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空犬通信

本・本屋好きが、買った本、読んだ本、気になる本・本屋さんを紹介するサイトです。

牛頭、獣人、座頭、妖刀……今日観た映画たち。

映画がらみの記事が多すぎるかなあと反省したばかりなのに、またまた映画ネタです。この週末は独りの時間ができたので(パパ抜き家族旅行でお留守番だったものですから……)、ならばと、映画漬けで過ごしました。先日の日記で紹介した渋谷のシネマヴェーラに足を運び、特集「妄執、異形の人々 Mondo Cinemaverique」から4本を観てきたのです。あいかわらず下手な写真ですみませんが、チラシを挙げておきます。


妄執、異形の人々

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光文社古典新訳文庫を買ってみた

すでに新聞などでも紹介され、先日は全5広告なども出ていましたが、光文社文庫の新しいシリーズ、「光文社古典新訳文庫」の創刊ラインナップ8点が書店に並び始めましたね。望月通陽のイラストと落ち着いた装丁で、書店でずらりと平積みで並んだところを見るかぎり、なかなかいい感じです。


創刊ラインナップについては、光文社Amazon.co.jpのサイトをご覧ください。このうち、ぼくは早速、ロダーリ『猫とともに去りぬ』を購入しました。冒頭数ページで、いきなりおじいさんが猫になってしまうなど、全編奇想炸裂のお話で楽しみです。


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足穂、花森、ニューシネマ……今日買った本たち。

  • 稲垣足穂『東京遁走曲』(昭森社)
  • 酒井寛『花森安治の仕事』(朝日文庫)
  • 田山力哉『アメリカン・ニューシネマ名作全史』(教養文庫)


今日は久しぶりに荻窪のささま書店に行ってきました。ここは店頭の均一コーナーの充実で人気の店ですが、店内の質の高さも見逃せません。ジャンルのバランスもよく、値段もとても良心的。入り口を入ってすぐ右の文庫コーナーは、新古本屋とちがって、少し前のものが中心、絶版・品切れも充実です。なのに、相場よりも安い。


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エリセ監督来日、そしてまもなくスペイン映画祭

最近、映画がらみの記事が多くて、本と書店を応援する主旨のサイトとしては我ながらどうかと思うのだが、こういうめずらしいことがあるとやはり紹介せねばならない。朝日新聞で2日続けてスペイン映画関連の記事が目に付いた。1つは9月5日付け夕刊の文化欄「ビクトル・エリセ監督 「溝口作品、人生を凌駕」新作は映像の往復書簡」なるもの。これは、先日東京で開かれた溝口健二監督のシンポジウム(「溝口健二国際シンポジウム開かれる 没後50年記念」参照)出席のために来日したエリセ監督が溝口や新作(!)について語った内容をまとめたもの。


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懐中時計、漫画編集者……今日買った本たち。

  • 『甦る古の時計』創刊号(アシェット・コレクションズ・ジャパン)
  • 塩山芳明『出版業界最底辺日記 エロ漫画編集者「嫌われ者の記」』(ちくま文庫)

古の時計表紙

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巖谷大四さんが亡くなりました

巖谷大四さんが亡くなりました。「文芸評論家の巖谷大四さん死去」(朝日新聞)。


巖谷小波の息子さんであること、また、お名前がいかにもひと昔前の感じのいかめしいものであること、などから、勝手に「昔の人」のイメージでいたもので、大変失礼ながらご存命であったとは知らず、その意味でこの訃報には逆に驚かされました。


ペンネームの話、作家と酒、食道楽、作家とペット、文士の癖などなど、文壇のおもしろエピソードが読みやすくまとまった『文壇ものしり帖』(講談社文庫)は好きな1冊で、たまにぱらぱらと読み返します。でも、著作は軒並み品切れ・絶版ですね。残念なことです。


謹んでご冥福をお祈りします。

原作『strawberry shortcakes』も読んでみた

昨日の日記に感想を記した映画『ストロベリーショートケイクス』の原作、魚喃キリコ『strawberry shortcakes』(祥伝社)を読了。映画の印象が新しいうちにと、感想をまとめた後に一気読みしたので、どうしても頭の中で比較しながらの読書になりました。映画と微妙にテイストの異なるところも目について、おもしろく読めました。



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観た人の発信が前提の試写会っていいかも……ブロガー限定試写会に参加して

さて、先の日記に書いた『ストロベリーショートケイクス』は、ブロガー限定試写会で観てきたもの。ちょっと長くなりますが、ちょっとこの試写会についても書いておきます。


この試写は、マイブログを持っていることが応募条件で、当選者は、映画を観た後に、指定のサイトおよび自分のブログに感想を書き込むことになっています。


ぼく自身は初めての参加で、不勉強ゆえ、こういう試写がどの程度一般的に行われているのかはよくわかりません。でも、発信の意志を持った人のみを集めて小規模で試写を行う、というのはなかなかいいやり方だなあと感心しました。


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試写で『ストロベリーショートケイクス』を観てきました

試写会で映画『ストロベリーショートケイクス』を観てきました。


ストロベリーショートケイクス

監督は『三月のライオン』の矢崎仁司、原作は魚喃キリコ。


キャストは、フリーターの里子に池脇千鶴、OLのちひろに中越典子、デリヘル嬢の秋代に中村優子、過食症のイラストレーターに塔子に岩瀬塔子。男性陣は、加瀬亮、安藤政信ほかとなっています。


大きく分類すれば恋愛ものということになるんでしょうが、べたべたの恋愛ごっこも、難病(ぼくはこれが一番苦手)だのなんだの悲恋もなく、あからさまに感動させよう泣かせようというのもなく、ぼくのような恋愛ものが苦手な特殊映画好きにも楽しめる、印象に残る作品でした。


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書店内古書店の誕生……リブロ・ガレリアで北園本にくらくら

先の日記に少し書きましたが、8/31、池袋のリブロ本店に「リブロ・ガレリア LIBOR GALERIA」なる、新刊書店内古書店が登場しました。店の冊子には、「紙の上の文化」「本と美術の出会い」なるコピーが見えます。


リブロ・ガレリア

場所は、リブロ本店3Fの人文・社会フロアの一角。東京堂書店ふくろう店のふるほん文庫やさん棚のように、店の棚の一部を使った企画棚のようなものではなく、コーナーを区切った独立性の高いスペースになっています。今回は買い物はしませんでしたが、会計も別のようです。

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丸善、八重洲、リブロ、ジュンク……またまた書店巡りをしてきました。

先日の日記に書いた新宿大型書店巡りに引き続き、先週木金、今週月火と、またまた仕事で書店巡りをしてきました。


今回おじゃましたのは、丸善丸の内本店八重洲ブックセンター八重洲本店、池袋のリブロ本店、ジュンク堂書店池袋本店です。


先日の日記にも書いたことですが、本のことをよくわかっている各店の担当のみなさんと話ができるのは、ほんと、仕事を抜きにしても楽しいものです。今回も、進行中の本のことで書店さんの意見を聞きたいことがあって、いろいろヒアリングしてきたのですが、なかにはこちらが思ってもみなかったようなことを鋭い指摘もあったりして、実に得るところ大でした。


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これぞ異形! シネマヴェーラの特集がすごいです

毎回「すごい」の連発で恐縮ですが、渋谷のシネマヴェーラがすごいことになっています。


今回の特集は「妄執、異形の人々 Mondo Cinemaverique」。そう、空犬のキーワード、異形(いぎょう)です。特集タイトルからしてそそるでしょ。館のサイトによれば、このような中身なんだそうです。


《9月2日(土)から9月29日(金)まで第11弾企画として『妄執、異形の人々 -Mondo Cinemaverique- 』と題しまして特集上映を行います。特に山口和彦監督『怪猫トルコ風呂』(ニュープリント)、牧口雄二監督『女獄門帖 引き裂かれた尼僧』などは劇場での上映は久々となります。また、増村保造、市川崑、深作欣二など、監督たちのいつもとは一線を画す作風、船越英二、吉田輝雄、安田道代など隠れた名優たちの迫真の演技を見ることができる、ソフト未発売のものを含む全24本です。タイトルを聞くだけで長い間見ることができなかった名作、怪作の数々を、是非スクリーンで堪能していただきたいと思います。》


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論創社の叢書群がなんだかすごい

論創社がすごい。なんだかすごい。


「論創ミステリ叢書」の第1期が、『平林初之輔探偵小説選I』で始まったとき、これはまた今どきものすごい叢書が始まったものだなあと、本気で驚かされたものだ(ちなみに、この続編のIIが刊行された後、2003年12月7日付け朝日新聞の書評欄で堀江敏幸が2冊まとめて取り上げているのも評者と本の組み合わせが意外で驚かされたが、それは余談)。



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がんばれ学習雑誌&科学と学習

今日9月3日付け朝日新聞に「学習雑誌 存続かけ『絞り込み』 少子化・メディア多様化で部数減」なる記事が載っていました。


小学館学習雑誌学研『科学』『学習』の苦戦と、特集や付録の工夫でわずかに持ち直した経緯が紹介されています。小学校時代に、学習雑誌も「科学と学習」も共に愛読した身としては、こんなふうに記事に書かれるほどに両者が部数を減らしてしまった今の状況はさびしいかぎり。ぜひがんばってほしいものです。



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テレビ東京でイーストウッド特集を観る

先週のテレビ東京の「午後のロードショー」、イーストウッドの特集でしたね。監督作品じゃなくて主演作品の特集です。これ、字幕やノーカットにこだわる人には無縁の番組でしょうが、いいセレクション(先月は、「ハリーハウゼン特集」に「悪女のお誘いスペシャル」と、空犬好みの特集が続いて驚喜でした)だし、未DVD化作品もけっこうあるし、無理無理に2時間に押し込んであるのも、吹き替えなのも、まあ味と言えば味だしで、個人的には、「字幕ノーカット」とは別物の、「吹替短縮版」という独立したジャンル映画、のような位置づけで、けっこう楽しんでいます。


今日は、録画しておいた、ドン・シーゲル監督の『白い肌の異常な夜』を久々に観ました。

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本の処分はいつも頭が痛いのです

今日は古本屋さんに出かけて、本を買い取ってもらってきました。


この日記で申告しているだけでもそれなりの量なんですが、それだけではなく、ほかにもこっそり買っていたりしますから、放っておくと、ただでさえ狭い我が家は増え続ける本、本、本で、日常生活にも支障をきたしかねません。


というわけで、適当にたまったところで本は処分しなくてはならないんですが、これがなかかなか頭の痛い問題です。たとえ自分にとって不要だったり合わなかったりした本でも、誰かが必要としているかもしれない、という気持ちが強いのと、物としての本を大事にしたい気持ちがあるのとで、とても資源ゴミには出せません。


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