わないわけにはいかないでしょう。しかし、冷静に考えて、このタイトルに、というか、このタイトルのみにひかれて本書を買っているぼくは、もう趣味や精神が中学生レベル、どころではなく、本物の中学生男子なのかもしれません。我ながら、バカ過ぎ……。


非ミステリ者ゆえよく知りませんが、この方、『麦酒の家の冒険』(講談社文庫)なんてのを過去に書いてるんですよね。怪獣、ビール……意外に、趣味が合う人、なのかも。この本に出てくるビールは内容紹介によれば空犬愛飲の「ヱビス」の「ロング缶」だそうだし。



BRUTUS、ロック詞、デザイン……最近買った本たち。

最近の購入本から、音楽関係の雑誌をいくつか紹介します。




『ブルータス』、特集テーマはこちらの興味にひっかかるものも多くて、昔はけっこう好きな雑誌だったんですが、小さい字でごちゃごちゃと情報が詰め込まれてる感じ、特に、途中の横向きに組まれたページのぎっしり感が最近は苦手で、本や音楽の特集のときは一応買いはするものの、なんだか、ちっとも読めません(泣)。


各界のいろんな人が、ベストアルバム4枚をあげて、自分の音楽の趣味を披露しているのですが、BRUTUS的な人選ゆえか、あんまり興味が重なる人がいないのでさびしいです。


そんななか、昨年から映画に小説にと本ブログでプッシュしまくりの西川美和さんの音楽の趣味が、当方のそれと大きく重なっているのを発見できたのがすごくうれしかったです。なにしろ、この方の4枚、カーティス・メイフィールド、チャーリー・クリスチャン、アル・グリーン、ジェームズ・ブラウンですよ! まったく驚きました。ソウルの人気どころ3人はともかく、チャーリー・クリスチャンをベスト4に挙げる女性なんて見たことも聞いたこともありません。中央線沿線の音楽が聴ける店で、お酒を飲みながら音楽談義などすると大変楽しそうな方に思われます。空犬通信的にはますます応援したくなった次第です。


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松坂屋の古書市、それに銀座の話を少し

1/14の日記で紹介した松坂屋銀座店の古本市、「古書籍・書画幅大即売会」を、先日のぞいてきました。


松坂屋古書市

書画のたぐいがたくさんあって、会場の割に本の量はあまり多くないので、短時間でざっと見るにはちょうどいい規模です。掘り出しというほどの釣果はなかったのですが、とりあえずこんなものを拾いました。


全集+怪獣

『龍胆寺雄全集』はそろいでもさほど高価な全集ではないのですが、最初にバラで買ってしまったのが運の尽き、結局全部欲しくなって、古本で見つけるたびにせっせと買い集めることに。この日の収穫で、とうとう、あと1冊になりました(ちなみに、全12巻)。右のは……って、いつものだから説明不要ですね。別に「怪獣」とあったら、全部買ってるわけではないんですが、つい。


買わなかった本では、ポラン書房の棚に、スペイン語の古書が並んでいるのが目をひきました。ひと昔前の、児童書上製本の古書。いい具合に古びて雰囲気のある本たちが、みな数百円。なかに、ロケットがいさましく飛び立つ様を書いたSFチックなカバーイラストのものがあって、手に取ると、Julio Verne『De la Terra a la Luna』とあります。フリオ・ベルネ、つまり、ジュール・ヴェルヌ。作品は『月世界旅行』ですね。まさか、銀座のデパートで、ヴェルヌのスペイン語版全集の端本を目にすることになるとは。こういう意外な出会いも古本市の楽しみの1つでしょう。かなり心引かれましたが、読まない・読めない本は増やさない、ということであきらめました。315円の本を手にうんうん悩むのもどうかと思いましたが。


ところで、わたくし、銀座という街はけっこう好きなんです。


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Wアンノ……のダンナさんに遭遇

なおも苦境から脱出できずにいる空犬です……。気分的にはとても楽しい文章を書ける状態ではないのですが、えーい、無理無理にでも書いてしまいます。


職場が神保町なもので、街をうろうろしていると、物書きの方をよく見かけます。鹿島茂さん、坪内祐三さん、岡崎武志さん、逢坂剛さんあたりはもう何度もって感じで慣れてしまいましたが、ほかにもいろんな方を見かけてます。先日は、京極夏彦さんを見かけましたが、服がいつもの感じではなかったので(着流しに黒手袋で歩いてたら目立ちますよねえ)、もしかしたら激似の別人だったのかも。もちろん、こちらが顔を知っているのは、物書きとして名前を知っている方のうちごく一部ですから、知らずにすれちがっている人はけっこうたくさんいるんでしょうね。


先週も、物書き、ではないですが、まあ近い分野の人で、庵野監督を見かけました。庵野監督、といえば、世間的にはまずエヴァの人なんでしょうが、アニメを観ない空犬にはそういう関心はほとんどありません。空犬的には庵野監督といえば、なんといってもこれです。


  • 安野モヨコ『監督不行届』(祥伝社)


これ、めちゃくちゃおもしろいです。ふだんコミックなど読まないぼくが、読了後、あんまりおもしろいかったのですぐ再読、さらに再々読で、3回も続けて読んでしまいました。


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