FC2ブログ

空犬通信

本・本屋好きが、買った本、読んだ本、気になる本・本屋さんを紹介するサイトです。

神戸・元町の出版社、そして書庫バー……神戸古書店巡り 番外編

さて、先日の記事に、神戸の古書店回りが大変に楽しかったという話を書きました。今回の神戸滞在では、古書店以外のところにも寄ってきましたので、そちらも紹介しておきます。


今回の神戸古書店巡りでツアーガイド役を引き受けてくださったのは、吉祥寺時代からの知り合いで、現在は苦楽堂の社主をつとめる石井伸介さん。書店巡りの合間に、オフィスにおじゃましてきましたよ。(写真は石井さんの許可を得て撮影・掲載しています。)


171123 神戸 苦楽堂 ビル171123 神戸 苦楽堂 プレート

↑苦楽堂は、こちらのビルの中にあります。ビルの名前も外観も、さらにホールに掲示されたプレートも昭和感全開でいい感じですね。


【“神戸・元町の出版社、そして書庫バー……神戸古書店巡り 番外編”の続きを読む】
スポンサーサイト

あの珍書プロデューサーが新レーベル始動?!……パブリブから『デスメタルアフリカ』刊行

いやはや。すごい本をいただいてしまいました。



デスメタルアフリカ書影

ハマザキカクさん(@hamazakikaku)が起こした新レーベル「パブリブ」からの第一弾です。ご覧くださいな、刊行第一弾がこの表紙、そして、このテーマ。すごい迫力、すごい情報量。


ぼくも音楽は相当熱心に聴いてるほうだと自分では思っていましたが、こういう本を見せられてしまうと、(当たり前のことではあるんですが)世の中には知らない音楽がまだまだたくさんあるのだなあ、と、そんな何も言ってないに等しい間抜けな感想しか出てきませんね。それほどの衝撃です。なにしろ、ぱらぱらといくらめくってみても、見たことのあるミュージシャンの写真、アルバムジャケなんて、一枚も出てきませんし、聞いたことのある名前もない。聞いたことない、どころか、どう読むのかさえわからない欧文文字列もあちこちに。当方が知っている情報、「ゼロ」なんですよ、文字通り。160ページほどの並製本ですから、薄手の冊子ぐらいのボリュームなんですが、そのなかに、未知の世界がぎゅっと詰まっている感じです。圧倒されます。


ぼくはこのジャンルはまったくの門外漢で、中身については残念ながら何一つコメントができませんので、ぜひパブリブのサイトをご覧ください。また、ツイッターで「デスメタルアフリカ」や「パブリブ」で検索すると、早くも音楽好きの間で話題になっている様子がよくわかりますよ。


ハマザキカクさんは、本業は、ある出版社の編集者で、そちらの籍はそのままに、今回、版元を立ち上げたわけですから、「ひとり出版社」というか、「副業出版社」というか「兼業出版社」というか。とにかく、新しいかたちですね。本業のほうでも、相当にユニークで、ご本人の趣味性を全面的に開示したとおぼしき本をいくつも出していますが、それなのに、さらに版元を立ち上げてまで自分の愛する音楽の本を出そうというのだから、その情熱は半端ではありません。この徹底ぶりはさすがとしか言いようのないもので、とてもじゃないけど、自分にはつくれないタイプの本だなあと、感銘と刺激とを受けまくっているところです。(中身はさっぱりわからないけど(笑)。)

【“あの珍書プロデューサーが新レーベル始動?!……パブリブから『デスメタルアフリカ』刊行”の続きを読む】

「小さな出版社のおもしろい本」がおもしろい

おもしろいテーマのムックが出ましたね。



小さな出版社の 書影

個人的によく知っているところから、本書で初めてその名を知るところまで、全国の小さな出版社125社とその出版物が紹介されています。これは、いいテーマだなあ。地方出版・小出版関係の本はないわけではないですが、特定の地方にフォーカスしてまとめられた専門的なものが多かったように思います。本書のように、全国の出版社を取り上げ、社とその出版物をカラー写真を使って、一般読者にもその魅力が伝わりやすいよう、わかりやすくまとめたものは、初めてではないでしょうか。単純に、読んでいて楽しいし、さらに、後々、資料としても貴重なものになりそうな気がします。


「8つの小出版社の物語」と題する章では、岩田書院、ミシマ社ら、8社にスポットがあてられています。アルテスパブリッシング、夏葉社も取り上げられています。このほか、どんな社・地方雑誌・リトルプレスが取り上げられているかは、版元の紹介ページに目次があがっていてそちらで見られますので、ご覧ください。


出版社にスポットをあてたつくりですが、「地域に光を当てた良書を読者の元へ 小さな出版社の本を応援する地元書店」、「一度は利用したい素敵な読書空間 美しすぎる地方図書館」、「小さな出版社が手がけるブックカフェ 本と珈琲で心満たされる時間」といった、本にふれる場所に関する記事もあります。


本の世界の魅力を多面的に伝える、いいムックだと思います。本好きのみなさんは、本屋さんの店頭で見かけたら、ぜひ手にとってみてください。


FC2Ad